1月から毎月1泊2日の実習セミナーも4回目、いよいよ佳境に入ってきました。
今回は人工歯配列実習と実際に患者さんに来ていただいて蝋義歯の試適と最終の噛み合わせの確認です。
人工歯配列は今から遥か大昔の学生時代にやって何十年ぶりなので、若い技工士さんに教えられ四苦八苦しながら並べました。こんなに時間がかかっていたのでは患者さんに本当に申し訳ないです。
初日の夕食は21時近くになって東横インの目の前にある「つくね屋」で5人で酒盛りです。酔って鋭く突っ込んだり突っ込まれたり楽しく飲んで風呂にも入らず寝てしまいました。2日目は、実際の患者さんへの蝋義歯試適です。まず松本先生のいつも通りの手際のよいデモのあと、受講生の中から代表者が松本先生の真似をして試適及び最終の噛み合わせの確認をしました。受講生の代表者は一生懸命やったのですがなかなかうまくいかず、それが帰って我々の勉強になりました。
代表者の先生、ありがとうございました。
この総入れ歯は本当に素晴らしい入れ歯です(リンゴの丸かじりが出来ます)が、残念ながら保険では絶対無理なのです。なにしろ技工料だけで保険の入れ歯の何倍もかかりますから。広大の後輩の鎌田先生と「上下総義歯で80万円は頂かないと割に合わないね」と話しました。
さて5月はいよいよ総義歯完成です。楽しみ。
終了時間は16時の予定でしたが大きく遅れて17時過ぎに終わりました。車で近鉄線・新祝園駅まで送ってもらい、時計を見ると発車1分前。必死に走って、私はぎりぎり間に合い、他の受講生は2~3秒の差で間に合わず申し訳なく思いながら手を振って別れました。スマートイコカを持っていたので切符を買わずにはいれたので乗れたのです。スマートイコカって本当に便利です。(これは若い人にとっては当たり前のことなんですけれどね。)