
7番の歯根周囲の炎症
上のレントゲンの中央にある歯が7番(第2大臼歯)、その右の歯が親知らず(第3大臼歯)です。親知らずはなんとほとんど逆になっています。
歯は大まかに説明すると、上半分を歯冠、骨に埋まっている部分・下半分を歯根と言います。この症例では8番では、歯冠と歯根が逆になっています。
7番と8番の間から唾液が侵入して、8番の歯冠部7番の歯根部に影があります。この影は骨がなくなって肉に変わり、その中には細菌が繁殖していることを示しています。この患者さんは7番の症状として、冷たいもの温かいものがしみると言う症状がありました。
神経を取る治療をした7番のレントゲン
この症例では、親知らずが原因で7番の神経が炎症を起こしているのでやむを得ず神経を取りました。この後、冠を作るか、6番が欠損しているので⑦6⑤のブリッジを作ります。しかし、原因は親知らずなので、根本的な治療は、やはり、親知らずの抜歯になります。