顎関節症の治療について参考症例
肩関節周囲炎の女性
顎の関節に痛みや違和感を訴える患者さんはまれではありません。治療としてはまず筋肉のバランスを回復させるストレッチ、患部の血行を良くするマッサージ、開口練習などがあります。レントゲン検査で骨の変形などの異常があれば病院の歯科・口腔外科に紹介します。最近では以下の症例を参考にしてマグネシウムのサプリメントを勧め、患部マッサージの時に液体にがり（塩化マグネシウム）をすり込むことを推奨しています。
以下の症例は藤川徳美先生の「精神科医こてつ名誉院長のブログ」から転載します。
以下引用始め
2024-10-28 07:40:53
テーマ：
オーソモレキュラー（栄養療法）
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肩関節周囲炎の女性
症例；50代後半、女性。
R2頃から、肩の痛みが酷く夜が眠られない。肩関節周囲炎と診断され、デエビゴ5mgを処方されている。本を読みR5.12、当院受診。 一ヶ月前から、プロテイン20g*2、Fe36*2、B50、C1000、E400を始めている。
→ナイアシンアミド開始。死海Mg入浴推奨。
１週後再診、初診時のBUN13.6、フェリチン62。C1000*3、B50*2、E400*1。ナイアシンアミド*6で吐き気が出たので減量している。Mg入浴を始めた。
→フェロミア2T処方。
R6.1、Mg入浴で痛みが軽減した。デエビゴ2.5mgで眠れる。ナイアシンアミドで眠い。
→ナイアシンアミド(1,1,3)。
R6.2、肩の痛みはなくなった。ナイアシンアミド(1,0,3,1)としている。
R6.3、BUN13.8、フェリチン135。肩の痛みは全くなく、体調が良い。
R6.10、体調はとても良い。デエビゴ2.5mgの1/4程度で眠れる。
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関節痛の多くは、Ca過多/Mg不足による異所性Ca沈着。Mg不足があるとCaを溶解状態に維持できず、関節、血管壁、心臓弁膜にCa沈着を引き起こす。
治療は、
1)牛乳を止める。
2)Mg単剤のサプリ服用。
3)死海Mg入浴。
最も即効性があるのは、Mg経皮吸収。
以上引用終わり
参考になる書籍など
- 「すべての不調は自分で治せる」
- 「うつ・パニックは鉄不足が原因だった」
- 「薬に頼らず子どもの多動・学習障害をなくす方法」他
- ブログ「精神科医こてつ名誉院長のブログ」
