
完成したミラクルデンチャー
まずキーを合わせます。左上3番目がキーとなります。(初めに合わせる部位がキーと言います)
次にロックを合わせます。(最後に合わせる部位をロックと言います)
この症例ではロックはフックになります。フックは右上4本目と5本目の間を通ります。
ロックを付けたところです。外すときはロックから外します。フックの先端に爪をかけて外します。
装着した状態です。
実際の治療では、一番大事なことは噛み合わせです。装着したところ痛みが無かったので慎重にかみ合わせを調整しました。いくらぴったり合った入れ歯でも、噛み合わせがあっていないと御飯は噛めません、食べられません。
次に内面の検査です。痛みが無くても入れ歯は噛むと少し動きます。歯ぐきの上に乗っかっているので、新しい靴を初めてはいたときに靴ずれを起こすことがあるように、新しい入れ歯は擦れて痛むことがあります。それをできるだけ無くすための検査です。
最後に入れ歯の入れ方、外し方を練習しました。患者さんはほとんど違和感がないようでした。
この方は、午前に装着して、お昼ご飯を食べてきてもらい、午後から調整しましたが全く問題がありませんでした。普通は次の日に来ていただいて、調整することが多いです。