今週のお知らせは、廿日市市で心療内科を開業されている藤川徳美先生のブログ「精神科医こてつ名誉院長のブログ」から転載します。
藤川先生はご自身の体調不良を「糖質制限」(高タンパク低糖質食)で克服され、栄養の大切さを痛感し、「分子栄養学」「オーソモレキュラー栄養学」を研究され、患者さんの治療に活用されています。
いずれの栄養学も体調不良は栄養不足が原因の多くであり、栄養不足を解消すれば体調が改善されることを、理論的にまた多数の症例によって報告しています。同じく子供の発達障害や知能未発達等も栄養を補給すれば劇的に改善する報告が多数あります。
藤川先生の本 「うつパニックは鉄不足が原因だった」「すべての不調は自分で治せる」「薬に頼らず 子どもの多動・学習障害をなくす方法」、藤川先生のブログ「精神科医こてつ名誉院長のブログ」にたくさんの症例が掲載されています。
なお、子供の栄養不足は親が栄養不足のことがほとんどなので、親子で栄養改善することになります。
藤川先生は自分で気づいて栄養の勉強をされました。「医学部の授業に栄養学がほとんどないので、医者は栄養のことを知りません。栄養について質問しても無駄である。」と言われています。
以下引用始め
NEW!2024-04-11 07:26:58
テーマ:
発達の遅れのある4歳児
症例;4歳、男性。保育所年少。指示が通らず、保育所の指示について行けない。言語理解不良でコミュニケーションが上手くいかない。発語不明瞭で手先が不器用。癇癪がある。
R5.12のWISCでIQ60。母親が本とブログを読み、R6.2当院受診。他院で採血、BUN21.0、フェリチン18。母親が妊娠中に貧血を指摘された。食欲はあり、卵、肉を食べることができる。少し前からプロテイン5g*2を開始した。→インクレミン10ml処方。(鉄剤)ナイアシンアミドもしくはフラッシュフリー、Mg100開始。
一週後再診、プロテイン7g*2、インクレミン飲めている。ナイアシンアミド*2、Mg100*2飲めている。4歳児だけど、カプセルが飲める!→C1000追加。
R6.4、プロテイン10g*2飲めるようになった。油、塩を全て変えた。癇癪がなくなった。熱が出なくなった。言葉が増えた。保育園で誉められるようになった。
”次は何をすれば良いでしょうか?”と母親。
*メグビーミックス1包には、ビタミンB1 15mg、ビタミンB2 15mg、ビタミンB6 15mg、ビタミンB12 90μg、ビタミンC 2000mg、葉酸 200μg、ビオチン 1000μg、ナイアシン 150mg酸っぱいので、プレーンプロテインやオレンジジュースなどに溶かして服用。
以上引用終わり