昨年11月に開催された説明会に続き本セミナーに参加してきました。
メイン会場は東京で、講師の大塚先生は東京で100名の受講生を相手に講義をされ、大阪と福岡会場は各30名ぐらいの受講生が、東京とインターネットで結びまるで映画を観るように講義が受けられるのです。初体験です。すごい世の中になったものです。
10時始まりなので東京で受講しようとすると前日からホテルに宿泊しないと大遅刻します。大阪なら8時すぎの新幹線で間に合います。
歯列矯正には乳歯が生えている小さい子供が対象のこども矯正(小児矯正)と永久歯が生え揃ってする成人矯正があります。
こども矯正(小児矯正)は基本的に取り外しができる装置を使用します。なので他人にはわかりません。こども矯正(小児矯正)は80点を目指します。ここまでキレイになったらもういいよねという感覚です。
成人矯正は基本的にワイヤーを歯に固定します。なので他人にもはっきりとわかります。100点を目指します。モデルやタレント、俳優を志す人向きです。ただ余りにも整いすぎるため返って不自然だという人もいます。ほとんどの人はここまで望んでいないように私は思います。
プレオルソも取り外しできる装置で3種類あります。タイプ1は上顎前突や叢生(ガタガタの歯並び)、タイプ2は開咬(奥歯で噛んでも前歯が大きく空いている状態、指しゃぶりするとなることが多い)、タイプ3は受け口(下顎が上顎より前に出ている。アントニオ猪木がそうです)に使用します。また、こどもの患者さんの口に合わせてプレオルソ装置を削ったり拡げたりできます。
この点は削ったり拡げたりできないトレーナーシステムのT4Kが種類を多くしているところと違います。
プレオルソはT4Kと同じように口や舌の悪い癖を直したり口呼吸を鼻呼吸に治すことができます。その結果として筋肉や骨の発育を通して本来歯が並ぶべき場所に並んでいくのです。
そのため成人矯正が抱えるジレンマである「後戻り」がこども矯正(小児矯正)では大変少ないのです。
これで当院ではこども矯正(小児矯正)に
①トレーナーシステムT4K
②ネオキャップシステム
③プレオルソこども歯並び矯正法
の3種類の装置および考え方を使用して対応できることになりました。