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お知らせ

今週のお知らせ 運動と糖尿病

投稿:2024年6月8日

今週は糖尿病を糖質制限食(高タンパク低糖質食)で治療して好成績を上げている京都高雄病院の江部先生のブログ「糖尿病徒然日記」から転載します。

私は一時期、もう10数年前になりますか、夕方5時ごろになると急激にお腹がすいて、我慢していると指が細かく震えたりしました。低血糖の症状だと思います。常備していたチョコレートをかじって、また診療に復帰していました。

そんな時に江部先生のことを知り、早速本を買って読みました。カミさんにも読んでもらって糖質制限食(高タンパク低糖質食)を実践しました。お陰で、夕方の症状は全く無くなり、体重は6~7kg落とすことが出来て、ズボンも買い替える必要がなくなり、昔のものがはけるようになりました。江部先生を知らなかったら、今ごろ糖尿病になって薬を飲んでいたかもしれません。感謝です。

以下引用始め

運動と糖尿病予防。運動と血糖値とGLUT4。

2024年05月31日 (金)

こんにちは。運動にはどの程度糖尿病発症予防効果があるのでしょう。また、運動の急性効果と筋肉細胞とGLUT4の関係はどうなのでしょう。今日は、そこら辺を考えてみます。

<運動と糖尿病予防>
運動とは「からだの筋肉を動かすこと」です。スポーツなどの運動と日常生活での活動(生活活動)とを合わせて身体活動と呼ばれています。

1999 年に発表された米国看護師 70,102人を対象とした大規模な追跡調査では、軽い運動により 2 型糖尿病の発症率が8年間の観察で40%も低下することが報告されています。(☆)ほとんど運動をしない群では 13,283 人中 422 人が糖尿病を発症したのに対して、軽い運動(週に1 回 30 分程度のウォーキング)を行った群では 14,564 人中 296 人しか糖尿病を発症しませんでした。また、歩くスピードも大切で、速いスピード(4.8km/時以上)で歩くと、ゆっくり歩く(3.2km/時未満)より 70% も糖尿病の発症率が低下していました。

このように運動は、骨格筋の血糖の取り込みを増加し、インスリン抵抗性を改善し、糖尿病を予防する有力な方法となっています。健常人では、血糖の7割以上が骨格筋で利用されています。

一方、糖尿病患者では、全身の血糖の総利用量が健常者の約半分になっており、その原因は骨格筋での利用率が低下しているためです。

<軽い運動と血糖値とGLUT4>
安静時には、GLUT4は細胞表面に出てこれず、 運動時(筋収縮時)にはGLUT4がインスリン追加分泌がなくても細胞表面に移動して、血糖を取り込むことが可能となり、血糖値が下がります。

この「運動時にGLUT4発現」ですが、どの程度の運動持続で発現してくるのでしょう。

連続して30-60分間歩き続けるという運動と、家事などで断続的に1-2分歩いて休んでの繰り返しは違うと思います。立っているだけでは筋肉の収縮はないので、例えば料理している最中などは、腕は動いていても足はあまり動いていないはずです。筋肉の収縮があれば、GLUT4は筋肉細胞の表面に移動しますので、30分歩き続けて家事をすれば、運動効果はあると思います。

軽い筋肉の収縮が合計何分あったかにより、血糖値がどの程度下がるかが決まります。30分間~60分間くらいの軽い筋肉の収縮がGLUT4の充分な発現に必要と思います。運動は軽い方がいいと「糖尿病は薬なしで治せる」に渡邊昌先生が書いておられます。

走るより歩く方が、確実に血糖値が下がるそうです。

<激しい運動と血糖値>

ある程度激しい運動だと、アドレナリンなども分泌され、糖新生で血糖値を上昇させるメカニズムが働き、血糖値がかえって上昇することがあります。また運動により肝臓のグリコーゲン分解も亢進し血糖を上げます。

私も、テニスでダブルスを2試合連続したあと血糖値を測定したら、空腹時なのに160mg/dlもあって、びっくりしたことがあります。そんなに激しいテニスではないのですが・・・( ̄_ ̄|||)まあ運動で上昇した血糖値は、1~2時間で元に戻りますので心配は要りません。

<日常生活における運動と糖尿病予防>

明治・大正・戦前の日本における、家事を含む日常生活は筋肉の収縮の連続だったと思います。

水道 → 井戸汲み
掃除機 →人力でぞうきん掛け、掃き掃除・・・
洗濯機 →人力で洗濯
電気・ガスなど燃料 → 薪を割ったり、火をおこしたり・・・
自転車 → 歩行
バス・電車 → 歩行
自動車 → 歩行

明治・大正・戦前なみの日常生活での運動による筋収縮があれば、総摂取カロリーの70%を糖質から摂取していても、糖尿病や肥満は極めて少なくなるでしょう。ちなみに、糖尿病で亡くなった人の割合が10万人当たり日本一の徳島県は、公共道路交通網が日本で一番発達していない県で、どこに行くにも自家用車でとなり、運動不足の弊害を顕著に示していると言えます。

現代の日常の家事程度の運動では、全く役に立たないと言えます。

<運動の効果>

なお、運動の効果には、個人差があります。BMI25以上で、肥満していると運動効果が出にくいことが多いです。また、基礎分泌インスリンがある程度以上低下していると、運動でかえって血糖値が上昇することがありますので注意が必要です。

江部康二

以上引用終わり

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