いなだ歯科医院

【住所】 〒721-0942 広島県福山市引野町4-20-30
【受付時間】 9:00-18:00(平日) 9:00-13:00(水・土)
【休診日】 日曜、祝日、水曜午後、土曜午後

一般歯科、小児歯科、予防歯科、ミラクルデンチャー

【住所】〒721-0942 広島県福山市引野町4-20-30
【受付時間】9:00-18:00(平日) 9:00-13:00(水・土)【休診日】日曜、祝日、水曜午後、土曜午後
なぜ、いなだ歯科医院には他県から患者さんが来院するのか
住所 〒721-0942 広島県福山市引野町4-20-30
平日 9:00-18:00(平日) 9:00-13:00(水・土)
休診日 日曜、祝日、水曜午後、土曜午後
フリーダイヤルでのご予約はこちら 夜間・休日のお電話

お知らせ

今週のお知らせー間違いだらけの栄養学ー

投稿:2020年2月20日

間違いーその五 脂肪は体にとって悪い

世界で最も権威を認められている医学雑誌『ニューイングランド・ジャーナル』に2006年11月に掲載された論文では、脂質の少ない食事と多い食事とを比べても冠動脈疾患の発生率に変わりがなく、糖質をとる量が多いと冠動脈疾患のリスクが中程度増加したという結果が出ました。

さらに、炭水化物の摂取増加で死亡リスク上昇、と言う論文がランセットという超一流の世界的な医学学術誌に、2017年8月掲載されました。カナダ・マックマスター大学の研究です。

18カ国の13万5千例以上を約7年半追跡して次のような結論を出した。

1.炭水化物が多いと死亡率が高くなる
2.脂質が多いと死亡率が低くなる
3.総脂質および脂質の種類は、心血管疾患、心筋梗塞、心血管疾患による死亡と関連がない
4.飽和脂質は脳卒中になる確率が低くなる

著者は「今回の結果を踏まえ、世界的な食事ガイドラインを再検討すべきである」と提言している。糖質制限食が世界的に認められたのです。

日本の糖尿病学会は治療食としてカロリー制限食を採用しており、糖質制限食を認めていません。その中で、東京大学病院では独自に糖質を40%に減らしたゆるやかな糖質制限食・糖尿病治療食を提供しています。しかし、アメリカの糖尿病学会は既に糖質制限食を認めており、エビデンス(証拠能力または信頼性)の高い論文は糖質制限食に係るものが一番多いと認めています。

体の組成は、水分55~65%、たんぱく質14~18%、脂肪=15~30%、ミネラル5~6%、
そして糖質は1%以下です。私の学んだ考えでは、タンパク質、脂肪、ミネラルは体を持続させるために十分とることが必要です。しかし、糖質はエネルギー源なので運動量に合わせて増減する必要があります。

何故ならエネルギーとして使われなかった糖質はインスリンと言うホルモンによって脂肪に変えられ蓄えられるからです。つまり太るのです。

例えば、運動量の多いスポーツ選手や肉体労働の人はそれなりに食べてもいいと思います。デスクワークの会社員や日頃体を動かさない人は糖質少なめにしたほうが無難です。食べる量は変わらないのに少しずつ太る人は、基礎代謝量が減少(若い時は多く、年とともに減少)するのに合わせて食べる量(全体量)を減らすか、全体量は変えずに糖質を減らしてタンパク質と脂質を増やすか、運動を増やす必要があります。

実は私も食べる量は変わらないのに、少しずつ太る状態になっていました。脂肪が太る原因だと思っていたので食事の脂肪には気を付けて、運動はテニスを週2~3回のペースでこなし、年間10試合以上出場していました。それでも体重が増えていくのです。これでも運動が足りないのかと徒歩通勤にしたりしました。

決定的だったのは、数年前、糖尿病を糖質制限食で治している江部康二先生(京都、高雄病院理事長)を知ったことでした。江部先生自身も糖尿病になり、糖質制限食で治しています。江部先生の本を何冊も読んで、太るのは脂肪ではなく糖質であることを知った時は本当に驚きました。

理論的に生化学的に正しいと思ったので、1冊カミさんに渡して、この内容に納得がいったら食事を変えてもらえないかとお願いしたら、献立の本を買ってきて糖質制限食を作ってくれるようになりました。

糖質制限で変わったことは、強烈な空腹感を感じなくなったこと。夕方お腹がすいて指がふるえて慌ててチョコレートを食べたりすることが全くなくなりました。体調はほとんど変わりませんでした。体重は約8kg減少。ズボンを買い替える必要がなくなったこと。以前のサイズの古いズボンがはけるようになったこと。

脂肪は悪くありません。

 

間違いーその六 糖質は体に必須の栄養素である

糖質は必ず取らないといけないものではありません。赤血球はブドウ糖のみをエネルギーにしますが、その分は肝臓で作られます。これを糖新生といいます。

その他の体組織はケトン体をエネルギー源にできるので糖質が必須ではありません。タンパク質には必須アミノ酸、脂質には必須脂肪酸があり、これらは体内で作ることができないため、必ず摂らなければなりません。

ウェストン・A・プライス博士(アメリカの歯科医師)は探検隊を組んで未開のアラスカエスキモーを調査しています。

未開のアラスカエスキモーはカリブー(トナカイ)、アザラシ、鮭などの魚、くじらなどの肉類が主で、他に落花生、海藻、果実(日本で食べる改良されて甘くて柔らかいものではありません)などを食べていました。全身の健康状態も大変良い。よく噛んで食べていたので顔の発達が良く歯並びもキレイです。

交通が良くなったアラスカエスキモーの集落では缶詰や砂糖などの文明食を食べていて結核などが蔓延して、むし歯が多発して子供たちは歯並びが悪くなっています。

カナダ人探検家、ヴィルヤルマー・ステファンソンはアラスカエスキモーの食事が、人が生き抜くための原点であると信じて1918年から1923年まで肉と魚中心の食生活を送りビタミンⅭ不足になることもなく健康な生活を送ったということです。

また、脂肪の少ない肉ばかり食べると体調が悪化したそうです。糖質は必ず取らないといけないものではありません。

いなだ歯科医院へのご予約はこちらから。お気軽にご来院ください。

電話 ご予約はこちら
電話 お電話はこちら
院長ブログ
IFOCS
Neo-Cap
ブログ
IFOCS
Neo-Cap

いなだ歯科医院へのご予約はこちらから。お気軽にご来院ください。

電話 ご予約はこちら
電話 お電話はこちら
夜間・休日のお電話はtel.084-941-8688までおかけください。
ページの先頭へ
Copyrights©. 広島県福山市 引野小入口近くの歯科医院 | 東福山駅から車で5分のいなだ歯科医院 2019. All rights reserved.