
砂糖に関して、大変興味深い記事がありましたので紹介したいと思います。
むし歯の原因の最大のものは砂糖であることが判っています。 砂糖が無くなればほとんどのむし歯は無くなります。 しかし、以下の記事では、砂糖がむし歯だけでなく、いろんな病気とかかわっていることが書かれています。 WemensHealthからの引用です。
以下引用
砂糖と決別しようとしたものの、お菓子の山を目の前に「少しだけ」と言いながら、たらふく食べてしまったことがあるなら、いま一度、摂取量を見直して。自覚がなくても、実は砂糖中毒になっていることもある。
歯医者に行くのを何年も先送りにしていたり、家の至る所にチョコレートの包み紙があったり、オフィスの焼き菓子コンテストを企画して自分が食べる口実にしていたり、3時のおやつを買うためだけに小銭を持ち歩いていたり……。これらは全て、体と脳が砂糖に支配されているサイン。
バランスの良い食生活の一環としてスイーツを楽しむのは至って普通。でも、午後に頭がボーッとするたび甘い物が“必要”になり、会社のスナック自販機に走るのは普通じゃないかも。砂糖を断てば、最高にヘルシーな自分になれる。今回はイギリス版ウィメンズヘルスより、その理由をご紹介。
砂糖の摂りすぎによる長期的な健康被害は、体重増加や肥満関連の疾患のリスク上昇だけじゃない。
米ハーバード大学の研究チームによると、砂糖の過剰摂取は、心疾患の前触れである高血圧や慢性炎症にも関連しているという。甘い物は歯にとっても有害無益。砂糖は虫歯の主な要因。これは、口の中の細菌が砂糖を分解するときに浸食性の酸を分泌するため。砂糖はメンタルヘルスにも悪影響を及ぼす。
血糖値が急上昇して急降下するシュガークラッシュはもちろんのこと、長期にわたる砂糖の過剰摂取は、不安神経症やうつ病といった気分障害を引き起こすことも分かっている。だからといって砂糖を完全に断つ必要はないけれど、精製糖を食生活から排除して、悪い習慣を断ち切る術を見つける必要はある。
イギリス国民医療サービス(NHS)は、“フリーシュガー”の摂取量に気を配り、1日の総カロリー摂取量の5%未満または1日約30gに抑えるよう勧めている。
フリーシュガーは、製造業者が食べ物や飲み物に入れる単糖類(グルコースやフルクトース)と二糖類(主にグラニュー糖)。出来合いのソース、サラダドレッシング、エナジードリンクだけでなく、フルーツジュース、シロップ、代替ミルクに含まれる天然糖もフリーシュガー。(注:グルコースはブドウ糖、フルクトースは果糖、グラニュー糖は砂糖=ショ糖)
まず、トーストにはハチミツではなくバナナを乗せて、シリアルや代替ミルクは無糖に変えてみて(これには成分表の解読スキルが必要)。成分表では炭水化物の“内訳”で砂糖の量を確認しよう。100g中の砂糖が22.5g以上であれば多い、5g未満であれば少ないと考える。
砂糖による既存のダメージを相殺するには?
米カリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究結果によると、フルクトースの過剰摂取による悪影響は、DHAというオメガ3脂肪酸(サーモン、クルミ、フラックスシードなどに含まれる)が豊富な食生活で食い止められることもある。フルクトースは脳の遺伝子にダメージを与え、結果的にパーキンソン病、うつ病、そううつ病といった疾患を引き起こしかねない物質という。(注:フルクトースは果糖のことで、果物の甘味成分)
1.ニキビが減る
砂糖は体内の炎症を引き起こし、コラーゲンと結合する。この“糖化”というプロセスの中で、肌の弾力が失われる。
2.メンタルヘルスが改善する
砂糖の摂取量を減らせば、メンタルヘルス疾患の発症リスクも減る。
3.思考がはっきりする
グルコースとスクロースの摂取量を減らせば、認知能力が向上する。
4.記憶力が維持できる
砂糖の過剰摂取はアルツハイマー病の発症リスクを高める。
5.睡眠の質が高くなる
砂糖を減らすと、眠りが中断されにくくなる。
※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。
引用終わり