分子栄養学では、体の不調は栄養分の不足から起こるので、不足している栄養分を補給すれば治るという考えを摂っています。
人は、人間関係や生活している場所、病気怪我などにより強いストレスを感じますが、その時にタンパク質やビタミンなどを過剰に消費することが判りました。このような時にタンパク質やビタミンを多めに摂取すると強いストレスを軽くすることが出来るのです。また、うつ病は鉄分の不足があるそうで、鉄分の豊富な肉などのタンパク質を多めに摂取することで改善できます。
分子栄養学では高タンパク低糖質食が基本となります。今週は分子栄養学を駆使して治療されている、廿日市市で心療内科を開業されている藤川徳美先生の症例を転載させていただきます。
以下引用始め
NEW!2023-01-12 07:30:02
テーマ:
成績不振の女子小学生
症例;小学校5年生、女性。注意散漫で勉強に集中できない。宿題がこなせず、成績不良。母親がYoutubeを観て、R4.1当院受診。他院で採血、BUN16.1、フェリチン55。ビーレジェンドプロテインを買ったが、続かない。卵、肉は大好きで食欲はある。母親のBUN6.9、フェリチン7.9。→プロテイン5g*2、ESポリタミン2g*2、フェルム処方。ナイアシンアミド、Mg100開始。母親はプロテイン10g*2で開始して20g*2を目標に増量、フェルム処方。
R4.2、プロテイン7g*2飲めている。ESポリタミンも飲めている。ナイアシンアミド*2、Mg100*2飲めている。Mg入浴を開始した。→C1000追加。
R4.3、プロテイン7g*3。元気になり宿題もするようになった。体力がついた。お腹が緩くなったので、MgとCを減らした。
R4.4、塾の宿題もするようになり、成績が急上昇。体力がつき、別人のようになった。
R4.5、プロテイン10g*2。朝起きが良くなり、元気になった。
R4.8、プロテイン10g*2、ナイアシンアミド*2、C*2、Mg100*2。順調。
R4.10、成績がかなり上がった。熱を出さなくなった。時々集中力が落ちる。→ナイアシンアミド*4に増量を。
母親もプロテイン+フェルム+ATPセット(B50、C1000、E400、Mg100)+ナイアシンアミドを継続しており、とても体調が良くなった。BUN13.1、フェリチン128。
R5.1、成績は最上位になった。広島ではトップレベルの私立女子中を受験することになった。母親から見るとまだ集中力のムラがあるように見える。→母親が飲んでいるB50、E400追加を。
・1年でこれだけ改善した。多分IQ20程度、偏差値10程度は上がっているだろう。
・子供を改善させたければ、必ず母親もプロテイン、鉄、サプリメントを飲むことが最重要。
以上引用終わり