2月20日、21日京都府相楽郡精華町の技工所サンジョーで松本勝利先生の指導のもと総義歯実習セミナー(2回目)を受講してきました。
この実習セミナーは6月まで毎月1泊2日の合計12日間の実習セミナーです。
1月のセミナーで精密な印象(歯型取り)の実習を受け、今回は咬み合せの実習です。
実は精密な印象(歯型取り)を実際の患者さんに行ってみて早速大きな成果を得ることができました。上顎総義歯(金属床)では全く調整することなくぴたっと収まって患者さんもびっくりです。私もびっくりです。流石に下顎総義歯は若干の調整が必要ですがよく吸い付いています。りんごの丸かじりも夢ではありません。
さて2回目の咬み合せの実習ですが、精密な印象(歯型取り)の実習以上に重要です。いくら良い精密な印象(歯型取り)が出来たとしても咬み合せが狂っていると痛くて噛めません。
総義歯作成の要と言えます。
実際の顎の動きを咬合器(こうごうき)で再現して義歯を作ります。人間のあごは上下、左右、前後の3次元の動きをします。その動き方は個人個人で違います。その動き方を正確に再現することでしっくりと合った補綴物(冠、ブリッジ、入れ歯など)が出来上がるのです。(写真参照)
実際の患者さんに来ていただき実習しました。お二人の患者さんありがとうございます。