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今週のお知らせ ADHD(注意欠如・多動性障害)の改善比率

今週は精神科医・藤川徳美先生のブログから転載させていただきます。

藤川先生は、三石巌先生が提唱された分子栄養学を研究され、医療の分野に栄養学を取り入れて治療されている稀有なる医師です。(普通、医師は栄養学の勉強はありません)もう何年も前になりますが「うつ・パニックは鉄不足が原因だった」という新書を出版され、私も早速購入しました。

栄養不足を解消することで精神疾患が治るということを初めて知りました。分子栄養学では、85%程度の病気は栄養不足から起きており、栄養不足を解消すれば改善・治癒するとされています。私も実感しています。

参考図書
「すべての不調は自分で治せる」 藤川徳美著、方丈社 ¥1.430
「うつ・パニックは鉄不足が原因だった」  藤川徳美著 光文社新書 ¥814

以下引用始め

NEW!2023-05-19 07:42:25

テーマ:

発達障害

ADHDの改善比率

世間一般ではADHDは治す方法がないとされている。FBでADHD改善症例を何例も提示しても、”多くの症例の内、極一部の症例が改善する”と認識されているだろう。

しかし、ADHDは母子揃ってほぼ100%に鉄タンパク不足がある。具体的には低BUN+低フェリチン。鉄タンパク不足がADHDの原因である。従って、鉄タンパク不足を解消すれば、ほぼ100%改善するということになる。

治療を継続すれば、3~6ヶ月で落ち着いてきて、1年も経つと全く普通の子になる。母親からは”困ることがなくなった”と言われる。昔の悪い状態を知っている人からは、1年経ってとても改善している姿を見てビックリされる。幼稚園の先生、小学校の先生からも”改善している姿を見て驚いた”との声を多数頂いている。

初診で来られた母親は、自分の子供が本当にこの方法で良くなるのか疑心暗鬼の方も多い。母親には”治療を継続すれば必ず良くなります”と自信を持って伝えている。

治療最大のポイントは、母親が率先してプロテインを2回飲み、高タンパク/低糖質食にして、鉄剤を飲むこと。いわゆる一般的なバランスの良い食事では、タンパク質と鉄の絶対量が足りていないので、永遠に治らない。

母子で継続することで、子供より母親のほうが早く、体調回復を自覚できる。朝起きが楽になった、疲れにくくなった、イライラして言い過ぎなくなった、頭痛薬が必要なくなった、など。母親がプロテインの量と回数、サプリの種類と回数をワードやエクセルで管理している人は、圧倒的に治りが早い。そういう人達はそうでない人たちよりも、キチンと管理して実行してる。

元記事はこちら

https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=pfbid0EaT1xjkqPf8r9iopANfP7yLqHx3WT99ZjRFf3RmwVGeQWSAqrtYQLWJZ1YPAA8h3l&id=100003189999578&sfnsn=mo

 

今週の症例 ミラクルデンチャー 上顎 左67欠損

50代 女性

模型と作成されたミラクルデンチャー

ミラクルデンチャーをこれから装着します。

ロックを合わせます。

ロックを合わせました。

装着しました。

ミラクルデンチャーにはキーとロックと言う概念があります。キーは初めに合わせる部位、ロックは最後に合わせる部位です。外すときはロックを外します。ミラクルデンチャーは従来の義歯よりピッタリフィットして異物感が少なく、見た目も入れ歯を入れているようには見えません。

装着

実際に患者さんの口に入れて合わせる時は必ず調整が必要になります。模型でぴったりにできていても、実際の口の中ではずれが出てきます。歯型を取って外すときに少しの変形があります。石膏を流して硬化するとき少しの変形があります。義歯を作るとき樹脂が硬化するときに少しの変形があります。

少しの変形も積み重なると、完成した義歯は口の中に装着するとき、噛み合わせが高い又は低い、歯肉に強く当たる又は隙間がある、バネがきつい又は緩いなどを調整します。調整して終了するまで約1時間かかりました。次回は実際にご飯を食べて出来るだけ早く(出来たら次の日)調整をします。そして、1週間後にもう一度調整をして終了になることが多いです。

今週の症例 ミラクルデンチャー 上顎 左5、6番欠損

60代 男性

作業用模型

設計です。4番にキー、7番にロックです。キーは初めに合わせるところ、ロックは最後に合わせるところです。

ミラクルデンチャーを装着します。

初めにキーを合わせます。

ロックを合わせて装着しました。外すときはロックを外します。

異物感が少なく、ぴったり合ってよく噛めます。

1週間後、「よく噛めて問題はなかったが、唾液を吸ったとき、ほんの少し動く感じがある」とのことで、キーを調整して完璧になりました。

今週の症例 ミラクルデンチャー 下顎 右567欠損

40代 女性

主訴:保険で作った入れ歯がガタつくのでミラクルデンチャーを作りたい。

作業用模型です。

出来上がったミラクルデンチャー。

まず左を合わせます。(キー)

次に右を合わせます(ロック)

装着されたところです。

ミラクルデンチャーを正面から見たところです。

旧義歯を正面から見たところです。

ミラクルデンチャーにはキーとロックと言う概念があります。キーは初めに合わせる部位、ロックは最後に合わせる部位です。外すときはロックを外します。ミラクルデンチャーは従来の義歯よりピッタリフィットして異物感が少なく、見た目も入れ歯を入れているようには見えません。

装着

実際に患者さんの口に入れて合わせる時は必ず調整が必要になります。模型でぴったりにできていても、実際の口の中ではずれが出てきます。歯型を取って外すときに少しの変形があります。石膏を流して硬化するとき少しの変形があります。義歯を作るとき樹脂が硬化するときに少しの変形があります。

少しの変形も積み重なると、完成した義歯は口の中に装着するとき、噛み合わせが高い又は低い、歯肉に強く当たる又は隙間がある、バネがきつい又は緩いなどを調整します。調整して終了するまで約1時間かかりました。

次回は実際にご飯を食べて出来るだけ早く(出来たら次の日)調整をします。そして、1週間後にもう一度調整をして終了になることが多いです。

今週のお知らせ 砂糖とメンタル

以下引用始め

「私の人生じゃない」 砂糖の摂取量を減量したら劇的にメンタルが改善したという体験談が話題に

近藤 理菜

砂糖の摂取量を減量したら、人生が変わったという投稿がSNS上で注目を浴びている。

「砂糖を断つとメンタル安定すると聞いて、3日断ってみたところ、ヒステリックが消え、落ち込みやハイがなくなり、衝動的な夜更かしがなくなった。」と投稿したのは育児漫画を描いているダルダルのダル子さん(@darudarudaruiko)。

あなたは砂糖を摂りすぎていませんか?

ダルダルのダル子さんは普段のお菓子は辞め、GI値(食後血糖値の上昇を示す指標)を意識しながら米はもち麦を加える工夫をし、食事の炭水化物はきちんと摂っていたそう。また塩分を取りすぎると後で砂糖が欲しくなるので減塩も意識。するとそれまで乱れがちだったメンタルが劇的に安定したというのだ。

SNSユーザー達からは今回の投稿に対し

「私はお菓子の砂糖断ちした結果、肌の調子も良くなりました。実践してた時期は米粉スナックたくさん食べてました。砂糖入ってないお菓子探すの大変…」

「オータニ選手も言ってましたものね…。体調管理のために甘いものは食べないって。私は世界のオータニではないので砂糖の魅惑から離れられずともよしとします。」

「一度試してみます。子供がイラついてる時は確かに甘いもの摂りすぎな時だと薄々感じてました。自分がイラつくのは無条件に更年期のせいにしてました。」

など様々な声が寄せられている。

ダルダルのダル子さんにお話を聞いた。

近藤理菜(以下「近藤」):砂糖なしの生活を始められたのにはどのような経緯がありましたか?

ダルダルのダル子:痩せるには砂糖を抜くのが手っ取り早いと聞いて、産後ダイエットに悩んでいたので早速やってみました。糖質全カットしたんだと誤解された方が結構いたんですが、私が試したのは毎日のお菓子やコーヒーの砂糖をなくす生活です。

近藤:実際試されてみての感想をお聞かせください。また、砂糖を取らない生活は記事を読む読者の方におすすめされますか?

ダルダルのダル子:倦怠感が減ったことで、毎日のルーティンが快適になりました。気持ちの落ち込みとハイも減り、ダラダラ過ごしていることに嫌気がさしている人には一番簡単な方法かもと思いました。おすすめはできます。

合っている人は生活が楽になると思いますし、あってなかったら元に戻したり食べる量を減らせばいいだけなので、気になったらまず試してみればいいと思います。

近藤:これまでの反響やコメントについてご感想をお聞かせください。

ダルダルのダル子:男女関係なく、気持ちの上下に悩む人がこんなに多いのか…と。あまりの反響に少し引いています。砂糖断ち済みの人も結構いて、やっぱり体に良くはないんだな、と。ただ私は甘いもの大好きなので、食べます。ちょっと量は減らしますが……。

◇◇

適切な糖質制限により血糖値が安定していると、精神状態も安定し、ポジティブな生活行動につながる。最近ちょっと調子が悪いという方は食生活を見直してみるのも一つの手段かもしれない。

今回の話題を提供してくれたダルダルのダル子さんは毎日SNS上で育児漫画を発表しているが、時に健康をテーマにした作品も描いているそう。ご興味ある方は是非チェックしていただきたい。

以上引用終わり

 

食べ物の中で1番体に悪いものは砂糖だと思っています。特におやつに食べるお菓子類や飲み物が良くありません。毎日食べていると虫歯になったり、体の調子も落ちてきます。

以下に私が読んだ本で参考になったものをお知らせします。

「アレルギーは砂糖をやめればよくなる」 溝口徹著

「砂糖をやめれば10歳若返る」 白澤卓二著

「砂糖をやめれば うつにならない」 生田哲著

「甘いもの中毒」 宗田哲男著

 

今週のお知らせ 人体のエネルギー源、「脂肪酸-ケトン体」「ブドウ糖-グリコーゲン」。

2023年03月25日 (土)

おはようございます。今回は復習を兼ねて、人体のエネルギー源について考察してみます。

まず、知っておきたい重要なことは、全ての人類において、糖質摂取の有無にかかわらず、空腹時や睡眠時は、「脂肪酸-ケトン体」が主要なエネルギー源であるということです。つまり、「脂肪酸-ケトン体」エネルギーシステムは、特殊なものではなく全人類で日常的に利用されているエネルギーシステムなのです。

繰り返しますが、普通にパンやご飯を食べている人においても(糖質カットしていなくても)空腹時や睡眠時は「脂肪酸-ケトン体」エネルギーシステムが主たるエネルギーシステムとして働いているのです。

糖質を摂取している場合は、食事開始から2時間までは食事由来の糖質をエネルギー源として利用し、その後肝臓のグリコーゲン分解で血糖値を維持し、数時間後(空腹時)には、肝臓の糖新生で血糖値を維持するようになります。この数時間後(空腹時)には、前述の如く「脂肪酸-ケトン体」エネルギーシステムが身体の主たるエネルギーシステムとなります。

糖質制限食の場合は、食事を開始したあとも、血糖値の上昇が最小限なので「脂肪酸-ケトン体」エネルギーシステムが稼働しています。つまり、ステーキを食べている最中にも脂肪が燃えています。それで、糖質セイゲニストは減量しやすいのです。

さて、人体のエネルギー源のお話しを続けます。細胞が生きていくには、エネルギー源が必要です。今日のお話しは基本的に論争の余地のない、生理学的事実が中心です。少し面倒くさいですが、この人体のエネルギーシステムのことがあるていどわかったら、糖質制限食のことも含めて、常識の壁を越えるきっかけとなると思います。糖新生のことも説明したいと思います。

人体にはエネルギー源として、

1)「脂肪酸-ケトン体のシステム」

と、

2)「ブドウ糖-グリコーゲンのシステム」

があります。

<人体のエネルギー源Ⅰ:脂肪酸-ケトン体システム>

脳はケトン体(脂肪酸の代謝産物)をいつでも利用できる。
②心筋・骨格筋など多くの体細胞は日常生活では脂肪酸-ケトン体が主エネルギー源であり、人体を自動車に例えるならガソリンの代わりは脂質である。
③赤血球を除く全ての細胞はミトコンドリアを持っているので、脂肪酸-ケトン体エネルギーシステムを利用できる。
④糖質制限食実践中や絶食中の血中ケトン体上昇は、インスリン作用が保たれており生理的なもので病的ではない。農耕開始前の人類は皆そうであった。
⑤備蓄の体脂肪は大量にあるエネルギー源で、体重50kg、体脂肪率20%の成人なら
10kgで90000キロカロリーあり、水だけで2ヶ月生存できる。
⑥肝臓はケトン体を、脂肪酸から生成するが、自分では利用せずに、他の組織に供給する。


<人体のエネルギー源Ⅱ:ブドウ糖-グリコーゲンシステム>

人体で赤血球だけはミトコンドリアがないのでブドウ糖しか利用できない。
②日常生活でブドウ糖を主エネルギー源として利用しているのは赤血球・脳・網膜など。
③ブドウ糖-グリコーゲンエネルギーシステムの本質は
「常に赤血球の、唯一のエネルギー源」
「筋肉が収縮したときのエネルギー源」→緊急時のターボエンジン
「血糖値が上昇しインスリンが追加分泌された時、筋肉・脂肪細胞のエネルギー源」
「日常生活では脳・網膜・生殖腺胚上皮など特殊部位の主エネルギー源」
④備蓄グリコーゲンは極めて少量で、成人で約250gていどである。
約1000キロカロリーしかなく、強度の高い運動なら1~2時間で枯渇してしまう。

ここで大切なことは、日常生活では、骨格筋・心筋を始めほとんどの体細胞は、主エネルギー源として、備蓄がたっぷりある「脂肪酸-ケトン体システム」を利用しているということです。即ち、人体を自動車に例えれば、ガソリンの代わりは脂肪酸-ケトン体であり、決してブドウ糖-グリコーゲンではありません。

例えば、心筋がブドウ糖を主たるエネルギー源として利用したりしたら、グリコーゲンの備蓄は約250gしかないので、いつ枯渇して止まる(心停止する)かもしれませんね。

日常生活で、ブドウ糖をエネルギー源としているのは、「赤血球・脳・網膜・生殖腺胚上皮」といった特殊な細胞だけです。

糖質制限食実践中は脂肪酸-ケトン体を主たるエネルギー源として、しっかり利用しているので、エネルギー不足には決してなりません。人類700万年の歴史の内、農耕開始前は人類皆糖質制限食だったことをお忘れなく。

糖質を摂取したときは、血糖値が上昇し追加分泌のインスリンが出て、筋肉でブドウ糖を利用させます。食物吸収が終了した直後には、肝臓のグリコーゲン分解が、循環血液中に入るブドウ糖の主要な供給源です。食後数時間が経過し、絶食状態が持続すると、ブドウ糖の供給源は、肝のグリコーゲン分解から糖新生に切り替わります。食後この時間帯になると筋肉や体細胞のほとんどは、「脂肪酸-ケトン体のシステム」をエネルギー源として利用するようになります。

<糖新生>
肝臓の糖新生は、ブドウ糖しか利用できない「赤血球」などのために、最低限の血糖値を確保するために日常的に行われています。ですから、人類の700万年の歴史において、ごく普通に日常的に毎日、肝臓の糖新生は行われてきたわけで、珍しいことでも何でもありません。

肝臓の糖新生は、脂肪酸の代謝産物のグリセロール、筋肉から供給されるアミノ酸(アラニン、グルタニン)、ブドウ糖代謝の産物の乳酸などから行われます。肝臓は筋肉由来のアミノ酸などから日常的に糖新生を行っていますが、筋肉ではタンパク質の分解と合成が毎日行われています。

脂肪組織→グリセロール(脂肪酸の分解物)や脂肪酸→肝臓→糖新生→脂肪組織・筋肉
②筋肉→アミノ酸→肝臓→糖新生→筋肉・脂肪組織
③ブドウ糖代謝→乳酸→肝臓→糖新生→筋肉・脂肪組織

①②③はごく日常的に人体で行われており、肝臓、筋肉、脂肪組織の間で行ったり来たりしながら、日々糖新生の調節が行われているわけです

700万年間の人類の歴史の中で農耕前の狩猟・採集時代は、糖質制限食を摂取しているか、空腹や絶食や飢餓が日常的でしたので、肝臓は毎日、今以上に糖新生を行い、よく働いてきたしそれだけのキャパシティーを持っているということですね。

糖質制限食実践中は、脂肪酸-ケトン体エネルギー源がたっぷり利用できますので、決してエネルギー不足にはなりません。糖質制限食の場合は、食事からのブドウ糖供給が極めて少ないので、食事中でも、肝臓の糖新生は行われています。肝臓の糖新生は脂肪を燃やして賄われて結構エネルギーを消費するので痩せやすいのです。

なお肝臓の糖新生は、人体全体のエネルギー源を確保しているのではありません。ブドウ糖しか利用できない「赤血球」という特殊な細胞と、日常的にブドウ糖を利用している脳や網膜などのために、最低限の血糖値を確保しているのです。

<タンパク質>

次に三大栄養素のうちタンパク質は、エネルギー源として使われることはありえますが、基本的に少ないです。タンパク質は、主として人体の組織の材料として使われています。

適切なエネルギー源が確保されていれば、食事から摂取したタンパク質(アミノ酸)は、人体に吸収されて組織のタンパク質合成に使われます。タンパク質を主たるエネルギー源として使われざるを得ないときは、例えば「飢餓→絶食」が続いたときなどです。体内の糖質、脂質をエネルギー源として使い果たした後は、やむを得ず筋肉細胞のタンパク質を主たるエネルギー源として使いますが、これは死の一歩手前です。

江部康二

稲田追記

血液、骨、筋肉、内臓諸器官、皮膚、髪、爪はタンパク質で出来ています。生体の代謝を握る酵素がすべてタンパク質です。感染に対抗する抗体やインターフェロンもタンパク質です。高タンパク低糖質食が健康の基本です。

今週のお知らせ 病気を改善する分子栄養学 高血圧

塩分の摂り過ぎで高血圧になる人は高血圧患者の1~2%だと思われ、塩分高血圧説ははっきりとした根拠がありません。リンゴ農家などリンゴをたくさん食べている人は高血圧になりにくいことは、栄養学的にも裏付けられています。

リンゴはカリウムが豊富であり、従って、高血圧の一つの原因は、食塩の過剰摂取ではなく、カリウムの不足と言ったほうが正しいのです。高血圧は血管の弾力性の問題も絡んでいるから、血管を作る材料として良質タンパクを摂取しなければなりません。動脈の収縮にカルシウム、弛緩にマグネシウムがかかわっています。

マグネシウムは、ナトリウムやカルシウムを細胞の外へ出したり、縮んだ筋肉を緩める働きがあり、高血圧や不整脈を予防することがわかっています。マグネシウムは海藻、日本そば、ゴマや豆類、ココア、豆腐、納豆などに豊富に含まれています。

結論、何よりもまず良質なタンパク質を十分に摂取すること、マグネシウムやカリウムを摂取すること。魚の脂肪のエイコサペンタエン酸も効果があります。タンパク質を有効に使うためにビタミンも大量に必要です。

薬の副作用

血圧降下剤は血栓を引き起こしやすい。血液の量を減らす利尿剤は、血液の粘り気が増していくからです。交感神経ブロッカー剤は、交感神経の働きが鈍ることによって、うつ病を起こすことがあります。カルシウム拮抗剤は無気力を引き起こすことがあります。

参考図書

三石巌著 「医学常識はウソだらけ」 祥伝社黄金文庫

今週のお知らせ 神経は取らないほうが歯は長持ちする

むし歯を放置していると

  • 冷たいものがしみるようになります
  • 冷たいものと同時に、温かいものにもしみるようになります
  • 暖かいものがしみていたくなり、冷やすと痛みが治まる
  • ずきずき痛むようになる。特に夜間にひどくなる。

上記のようにだんだん痛みがひどくなります。痛みがひどい場合は残念ながら神経(歯髄)を取る治療を行います。(抜髄、根管治療、根管充填)歯髄は神経、毛細血管などを含む結合組織で、歯に対して水分や栄養分を補給しています。

と言うことで、神経を取った歯は木に例えると枯れ木と同じ状態になります。歯が弱くなるため、欠けたり、割れたりするのを防ぐ処置として冠を装着します。それでも10年20年経つと歯根破折を起こすことが多く、中年になると抜歯に至り入れ歯になる方が多いのです。神経を取らない為にも、何もなくても定期的に検診を受けることが大変大事です。

症例1:ご飯を食べていて、バキッと音がして痛みが出て動くようになりました。レントゲン画像、向かって一番右が歯根破折の歯です。

抜いてみると、歯根が真っ二つに割れていました。

症例2:歯根にひびが入り、破折しています。

抜歯した歯はこのように割れています。

症例3:レントゲン画像です。右から2本目の歯です。

歯根が真っ二つに割れています。

今週のお知らせ メガビタミン

藤川徳美先生の症例、「精神科医こてつ名誉院長のブログ」からです。

今回の症例は驚くべきものです。自閉症、広汎性発達障害、精神遅滞の二人の子供が3年後に優等生になったというものです。子供の時の栄養不足の影響と栄養補給が十分であるとこんなにも発達を遂げると言う素晴らしい症例です。

以下引用始め

3年間メガビタミンを継続してこうなった

NEW!2023-03-09 12:10:57

テーマ:

自閉症

3年間メガビタミンを継続してこうなった。3年前に、長女は、自閉症+広汎性発達障害と診断されていた。3年前に、次女は、精神遅滞で幼稚園入園は困難と言われていた。3年間のメガビタミンで2人とも優等生になった。姉は、科学研究で2年連続で優秀賞を受賞。妹は、小学校受験を合格。先日薬を取りに来られた父親は、”自分も10歳若返ったような”と言われていた。

元記事はこちら

藤川 徳美3年間メガビタミンを継続してこうなった。3年前に、長女は、自閉症+広汎性発達障害と診断されていた。3年前に、次女は、精神遅滞で幼稚園入園は困難と言われていた。3年間のメガビタミンで2人とも優等生になった。姉は、科学研究で2年連続で優秀賞を受賞。妹は、小学校受験を合格。先日薬を取りに来られた父親は、”自分も10歳若返ったような”と言われてい… www.facebook.com

以上引用終わり

栄養学を理論的に構築されたの学問が分子栄養学、提唱されたのは物理学者の故三石巌先生です。分子栄養学とオーソモレキュラー栄養学を駆使して治療されているのが藤川徳美先生です。

私はこの先生方の著書を読んで、理論的に間違いないと思ったので、この1年少々、プロテイン、ビタミン、ミネラルを摂取しています。というか人体実験のつもりでやっています。1年経って変化したことは次の通りです。

  • 真冬に寝る時毛布が要らなくなった。-寒さに強くなった。毛布を使うと暑いのです。
  • 鼻血が出なくなった。-強く鼻をかむとタラーと鼻血が出ていましたが、出なくなった。血管が強くなった?
  • 足のけいれんが起きなくなった。テニス大会に出て3回戦になると足がつってきて負けていました。寝ている夜中に足がつって痛みで飛び起きてストレッチをすることも良くありました。それらはもう無くなりました。
  • 飛蚊症がなくなった。-眼科で診てもらいましたが、進行するようだったらまた来てねと言うこ

とで、特に治療はありませんでした。それが出なくなりました。全く健康な人はいいですが、何か気になる方は藤川徳美先生の著書を読まれることをお勧めします。

今週の症例 左上2番の内歯瘻 歯根端切除術

60代 女性

主訴は歯肉が腫れている。左上2番の歯肉から膿が出ています。歯肉に出来るものを内歯瘻と言います。顔の皮膚に出来ると外歯瘻と言います。歯根端の周りの骨が炎症を起こして少しずつ膿が出て、トンネルを作って歯肉に膿が出ています。痛みはほとんどありません。

レントゲン写真です。神経が取ってある歯で、歯根の先端部分(歯根端)の骨が溶けています。

考えられることは、①根管治療の不備による細菌の増殖。②神経を取った歯は木に例えると枯れ木で割れやすいのでひび割れが入った。治療としては、再度根管治療をする。もう一つは外科手術の歯根端切除術があります。この症例では、金属の心棒が深く装着され除去が大変困難なので歯根端切除術を選択しました。

術後のレントゲン写真です。

歯根端周囲は骨が溶けていたのできれいに掃除をして、歯根端を2mm切断して、根端を充填しました。肉眼ではひび割れは見つかりませんでした。歯根は少し短くなりますが、十分噛むことが出来ます。