40代 女性
主訴:食べ物が歯と歯の間に挟まる
レントゲン写真です。右の上の歯・親知らずが少し伸びています。隣の7番との境界にある黒い部分はむし歯です。下の親知らずは抜いてあります。
奥歯はお互いに噛みあうことでその位置を保つのですが、下のかみ合わせの歯が無いため、伸びてきました。隣の7番と段差が出来て食べ物が残りやすくなり、線維性の食べ物が歯と歯の間に侵入します。食べかすと歯垢がそこに停滞する時間が長くなると虫歯になります。すでに虫歯になっています。
対策は①むし歯を治して糸ようじを通してむし歯を防ぐ⓶噛み合わせの歯が無いので親知らずを抜く、になります。
写真です。段差が出来て食べ物が挟まっています。
親知らずが伸びてきたことが原因なので、今回むし歯を治してもしばらくするとまた虫歯になる可能性が高いので、抜歯を選択されました。
抜歯した親知らずです。大きなむし歯がありました。このまま放置していれば我慢できない痛みが出たでしょう。抜いた後は2~3日もすればほとんど気にならなくなり、1カ月もすれば治癒します。あとは何もする必要はありません。