・50代、女性
以前作った義歯が痛くて合わない
金属が見えないぴったり合った義歯を希望
・作製されたミラクルデンチャー
・まず左の3番に合わせます。初めに合わせる所を「キー」と言います。
・次に、右下5番に合わせます。これを「ロック」と言います。ミラクルデンチャーの場合、初めにキーを合わせ、最後にロックを合わせることになります。
・ロックを合わせたところです。
・ミラクルデンチャーを装着しました。金属が見えないので入れ歯とは判りません。
・装着したら、一番大切な噛み合わせの調整をします。噛み合わせがあっていると、少しぐらい適合が甘くても噛めますが、噛み合わせが合っていないといくら適合が合っていても痛くて噛めません。
・次に内面の裏層をします。
義歯はいくら精密に作っても製作過程で誤差が出ます。それを実際の歯肉にぴったり合わせるのが裏層です。やり方はアクリルレジンの粉と液を混ぜてペースト状にして、義歯の内面に盛り付け、口の中に装着して固まるのを待ちます。その後研磨して装着すると、患者さんから「あー、いいです」という言葉がいただけます。
・その後、着脱の練習をして終わります。
・2回目は、ご飯を食べた時の感想を聞いて調整します。
今回はご飯を食べた時の問題は全くなかったのですが、前歯の部分の厚みが気になるとのことで、薄く調整して、よくなったのでこれで様子を見ます。