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今週のお知らせ メガビタミン

藤川徳美先生の症例、「精神科医こてつ名誉院長のブログ」からです。

今回の症例は驚くべきものです。自閉症、広汎性発達障害、精神遅滞の二人の子供が3年後に優等生になったというものです。子供の時の栄養不足の影響と栄養補給が十分であるとこんなにも発達を遂げると言う素晴らしい症例です。

以下引用始め

3年間メガビタミンを継続してこうなった

NEW!2023-03-09 12:10:57

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自閉症

3年間メガビタミンを継続してこうなった。3年前に、長女は、自閉症+広汎性発達障害と診断されていた。3年前に、次女は、精神遅滞で幼稚園入園は困難と言われていた。3年間のメガビタミンで2人とも優等生になった。姉は、科学研究で2年連続で優秀賞を受賞。妹は、小学校受験を合格。先日薬を取りに来られた父親は、”自分も10歳若返ったような”と言われていた。

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藤川 徳美3年間メガビタミンを継続してこうなった。3年前に、長女は、自閉症+広汎性発達障害と診断されていた。3年前に、次女は、精神遅滞で幼稚園入園は困難と言われていた。3年間のメガビタミンで2人とも優等生になった。姉は、科学研究で2年連続で優秀賞を受賞。妹は、小学校受験を合格。先日薬を取りに来られた父親は、”自分も10歳若返ったような”と言われてい… www.facebook.com

以上引用終わり

栄養学を理論的に構築されたの学問が分子栄養学、提唱されたのは物理学者の故三石巌先生です。分子栄養学とオーソモレキュラー栄養学を駆使して治療されているのが藤川徳美先生です。

私はこの先生方の著書を読んで、理論的に間違いないと思ったので、この1年少々、プロテイン、ビタミン、ミネラルを摂取しています。というか人体実験のつもりでやっています。1年経って変化したことは次の通りです。

  • 真冬に寝る時毛布が要らなくなった。-寒さに強くなった。毛布を使うと暑いのです。
  • 鼻血が出なくなった。-強く鼻をかむとタラーと鼻血が出ていましたが、出なくなった。血管が強くなった?
  • 足のけいれんが起きなくなった。テニス大会に出て3回戦になると足がつってきて負けていました。寝ている夜中に足がつって痛みで飛び起きてストレッチをすることも良くありました。それらはもう無くなりました。
  • 飛蚊症がなくなった。-眼科で診てもらいましたが、進行するようだったらまた来てねと言うこ

とで、特に治療はありませんでした。それが出なくなりました。全く健康な人はいいですが、何か気になる方は藤川徳美先生の著書を読まれることをお勧めします。

今週の症例 左上2番の内歯瘻 歯根端切除術

60代 女性

主訴は歯肉が腫れている。左上2番の歯肉から膿が出ています。歯肉に出来るものを内歯瘻と言います。顔の皮膚に出来ると外歯瘻と言います。歯根端の周りの骨が炎症を起こして少しずつ膿が出て、トンネルを作って歯肉に膿が出ています。痛みはほとんどありません。

レントゲン写真です。神経が取ってある歯で、歯根の先端部分(歯根端)の骨が溶けています。

考えられることは、①根管治療の不備による細菌の増殖。②神経を取った歯は木に例えると枯れ木で割れやすいのでひび割れが入った。治療としては、再度根管治療をする。もう一つは外科手術の歯根端切除術があります。この症例では、金属の心棒が深く装着され除去が大変困難なので歯根端切除術を選択しました。

術後のレントゲン写真です。

歯根端周囲は骨が溶けていたのできれいに掃除をして、歯根端を2mm切断して、根端を充填しました。肉眼ではひび割れは見つかりませんでした。歯根は少し短くなりますが、十分噛むことが出来ます。

―周術期と抜歯には高たんぱく食を― 術後の合併症をなくし、回復が大変早い

分子栄養学は物理学者の三石巌先生が提唱された学問で、体の不調は栄養素の不足によって起きると言う考え方が元になっています。三石巌先生自身、白内障や、鉛公害により1型糖尿病にかかりましたが、医者に頼ることなく克服して95歳までスキーを楽しんだ稀有なる学者です。

外国ではオーソモレキュラー栄養学が同じ考えの栄養学です。

分子栄養学から見た周術期の栄養摂取

ストレスに対抗するためにはタンパク質、ビタミンC、ビタミンE、カルシウムが必要。ストレスには精神的ストレスと物理的ストレスがあります。精神的ストレスは例えば人間関係の悪化、大切な人の喪失、離婚、転勤、病気など、物理的ストレスには引っ越し、外傷、手術などいろいろありますが、そのどちらも、体の中ではタンパク質、カルシウム、ビタミンC、ビタミンEが大量に消費されます。我々は、様々なストレスを抱えています。

全身の病気の手術を予定されている方は術前と術後に上記栄養素を補充しておくと治りがいいです。具体的には、病院食+ホエイプロテイン(1日20~40g)

ストレスに負けぬ栄養作戦

第1条件は高タンパク食です。

そして第2条件は、ビタミンCの摂取である。副腎皮質がホルモンを合成するとき、補酵素としてビタミンCが要求されるのだ。そしてまた、第3の条件は、ビタミンEの補給である。ビタミンCほど大量ではないが、ビタミンEも要求されます。

「食品栄養学」(1975年)の中で小柳達夫氏は、たんぱく質の損失が、大腿骨骨折の場合は800グラム、大やけどの場合は1キログラムから1.25キログラムに上るという。

標準状態においてタンパク質を必要なだけ摂っていた人が大腿骨を骨折した時、たんぱく質を従来よりも余計に摂らなくてはならなくなる。大ざっぱな試算であるが、1日量を20グラム増やしたとすれば800グラムのたんぱく質の補給に40日かかる。1日量を40グラム増やせば、20日でこれが賄える。要するに、たんぱく質の摂取量を多くすれば、回復までの日数が短縮される。この時、ビタミンC、ビタミンEについても特別な配慮がいるわけです。

ビタミンCに殺菌作用と制菌作用のある事は発見後まもなく突き止められた。ブドウ球菌の静菌作用は濃度20PPMで現れる。溶連菌(溶血性連鎖連鎖球菌)に対するビタミンCの静菌作用は濃度50PPMで現れる。

殺菌にビタミンCが有効です

ビタミンCの菌毒不活化作用は、ジフテリア菌、破傷風菌、ボツリヌス菌のほか、ブドウ球菌、赤痢菌等についても確認されている。

細菌が出す菌毒にもビタミンCが有効です。

ビタミンCの殺菌作用は肺炎双球菌、肺炎桿菌、ブドウ球菌、連鎖球菌、マイコプラズマ、百日咳菌、赤痢菌、結核菌などに効果を表す。

まとめータンパク質、カルシウム、ビタミンC、ビタミンEを十分にとりましょう

ビタミンCを多く含む食品

レモン、イチゴ、ミカン、柿、パセリ、トマト、ブロッコリー、ピーマン、サツマイモ、番茶

ビタミンEを多く含む食品

アーモンド、小麦胚芽、大豆、落花生、ウナギ、シジミ、カツオ、アユ

タンパク質を多く含む食品

肉(牛、豚、羊、鶏)、魚介類(魚、イカ、タコ、貝)、牛乳、卵、チーズ、大豆、豆腐、納豆、カマボコ、ちくわ

カルシウムを多く含む食品

野菜―小松菜、モロヘイヤ、いりごま、菜の花、チンゲン菜、大根の葉、切り干し大根

魚介類―わかさぎ、干しエビ、オイルサーディン(いわし)、あゆ、ししゃも、ウナギかば焼き

大豆製品―焼き豆腐、生揚げ、がんもどき、木綿豆腐、凍り豆腐

乳製品―牛乳、スキムミルク、アイスクリーム、チーズ、ヨーグルト

サプリメントで簡単に摂取することが出来ます。お勧めします。ドラッグストア、薬局に置いてあります。

ホエイプロテイン、プロテインバー

ビタミンC

ビタミンE

カルシウム

 

 

もう1度書きますが、1日のたんぱく質必要量は体重の1000分の1と言われています。50kgの人は50g、70kgの人は70gが必要です。牛肉だと300~400gになります。足りない場合は本来新陳代謝で古くなった捨てるものを再利用します。それが度重なると体に不調が出てくるのです。

「良質なたんぱく質を取るように心がけましょう。」とよく耳にしませんか?でも、「良質なたんぱく質」って何でしょうか?

たんぱく質とは、私たちの生命を維持するために不可欠なものです。たんぱく質を構成しているのは、わずか20種類のアミノ酸です。たんぱく質の種類によって、そのアミノ酸の量や配列(並び順)、集合体の大きさや形が異なります。その内の9種類のアミノ酸は必須アミノ酸で必ず食べ物から摂らないといけません。

「良質なたんぱく質」というのは、アミノ酸がバランス良く含まれているたんぱく質のことです。アミノ酸の含有バランス(アミノ酸スコアといいます)が良いものは、生体内での利用効率が良く、余分な老廃物となるものが少ないので、「良質なたんぱく質」と呼ばれます。

良質なたんぱく質を含む食品は、肉類、魚介類、牛乳・乳製品、チーズ、卵類や大豆・大豆製品などであり、豆類以外はほとんどが動物性食品です。植物性食品である穀類や野菜類にもたんぱく質は含まれますが、例えば重要なアミノ酸が少ないなど、アミノ酸のバランスがよくありません。このような場合、たんぱく質の利用効率はそのアミノ酸の量に合わせて下がってしまいます。

現在推奨されている食事の栄養バランスは糖質 60% 脂質 25% タンパク質 15% だそうですが、これには特に根拠があるわけではなく、今の日本では調べると平均これぐらいですね、と言うデータです。

しかし、我々が現在食べている「バランスの取れた食事」は分子栄養学的には問題ありと言うことです。1番大事なタンパク質が足りません。

人の体はほとんどがタンパク質で出来ています。筋肉、内臓、髪、爪。骨もタンパク質とカルシウム塩で出来ています。唯一、脳みそは乾燥重量の60%ほどが脂肪です。

糖質はエネルギー源です。現代人は摂り過ぎです。使いきれなかった糖質はインシュリンと言うホルモンによって脂肪に変えられ、皮下脂肪や体脂肪になるのです。

見渡せば糖質まみれ(糖質って美味しいですからね、白米ご飯、パン、メン類、お菓子など)です。

私が小さい頃はどこに行くにも歩きか自転車、馬車もいました。車はお金持ちかお医者さん、運送会社のトラックしか通っていなかった。今は便利になって、自家用車にエスカレーター、エレベーターに自宅配送、運動量は減って余った糖質はインシュリンホルモンによって脂肪に変換され体脂肪、皮下脂肪になります。肥満は消費しきれなかった糖質のせいなんです。

糖尿病は増える一方です。脂質は体の構成要素です。

細胞膜は脂質でできており、脳みその乾燥重量の約60%が脂質です。糖質が多すぎて脂質が少ないと神経伝達物質の誤作動により、例えばてんかんや原因不明の非定型歯痛、感覚異常症などになるのではないかと言われています。パーキンソン病などの神経難病にも関連していると言われています。

脂質には必須脂肪酸がありこれは必ず食事からとらなければいけません。タンパク質は大切な体の構成要素です。骨格筋、臓器、爪、髪など体のほとんどがタンパク質で出来ています。骨もタンパク質とミネラルで出来ています。いろんなホルモン酵素、神経伝達物質もタンパク質から作られます。

大事なことは疲れをためないことです。睡眠を十分とること、疲れないようにする。疲れたら休息を取ること。とても大事なことです。分子栄養学では体の不調は栄養不足から起きると考えています。日本人のほとんどはタンパク質不足と言われています。

今週の症例 ―分子栄養学による体力向上―

藤川徳美先生のブログから引用

以下引用

サッカー部の女子中学生

サッカー部の女子中学生

症例;中学3年生、女性

サッカー部に入っているが、体力がなく、すぐ疲れて動けなくなる。母親が本を読み、R3.4当院受診。他院で採血したデータを持参。BUN14.6、フェリチン1.8、Hgb9.0。165cm、60kg、BP96/50。食欲は旺盛。1週間前からザバスミルクプロテイン15g*2を開始している。→高タンパク/低糖質食+プロテイン20g*2。フェルム処方。B50、C1000、E400開始。

一週後再診、プロテイン20g*2(ベリー味)、フェルムも飲める。B50*2、C1000*3、E400*1。走れるようになった。→Mg100追加。

R3.5、Mg100*4。かなり元気になり、走れるようになった。疲れにくい。凄く効いている。

R3.7、BUN13.1、フェリチン35、Hgb13.1。

R3.10、とても元気になり、体力がついた。修学旅行でプロテインをサボったら、頭が回らなくなった。

R4.1、BUN17.1、フェリチン42。とても元気になり、別人になった。試合も最後まで走れるようになった。

R4.3、すっかり元気。プロテイン、B50、C1000、E400、Mgを継続。

・陸上やサッカーなどの走るスポーツは、足底で赤血球が壊されるので、BUN、フェリチンが増えにくい。

・チーム全員でこれを行えば全国制覇できるだろう。

多少技術が劣っても、体力、ATP量で圧倒できる。

足も攣らなくなるし。

元記事はこちら

https://www.facebook.com/100003189999578/posts/4892404400875845/?sfnsn=mo

以上引用終わり

藤川徳美先生の著書はほとんど読みましたが、その中で初めに出て来るのは、現在一般的に推奨されている「バランスの良い食事」をとっている人は例外なく、質的な栄養不足であると書いてあります。足りているのは糖質ぐらいでしょう。と言うか、糖質は摂り過ぎています。逆にタンパク質は不足しています。ですから、高タンパク低糖質の食事が基本になります。これに必要であればプロテイン、ビタミン、ミネラルを補完します。

今週のお知らせ 側弯症・アレルギー性鼻炎改善

藤川徳美先生のブログ「精神科医こてつ名誉院長のブログ」から転載させていただきます。

藤川徳美先生は分子栄養学、オーソモレキュラー栄養学を駆使して治療され、多くの患者さんを治癒に導いています。また書籍も出版されており「うつ・パニックは鉄不足が原因だった」「薬に頼らずうつを治す方法」「うつ消しご飯」「薬に頼らず子どもの多動・学習障害をなくす方法」「すべての不調は自分で治せる」など多数あります。

以下引用始め

知的障害+てんかん+アレルギー性鼻炎+側湾症の男の子

NEW!2023-02-06 08:00:46

テーマ:

小学・中学生

知的障害+てんかん+アレルギー性鼻炎+側湾症の男の子

症例;小学校5年生、男性

生後2日目に心停止あり、低酸素脳症と診断される。知的障害あり、療育手帳マルA(広島県、最重度)。支援級。てんかんがあり、抗てんかん薬の処方を受けている。

母親が本を読み、R4.5当院受診。他院で採血、BUN10.0、フェリチン33.5。発語がなく、感情表出ができない。R3.8からプロテイン10g*2を既に開始している。重度のアレルギー性鼻炎、聴覚過敏、側湾症がある。→インクレミン10ml処方。ナイアシンアミド、Mg100開始。

R4.6、プロテイン10g*2、インクレミンも飲める。ナイアシンアミド*2、Mg100*2。

R4.7,ナイアシンアミド*4。

R4.8、Mg100*4でお腹が緩くなるため、*2としている。→メグビーミックス(B+C)を推奨。

R4.10、他院で採血、BUN12.0、フェリチン89。プロテイン10g*3飲めるようになった。C1000*2、B501/2T*2を追加した。

R4.11、発語はないが、感情が出せるようになった。お腹が緩くなるためMg*1としている。

R5.1、側湾症が改善したので、写真を撮った整形外科で驚かれた。アレルギーがほぼ完治し、薬が要らなくなった。プロテイン10g*3、インクレミン10ml。、ナイアシンアミド*4、B50*1/2T*2、C1000*2、Mg100*1。→D3&K2開始。骨形成には、タンパク質、Mg、D3、K2。てんかんにはMg、E、レシチンあたり。次回E400追加予定。

#知的障害

#てんかん

#アレルギー性鼻炎

#側湾症

以上引用終わり

今週の症例 ―ミラクルデンチャー右上顎4番欠損―

60代男性

設計です。3番がキー、5番がロックです。キーは最初に合わせる部分、ロックは最後に合わせる部分です。最近よく使われるミラクルリング(輪になった金属バネ)がロックになります。

まず3番にキーを合わせます。

キーを合わせました。

次に5番にロックを合わせます。装着された状態です。

横から見たところです。外すときは、5番にかかっているピンク色の床を上に持ち上げると簡単に外れます。

口の中に装着されると入れ歯とは判りません。大変ぴったりして、違和感が少なく、よく噛めます。

今週のお知らせ 感染症とビタミンC

今週は「分子栄養学のススメ」の記事から転載させていただきます。

以下引用始め

感染症とビタミンC

2022-11-01 09:53:13NEW !

テーマ:スタッフブログ

ビタミンCは多くの代謝に関わっており、コラーゲン合成、副腎皮質ホルモン合成、免疫グロブリン合成、コレステロール分解、グリコーゲン合成、ブドウ糖吸収抑制など多種多様です。

また、慢性関節リウマチ、アレルギー、ガン、心臓発作、脳血管疾患、血栓症、静脈瘤、喘息、床ずれ、ヘルニア、軟骨損耗、脊椎変形、倦怠感、疲労感、心身症、うつ病、統合失調症、糖尿病、 白血病など数えきれないほどの多種多様の病気にもビタミンCが関係していることが知られています。今回は、現在そしてこれからの時期に身近な感染症とビタミンCの関係について記載します。

感染症とは

感染症と言えば、今では新型コロナウイルス感染症と思ってしまうほど、日常生活を脅かされてきましたが、感染症には主に溶連菌感染症などの細菌が感染した細菌感染症とコロナウイルスやインフルエンザウイルスなどのウイルスが感染したウイルス感染症があります。その他にも原虫や蠕虫(アニサキス、蟯虫など)など寄生虫による感染症もあります。

ウイルスも細菌も肉眼で確認することはできないほど小さく、それぞれ何百種類と、とても多く存在します。単細胞生物である細菌は、栄養と水のある適切な環境であれば自分自身で増殖していくことができる微生物です。

一方、タンパク質でできた外殻の内部に遺伝子を持つ単純な構造の微生物であるウイルスは、自己複製能力が無く、生きた細胞内でしか繁殖できません。生きた細胞を宿主にすることでしか増殖することができない為、他の個体へ次々と感染させ続けることはウイルスが生き残る必須条件となります。

細菌感染を起こす、よく知られている細菌は、大腸菌、サルモネラ菌、黄色ブドウ球菌、肺炎球菌、溶連菌、結核菌などです。また、ウイルス感染を起こすよく知られているウイルスはアデノウイルス、インフルエンザウイルス、RSウイルス、コロナウイルス、ムンプスウイルス(おたふく風邪)、風疹ウイルス、麻疹ウイルス、ヘルペスウイルスなどです。どれも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

ビタミンCの抗ウイルス作用

ウイルス感染症にかかった場合にはまず、ビタミンCの摂取をおすすめします。特にビタミンCの抗ウイルス作用はウイルスの種類を問わないと言われています。ビタミンCの抗ウイルス作用は3つあります。

1つ目は、ビタミンCが直接ウイルスを不活性化することです。ビタミンCはウイルスの殻のタンパク質ではなく、核酸(DNAやRNA)を切断することによって、増殖できなくなり、実質的に抗ウイルス作用を示していると考えられます。

2つ目は、白血球の食作用を活性化することです。ビタミンCは白血球、特に好中球、リンパ球、貪食細胞の走化性(ウイルスの侵入部位などに急行し働く作用)、貪食作用(ウイルスなど体内の細胞が不必要なものを取り込み、消化し、分解する作用)などの機能を刺激すると言われています。

3つ目はインターフェロンを作って、間接的にウイルスの活動を阻止することです。インターフェロンはウイルスの感染した細胞で合成されますが、そのためにはビタミンCが必要です。ビタミンCがなければ、十分にインターフェロンの合成が行われないとされています。また、インターフェロンは免疫担当リンパ球のひとつである、NK(ナチュラルキラー)細胞を活性化する働きがあります。NK細胞は異物に対して活性酸素を使って攻撃します。

私たちは寒さが風邪をひくきっかけとなることがあります。鼻腔には低温の空気が吸い込まれ、血管が収縮し、血行が悪くなります。それにより、血液によるビタミンCの輸送力が低下し、粘膜のビタミンC濃度が低くなります。その様な状況ではビタミンCの血中濃度が高くても必要な場所では不足が起きているかもしれません。さらに、低温の場合には、インターフェロンの合成も不利になってしまいます。

ビタミンCの殺菌作用

細菌感染症は抗生物質が効くため、病院を受診し細菌感染が分かったら抗生物質が処方されると思います。抗生物質はウイルスには効果がないため、風邪の時に抗生物質が処方されても効果がないことが多く、最近ではほとんど処方されません。

そんな細菌に対しても、ビタミンCが効果があるという研究を今から30年以上前に佐賀大学村田晃教授が行っています。その研究ではビタミンCは枯草菌、大腸菌、肺炎桿菌、シュードモナス菌、サルモネラ菌、セラチア菌、黄色ブドウ球菌などに対し抗菌作用を示すことが分かりました。

この作用はビタミンCに対して感受性がある菌とない菌とがあるため、すべての細菌に対応するわけではありません。また、殺菌作用までは示しませんが制菌作用は示す菌もあります。なお、私達に有用な乳酸菌に対しては作用しないとされています。

感染症対策にはビタミンC

これまで説明したように、細菌やウイルスに感染した場合には、ビタミンCの摂取が有効であることがお分かりいただけたのではないでしょうか。通常、ビタミンCの摂取量は1日に10gまでとしておりますが、感染症罹患時には、それ以上のビタミンCが必要になることもあります。一時的に摂取量を増やし、細菌やウイルスに立ち向かう免疫機能に加勢してみてはいかがでしょうか。

以上引用終わり

 

 

今週の症例 ミラクルデンチャー 下顎 左56欠損

完成したミラクルデンチャー。右に見える4番がキー、左に見える7番がロック(ミラクルリング)。

4番にキーを合わせたところです。

7番にロック(ミラクルリング)を合わせて装着したところです。

ロックの金属ワイヤーは金属冠の上なので見た目は分かりません。 

ミラクルデンチャーにはキーとロックと言う概念があります。キーは初めに合わせる部位、ロックは最後に合わせる部位です。外すときはロックを外します。ミラクルデンチャーは従来の義歯よりピッタリフィットして異物感が少なく、見た目も入れ歯を入れているようには見えません。

装着

実際に患者さんの口に入れて合わせる時は必ず調整が必要になります。模型でぴったりにできていても、実際の口の中ではずれが出てきます。歯型を取って外すときに少しの変形があります。石膏を流して硬化するとき少しの変形があります。義歯を作るとき樹脂が硬化するときに少しの変形があります。

少しの変形も積み重なると、完成した義歯は口の中に装着するとき、噛み合わせが高い又は低い、歯肉に強く当たる又は隙間がある、バネがきつい又は緩いなどを調整します。

今週のお知らせ 分子栄養学による栄養療法で成績上昇

分子栄養学では、体の不調は栄養分の不足から起こるので、不足している栄養分を補給すれば治るという考えを摂っています。

人は、人間関係や生活している場所、病気怪我などにより強いストレスを感じますが、その時にタンパク質やビタミンなどを過剰に消費することが判りました。このような時にタンパク質やビタミンを多めに摂取すると強いストレスを軽くすることが出来るのです。また、うつ病は鉄分の不足があるそうで、鉄分の豊富な肉などのタンパク質を多めに摂取することで改善できます。

分子栄養学では高タンパク低糖質食が基本となります。今週は分子栄養学を駆使して治療されている、廿日市市で心療内科を開業されている藤川徳美先生の症例を転載させていただきます。

以下引用始め

成績不振の女子小学生

NEW!2023-01-12 07:30:02

テーマ:

小学・中学生

成績不振の女子小学生

症例;小学校5年生、女性。注意散漫で勉強に集中できない。宿題がこなせず、成績不良。母親がYoutubeを観て、R4.1当院受診。他院で採血、BUN16.1、フェリチン55。ビーレジェンドプロテインを買ったが、続かない。卵、肉は大好きで食欲はある。母親のBUN6.9、フェリチン7.9。→プロテイン5g*2、ESポリタミン2g*2、フェルム処方。ナイアシンアミド、Mg100開始。母親はプロテイン10g*2で開始して20g*2を目標に増量、フェルム処方。

R4.2、プロテイン7g*2飲めている。ESポリタミンも飲めている。ナイアシンアミド*2、Mg100*2飲めている。Mg入浴を開始した。→C1000追加。

R4.3、プロテイン7g*3。元気になり宿題もするようになった。体力がついた。お腹が緩くなったので、MgとCを減らした。

R4.4、塾の宿題もするようになり、成績が急上昇。体力がつき、別人のようになった。

R4.5、プロテイン10g*2。朝起きが良くなり、元気になった。

R4.8、プロテイン10g*2、ナイアシンアミド*2、C*2、Mg100*2。順調。

R4.10、成績がかなり上がった。熱を出さなくなった。時々集中力が落ちる。→ナイアシンアミド*4に増量を。

母親もプロテイン+フェルム+ATPセット(B50、C1000、E400、Mg100)+ナイアシンアミドを継続しており、とても体調が良くなった。BUN13.1、フェリチン128。

R5.1、成績は最上位になった。広島ではトップレベルの私立女子中を受験することになった。母親から見るとまだ集中力のムラがあるように見える。→母親が飲んでいるB50、E400追加を。

・1年でこれだけ改善した。多分IQ20程度、偏差値10程度は上がっているだろう。

・子供を改善させたければ、必ず母親もプロテイン、鉄、サプリメントを飲むことが最重要。

以上引用終わり

今週のお知らせ カラダとタンパク質

私は現在分子栄養学の勉強をしていますが、タンパク質について分かりやすくまとめられた記事がありましたので転載させていただきます。

以下引用始め

カラダとタンパク質

2023-01-04 09:17:55NEW !

テーマ:スタッフブログ

「国民生活基礎調査の概況」(厚生労働省・2019年)によると、介護が必要となった主な原因として、「骨折・転倒」「関節疾患」「脳血管疾患(脳卒中)」「認知症」が挙げられています。私たちが、健康で人生100年時代を全うするためには、「骨・関節」「血管」「脳」をいかに健やかに保つことができるかが、大きな鍵となります。

栄養素では、特にタンパク質の摂取が重要です。

  • 骨とタンパク

骨のタンパク質はコラーゲンです。骨の体積の3/4を占めています。

骨粗鬆症の予防には、カルシウムを頭に浮かべる人が多いですが、骨の構造を考えれば、タンパク質が第一です。骨には「軟骨」と「硬骨」がありますが、どちらもコラーゲンを骨組みに、粘質多糖体が加わって出来上がっています。硬骨では、この基本構造にカルシウムなどのミネラルが沈着して石灰化組織になっています。粘質多糖体の形成にも良質タンパクが必要で、特に硫黄を含むアミノ酸(メチオニン、システイン)が必須です。

これらのアミノ酸を豊富に含む食品はです。卵はアミノ酸バランスに優れた食品の代表といえます。骨細胞には、破骨細胞(壊す専門)と骨芽細胞(作る専門)があり、それぞれが絶えず働き、異化と同化を営んでいます。タンパク質は常に使われているのです。

  • 血管とタンパク

動脈や静脈の基本構造は、内膜・中膜・外膜の3層からなっています。3層はそれぞれが内皮細胞や平滑筋や結合組織の組み合わせによって構成されています。心臓から血液が押し出された時、大動脈の壁には、相当な圧力がかかります。血管壁はこの力に逆らわず自然に拡がり、血液の流入が止めば、弾力で元の太さに戻ります。

このような血管のしなやかさは、結合組織のエラスチンという弾力の大きいタンパク質の網目構造から生まれ、きっちりと三つ編みにされた強いコラーゲンによって守られています。結合組織の作り変えが遅くなることが弾力低下を招くと考えられており、血管壁で弾力低下が起こると「動脈硬化」ということになります。動脈硬化の予防にも、まずタンパク質の補給から、と理解すべきです。

 

  • 脳とタンパク

脳は、意識や思考や感情を生みだす特別な器官ですが、生体の一部として、その基本的な成り立ちが他の器官と異なっている訳ではありません。同じように、細胞とそれが作り出すタンパク質の働きによって機能が担われています。

脳の働きの主役はニューロンと呼ばれる神経細胞です。ニューロンは複雑なネットワークを作って連絡を取り合い、情報を伝えるように作られた細胞です。

すべての細胞と同じくニューロンも、タンパク質を第一の栄養素としています。タンパク質は酵素タンパクとして、また、ブドウ糖などの運搬タンパクや、 ナトリウム・カリウムポンプのようにイオンを移動させるタンパク質として大活躍であるばかりでなく、各種の神経伝達物質の原料としてのアミノ酸を供給しています。

神経伝達物質の種類は多く、100種以上もあるといわれていますが、三つのグループ(アミノ酸系、アミン系、ペプチド系)に大きく分類されています。いずれもタンパク質の関連物質です。アミノ酸はタンパク質構成成分であり、ペプチドはアミノ酸をつないだ物質です。脳内のアミノ酸の濃度は、血中に比べてとても高いことが知られています。脳の機能を考える時、タンパク質の摂取は大変重要な条件といえます。

  • 細胞はタンパクを作り、タンパクは生命を作る

タンパク質は、英語ではプロテインといいます。プロテインという命名には、この物質が“何にもまして重要”という意味があります。血液、骨、筋肉、神経から皮膚や爪に至るまで、タンパク質でできていないものはありません。そのため、その不足は全身に悪影響を及ぼします。

生体の代謝を握る酵素が全てタンパク質であることも、見逃せない重要なポイントです。また、タンパク質は、抗体やインターフェロンなど、感染に対する自衛手段にも利用されます。タンパク質が欠乏すれば、細菌やウイルスに対して無防備になってしまいます。体を作り、機能を担う物質の全てを集合させたとき、最も多いのがタンパク質です。

タンパク質がなければ、体は動くことはおろか、形を保つこともできません。 タンパク質は、栄養を問題にするときに、最優先すべきものなのです。

以上引用終わり

今週のお知らせ 帯状疱疹が増えています

いろんな医師から、新型コロナワクチンが帯状疱疹増加の原因ではないかとの指摘がありますが、詳しいデータがあるわけではありません。あくまでも印象です。

新しい創傷治療のホームページの夏井先生の症例です。

以下引用始め

帯状疱疹後神経痛の治療(痛みの消失)

81歳女
2021年8月中旬,右前額部の帯状疱疹で〇〇病院皮膚科に入院(顔面だったため入院したほうがいいと説明された)。退院後は△△皮膚科に通院し,ヒルドイドソフト®が処方されているが、痛みが続き安眠できない状態だった。娘さんが当院に通院中で,当院なら何とかしてくれるかもとアドバイス。10月26日、当院を受診。患部をハイドロコロイド包帯 アドバンス で被覆してみたところ、痛みは直ちに消失した。娘さんによると、1週間ハイドロコロイド被覆を続けたら痛みは完全になくなり、再発もしなかったとのことであった。

作用機序は全く不明ですが、この患者さんは何ヶ月も悩まされてきた神経痛がほぼ瞬時に軽快しました。娘さんによると、再発もないようです。

以上引用終わり

約20年の経過を持つパニック障害女性

私の二人の歯医者の友人はパニック障害がありました。多分、精神科か心療内科で薬をもらっていたと思います。そのころは薬でしか治らないと思っていました。今は分子栄養学を少しかじったので、栄養不足であることが判ります。

廿日市市で心療内科を開業されている藤川徳美先生は分子栄養学、オーソモレキュラー栄養学を駆使して治療され、好業績を上げておられます。

以下引用始め

約20年の経過を持つパニック障害女性

NEW!2022-12-05 07:15:12

テーマ:

パニック障害

約20年の経過を持つパニック障害女性

症例;50代後半、女性。H15にパニック発作を生じ救急搬送された。以後通院して、投薬を受けている。50歳時に断薬したが再発し、ソラナックス、メイラックスを飲んでいる。症状は、朝の動悸、頭痛、胸焼け、中途覚醒、予期不安など。

本を読みR4.8当院受診。2年前からプロテインを飲んでいる。今はビーレジェンドを飲んでいる。近くのオーソモレキュラークリニックでサプリを買い、飲んでいるが改善しない。→プロテイン20g*2+高タンパク/低糖質食。ナイアシンアミド、C1000開始。オーソのサプリは全て中止。

1週後再診、初診時BUN20.7、フェリチン86、ALP65。プロテイン20g*2を飲めている。ナイアシンアミドは吐き気が出て中止した。→フェルム、プロマック処方。フラッシュフリーナイアシンに変更。

R4.9、フラッシュフリー640*4飲めており、吐き気はない。毎日メイラックス、ソラナックスを飲んでいる。

R4.10、体調が良くなり、パニック発作はなくなった。ソラナックスは中止できた。便秘がある。→Mg100追加。

R4.11、とても元気になり症状はなくなった。とても前向きになった。メイラックスも中止したが問題ない。BUN20.3、フェリチン124。

現在、プロテイン20g*1、Mg100*4、フラッシュフリー*4、C1000*2。→プロテイン10g*2とするように。Mg入浴を開始するように。

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何度も書いているが日本のオーソモレキュラーは全くの的外れで効果がない。自分は「最弱の日本オーソモレキュラー」と呼んでいる。

1)効果の乏しいソイプロテインを勧められる。プロテインはホエイ一択、”ソイなどつまらないものは今すぐ破棄して今日からホエイにするように”と伝えている。

2)効果の乏しいヘム鉄を勧められる。ヘム鉄1錠4mgのFe、処方薬フェルムは100mg、Nowアイアンは36mg。量が少なすぎてヘム鉄が効かないことは小学1年生でも分かる。ダメなことが分からない人は小学1年生の算数を理解できない人。オーソのセミナーで”キレート鉄は危ないと”いうデマを流している。

3)ナイアシンアミド1000~1500mgしか勧めない。最低でも2000mg、理想量は3000mg。

4)サプリがバカ高で月10万かかる。ビーレジェンド+iHerbなら月1万。

以上引用終わり

今週のお知らせ ベジタリアンと糖尿病について。糖質制限食は?

私は、約9年前、現在より体重が8kg増えて、結婚以来3回目のズボン総入れ替えの危機を迎えていました。このままだと、おじさん体形まっしぐらでした。食事は結婚当初と変わらないし、テニスは週2~3回で運動も十分でした。

悩んでいたところに、江部康二先生のホームページにたどり着き、著書を購入しました。江部先生自身が糖尿病になり、糖質制限食で克服され、患者さんにも同じように治療され素晴らしい業績を上げておられます。本は論理的であり理詰めで、理屈っぽい私はとてもよく理解できました。

簡単に書くと、糖質制限食とは、ご飯やパン、めん類などの主食を控えめにして、主食を減らした分おかずを増やすというものでした。主食の炭水化物はエネルギー源になりますが、使われずに余った炭水化物はインスリンと言うホルモンによって脂肪に替えられ、皮下脂肪と内臓脂肪になります。

何と脂肪が悪者ではなかったのにはびっくりでした。

それまでは、昼ごはんの後高血糖になり、5時ごろになると血糖値が下がり、強い空腹感、眠気、時には指の震え等が起きました。そのため、5時ごろチョコレートを2かけら食べてから仕事をしていました。

今から思うと、そのままの状態が続いていれば糖尿病になっていたかもしれません。幸い、糖質制限食(高タンパク低糖質食)は私に合っていたようで、糖尿病になることなく、順調に若い時の体形に近づいています。副反応もありませんでした。

糖尿病は血管病です。血糖値が高い状態は血液ドロドロ状態なので、血管がだんだん傷ついて弱くなります。目の血管が弱ると失明、腎臓の血管が弱ると人工透析、足の血管が弱ると足の壊死で切断となります。そのほか、心筋梗塞、脳梗塞、ガンなどにもなりやすくなります。俳優の渡辺徹さんが亡くなられましたが、糖尿病から人工透析、心筋梗塞などにかかり最後は敗血症で亡くなられました。風邪は万病のもとと言いますが、糖尿病も万病のもとになります。

それでは江部先生の記事を転載します。

以下引用始め

2022年12月01日 (木)

こんにちは
以前ベジタリアンと糖尿病について、質問を頂いたことがあります。
現実にはベジタリアンも糖尿病になります。 (*_*)

私自身も、<玄米魚菜食>を18年間実践中でしたが、52歳のとき、糖尿病を発症しました。他にも、マクロビオティック実践中に糖尿病発症という人もおられました。一旦糖尿病を発症したときは、糖質制限食に勝る治療法はありません。

ベジタリアンと糖質制限食ですが、「糖質制限食は肉も魚も食べ放題」というのが売りの一つなので、ベジタリアンで糖質制限食を実践している人は少ないと思います。

ベジタリアンのなかで、白米や白いパンや菓子パンや清涼飲料水というパターンよりは、玄米や全粒粉のパンとかなら、血糖値が上昇しにくい分、糖尿病発症予防という観点からは、まだましだとは思います。

例えば欧米の食事のガイドラインには、基本的に全て「穀物を摂取するなら未精製のものとする」という文言が入っていて、日本のガイドラインとは明確に温度差があります。

米国の文献で、白米を摂取する人は玄米摂取の人に比し、糖尿病発症リスクが増加するという報告もあります。しかし、運動不足の人が大量の炭水化物を摂取する生活が続くならば、例え未精製の穀物でも、糖尿病発症のリスクとなると思います。

さて、完全植物食だと、人体に必要な要素が不足する恐れがあります。例えば、ビタミンB12、EPA、DHA、タウリンなどは、基本的に動物性食品にしか含まれていません。

また鉄には 肉や魚などの動物性食品に多いヘム鉄と、植物性食品に多い非ヘム鉄が、あります。ヘム鉄は吸収率が20~30%ですが、非ヘム鉄では5%に過ぎません。従って、ので注意が必要です。

「玄米菜食+魚貝類+鶏肉+卵」は、高雄病院でも1984年から給食に導入しました。おそらく病院給食に玄米を導入したのは、高雄病院が日本で最初だと思います。現在もアトピー性皮膚炎など糖尿病や肥満以外の患者さんには入院中、供給しています。

幸い、「魚貝類+鶏肉+卵」といった動物食品も食べて貰ってましたので、ビタミンB12、EPA、DHA、タウリン、鉄の不足はなく、問題が生じたことは一度もありません。

ベジタリアンで、どうしても動物性食品が嫌なら、「ビタミンB12、EPA、DHA、タウリン、鉄」などをサプリで摂取するのが無難です。

せめて魚貝類だけでも、たまにではなく、しっかり毎日摂取されたら、サプリはいらないと思いますが・・・。

江部康二

以上引用終わり

今週のお知らせ アトピーの2症例

今週は最近増加しているアトピー性皮膚炎の症例です。廿日市市で心療内科を開業されている藤川徳美先生のブログから転載させていただきます。

藤川徳美先生は、分子栄養学、オーソモレキュラー栄養学を駆使した治療で好成績を上げておられます。著書もたくさんありますので参考にしてください。現代の食事で不足しがちなタンパク質を補充することが大前提となっています。

以下引用始め

アトピーの20代女性

NEW!2022-10-24 07:46:08

テーマ:

オーソモレキュラー(栄養療法)

アトピーの20代女性

症例;20代前半、女性。5歳の頃からアトピーがあり、皮膚科に通院している。ステロイドの塗布は止めたが、毎日全身が痒い。お風呂に入ると痒みが酷くなる。汗をかくと痒みが酷くなるため、夏は夜中でも目が覚める。本を読んだ母親と共に、R4.9当院受診。皮膚科から処方されたレスタミンコーワ(10)1Tを服用している。→プロテイン20g*2+高タンパク/低糖質食。油はバターに変え、塩は雪塩に変えるように。Nowアイアン36、C1000、ナイアシンアミド500、Mg100開始。

1週後再診、初診時のBUN7.3、フェリチン26、ALP73。プロテイン20g*2が飲めている。食事も指示通りにできている。ナイアシンアミド*3、Mg100*4。痒みが軽減した。便秘が治った。→フェルム処方。B50、E400開始。

R4.10、痒みがかなり軽減した。皮膚科の内服薬を飲まなくても済むようになった。

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若いので改善は早い。皮膚のターンオーバー(新陳代謝)は、20歳なら28日、50歳なら100日、70歳なら200日。必要な栄養素が十分量あると、3回のターンオーバーで完治する。20歳なら3ヶ月、50歳なら1年、70歳なら2年。

アトピーのイギリス人男性

NEW!2022-11-17 07:30:05

テーマ:

オーソモレキュラー(栄養療法)

アトピーのイギリス人男性

症例;30代後半、男性。5年前に英語教師として、イギリスから来日。日本人の妻と2人の子供がいる。4年前にアトピーを発症した。皮膚科に通っていたが改善しないため、3年前に脱ステロイド。アトピーが悪化して3ヶ月仕事を休んだ。痒みにより、不眠、イライラ、、不安、怒りが収まらず、仕事に集中できない。本を読んだ妻に伴われ、R4.4当院受診。顔面の発赤が著しい。少し前からプロテイン20g*2を開始し、イライラが少し軽くなった。→高タンパク/低糖質食。B50、C1000、E400、Mg200開始。Mg入浴を推奨。

一週後再診、初診時BUN15.5、フェリチン41、ALP81。プロテイン+サプリは規定通り飲めている。→フェルム処方。

R4,6、プロテイン*2+高タンパク/低糖質食を継続している。サプリもネットで買えた。

R4.7、プロテインを継続し、甘いものが欲しくなくなった。顔面の発赤が軽減した。BUN13.1、フェリチン79。

R4.8、肌がだいぶ綺麗になり、痒み、発赤が軽減した。→プロテイン*3に増量を。

R4.10、肌の調子が良くなり、痒みはかなり軽減した。顔面の発赤はほぼなくなった。30歳代なので6ヶ月で改善した。ナイアシンアミドを併用した方がさらに良かったかも。

以上引用終わり

 

 

 

 

今週の症例 ミラクルデンチャー 上顎 左4567欠損

作業用模型とミラクルデンチャー

模型にミラクルデンチャーを合わせます。

キーを合わせたところです。

ロックを合わせます。

ロックを合わせました。

ミラクルデンチャーを装着したところです。

正面から見たところ、入れ歯を入れていることは分かりません。

ミラクルデンチャーにはキーとロックと言う概念があります。キーは初めに合わせる部位、ロックは最後に合わせる部位です。外すときはロックを外します。ミラクルデンチャーは従来の義歯よりピッタリフィットして異物感が少なく、見た目も入れ歯を入れているようには見えません。

装着

実際に患者さんの口に入れて合わせる時は必ず調整が必要になります。模型でぴったりにできていても、実際の口の中ではずれが出てきます。歯型を取って外すときに少しの変形があります。石膏を流して硬化するとき少しの変形があります。義歯を作るとき樹脂が硬化するときに少しの変形があります。

少しの変形も積み重なると、完成した義歯は口の中に装着するとき、噛み合わせが高い又は低い、歯肉に強く当たる又は隙間がある、バネがきつい又は緩いなどを調整します。

今週のお知らせ うつ病で退職となった自衛官

廿日市市で心療内科を開業されている藤川徳美先生の症例を転載させていただきます。

自衛官の方の食事が出てきますが、もっとタンパク質の豊富な食事にして頂きたいと思います。また、しばらく前のニュースで、自衛官の方がパンを1枚余分に食べて、おかずも余分に食べたとして注意処分になったと聞きました。そこまで防衛費をけちっていたのかと思うとがっくりです。

以下引用始め

うつ病で退職となった自衛官

NEW!2022-11-07 13:21:19

テーマ:

うつ 鬱

公式ハッシュタグランキング:

うつ病3位

うつ病で退職となった自衛官

症例;30代後半、男性。防衛大学校を卒業し、10年以上自衛隊幹部候補生として勤務していた。独身で一人暮らし。R1頃からうつ病を発症し、何度も休職を繰り返した。R4.3自衛隊を辞め、実家の広島に戻ってきた。現在、無職。

本を読み、R4.4当院受診。現在の処方は、リフレックス1T+マイスリー5mg。自衛隊にいた15年間で60kgから80kgに増えた。今から思うと糖質が多い食事だった。1ヶ月前からプロテイン20g*2を開始している。→高タンパク/低糖質食+プロテイン20g*2。処方薬は継続を。ナイアシンアミド、C1000開始。

1週後再診、初診時のBUN14.8、フェリチン154、ALP44。プロテイン20g*2、ナイアシンアミド*3。→プロマックD*2処方。ナイアシンアミド*6に増量を。

R4.5、ナイアシンアミド*6。眠れるようになり、マイスリーが要らなくなった。→B50、E400開始。

R4.6、継続できている。→Mg200開始。

R4.7、元気になり普通に生活できるようになった。

R4:9、体調はとても良い。→リフレックス1Tを1/2Tに減量。

R4.10,体調は良く、かなり元気になった。リフレックス1/2Tとしているが、8~9時間寝てしまい、過眠になる。→リフレックス中止、もしくは1/4Tで経過を見るように。次回で治療終了予定。

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3年の経過を持つうつ病も半年で完治した。自衛官の食事も糖質過多+タンパク不足。こんな食事で日本の国防は大丈夫なのか?栄養が満たされると、薬が効き過ぎるようになり、そもそも薬が必要ではなくなる。元々能力の高い人なので、能力を発揮できる仕事に就けるだろう。

元記事はこちら

https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=pfbid02FUykV9JhyvHr1imQcXeE9TduBwGcfiK7yFRvgrD2YSHKBoPzUjuuLbbHj4TrqLcol&id=100003189999578&sfnsn=mo

以上引用終わり

藤川徳美先生は「うつ・パニックは鉄不足が原因だった」光文社刊、を出版されてますが、うつ病が食べ物で治ることは全く知りませんでした。勿論単純なものではなくいろんな要因があると思いますが、なかでも食べ物が大きなウェイトを占めているようです。

糖尿病からうつ病になった友人がいます。日本では糖尿病の食事はカロリー制限が推奨されていますが、それではタンパク質も他の栄養素と同じように減らしますので、鉄を多く含むタンパク質を減らすとおのずと鉄不足に陥ります。それが良くなかったのではないかと思いました。

アメリカでは、糖質制限食(高タンパク低糖質食)が一番根拠となる論文が多いとして糖尿病治療食として推奨されています。

健康を維持していくためにはタンパク質(肉、魚介、卵、チーズ、大豆製品など)を多めにして糖質(米、パン、めん類、スウィーツなど)を少なくすることが大切だと思います。

今週の症例 ミラクルデンチャー(即時義歯) 上顎右6、左34567欠損

作製用模型とミラクルデンチャー

キーは左2番です。合わせたところです。

ロックは右4番です。

ロックを合わせたところです。

装着したところです。

前から見たところです。普通にしていれば、入れ歯を入れていることはわかりません。

ミラクルデンチャーにはキーとロックと言う概念があります。キーは初めに合わせる部位、ロックは最後に合わせる部位です。外すときはロックを外します。ミラクルデンチャーは従来の義歯よりピッタリフィットして異物感が少なく、見た目も入れ歯を入れているようには見えません。

装着

実際に患者さんの口に入れて合わせる時は必ず調整が必要になります。模型でぴったりにできていても、実際の口の中ではずれが出てきます。歯型を取って外すときに少しの変形があります。石膏を流して硬化するとき少しの変形があります。義歯を作るとき樹脂が硬化するときに少しの変形があります。

少しの変形も積み重なると、完成した義歯は口の中に装着するとき、噛み合わせが高い又は低い、歯肉に強く当たる又は隙間がある、バネがきつい又は緩いなどを調整します。

前回のミラクルデンチャーです。×印の歯の部分は削ります。

この症例の場合は即時義歯です。歯を抜く前に歯型を取って、模型上で抜歯予定の歯を削り取りミラクルデンチャーを作成します。普通はあらかじめ抜歯をして歯肉が治るのを2ヶ月ぐらい待って作成しますが、それではご飯が全く噛めない場合に即時義歯にします。血も出ますし調整が難しいです。

調整して終了するまで約1時間かかりました。次回は実際にご飯を食べて出来るだけ早く(出来たら次の日)調整をします。そして、1週間後にもう一度調整をして終了になることが多いです。2~3ヶ月したら、抜いたところが引き締まってミラクルデンチャーの間に隙間が出来るので裏層(隙間を埋める修理のこと)をします。

前回のミラクルデンチャー。キーの部分です。

前回のミラクルデンチャー。ロックを入れる所です。(フックロック)

前回のミラクルデンチャー。ロックを入れたところです。(フックロック)

前回のミラクルデンチャー。

今回のミラクルデンチャー。

今週のお知らせ 全原因死亡の予測因子としての筋力 健康で長生きする為に筋肉を鍛えましょう

皆さん懸垂が出来ますか?

私は来年早々後期高齢者になりますが、テニスを趣味にしているので結構筋力があると思っていました。昨年9月頃、テニスコーチから「皆さんは懸垂が出来ますか?」と聞かれました。「若い頃は20回ぐらいできていたけれど、今は1回もできませんでした」と言われました。そこで孫と一緒に公園に行ったとき、やってみましたが1回もできませんでした。若い頃は15回以上出来ていたんですが。

そこで部屋に懸垂バーを作って毎日挑戦しましたが大みそかまでと思っていましたが出来ませんでした。諦めずにやっていたら、今年9月にやっと5回出来ました。結局1年かかりました。若い時の体力には戻れませんが、今はいろんな筋トレをしています。足が一番大事だと思って、スロースクワット、四股などもやりました。四股は良かったのですが股関節に違和感が出たので止めました。

テニスダブルスのゲームをしている時、右側にボールが来ると予想して動いていたら左にボールが来て、やられたと思いましたが、右足を踏ん張り左に体重移動してボールに追いつきポイントを摂ることが出来ました。他のみんなから「よく取れたね」と褒められました。筋トレの効果が出ました。あとは腹筋を鍛えてアスリートのようなお腹周りになりたいものです。最近、86歳のボディビルダーのニュースを見ましたが、全くぜい肉がなく元気はつらつで、病気をした事がないそうです。

さて、ドクター清水はウルトラマラソンをしているアスリートでもある医師です。そのひとり言を転載させていただきます。

以下引用始め

ドクターシミズのひとりごと

全原因死亡の予測因子としての筋力

10月 18, 2022 糖質制限, 筋肉, 運動, 糖質過剰症候群

動かいないことは動物の世界では死を意味します。動かず生きていけるのは人間だけでしょう。なぜか一部の現代の人間は動かないことが当たり前になってしまっています。使わない機能はどんどん衰えます。筋肉は負荷をかけなければ必要ないものとされて、筋肉量、筋力はどんどん低下するでしょう。

今回の研究では、全原因死亡と筋力との関連です。38の研究のメタアナリシスです。一応対象は健康な人です。(筋力が落ちていて健康と言えるのかどうかはわかりませんが)筋力は握力と膝関節伸展強度テストによるものです。(図は原文より)

上の図は握力と全原因死亡リスクとの関係です。筋力が高いほど男性で死亡リスクは0.69倍、女性で0.6倍でした。また膝の伸展強度テストで見ると、男性で0.79倍、女性で0.62倍でした。

上半身および下半身の筋力レベルが高いほど、年齢や追跡期間に関係なく、死亡リスクが低くなります。まずは筋肉量、筋力を落とさない日々の食事、運動が重要となります。

以前の記事「筋肉の低下を年齢のせいにしてはいけない」で書いたように、運動しているかどうかで同じような年齢であっても大きく筋肉量は違ってきます。そして、以前の記事「高齢者は安静にしすぎると、筋肉の回復が難しくなる」で書いたように、一度落ちてしまった筋肉を戻すことは非常に難しくなります。

筋肉が落ちて、歩くのもままならなくなって、病院に行って「歩けるようにしてください」と言っても遅いのです。タンパク質をしっかり摂って、ウォーキングでも良いので、運動を行いましょう。安静にすればすぐに筋肉は低下します。

「Muscular Strength as a Predictor of All-Cause Mortality in an Apparently Healthy Population: A Systematic Review and Meta-Analysis of Data From Approximately 2 Million Men and Women」

「明らかに健康な集団における全原因死亡の予測因子としての筋力:約200万人の男女からのデータの系統的レビューとメタ分析」(原文はここ

以上引用終わり

今週の症例 小児矯正 下顎前突

9歳、男子

軽度の下顎前突です。上顎の前歯がこのまま生えてくると完全な下顎前突になります。そうなれば矯正治療はかなりやっかいなことになります。今の時期がトレーナー矯正にちょうどいい時期です。

トレーナーを毎日頑張って、3ヶ月です。(9歳3か月)

下顎前突の場合、乳歯にプラスティックを貼り付けて咬み合わせを上げると、前歯がかみ合わなくなります。この状態で下顎前突用のトレーナーを使うと、上の前歯は外側に動いて下顎前突が解消されます。上前歯が下前歯より外側に並びました。すごく早いです。

 

3年5ヶ月経ちました。(12歳8か月)

きれいな歯並びになってきました。トレーナーは下顎前突用のトレーナーから通常のトレーナーに変更しています。

小児矯正用トレーナー

起きている時1時間以上、寝ている時はずっと付けます。

今週のお知らせ 縄文時代の食事は多様性に富んでいた。

私は約10年前、江部康二先生の糖質制限食(高タンパク低糖質食)に出会って、体重は8kg、腹囲は3cm落とすことが出来現在に至っています。風邪を引いたりすることもなく体調は良好です。趣味のテニスも週2~3回楽しんでいます。年取ってきて、さすがにテニスの後はあちこち痛くなりますが。

日本の糖質制限のリーダー的存在が、京都高雄病院の江部康二先生です。ご自身も糖尿病になり、糖質制限で治され、患者さんも糖質制限で治されています。

江部先生の「糖尿病徒然日記」には大変示唆に富んだ記事が出ますので、今回はその中で、縄文時代の食事について考察されているので紹介します。

以下引用始め

縄文時代の食事は多様性に富んでいた。

2022年10月12日 (水)

【22/10/12       倉田   
縄文時代の食事についての質問です。縄文時代は、狩猟・漁労による肉や魚が中心の食事ではなく、クルミやドングリなどの植物性食材が中心の食事だったという論文があります。
 
例えば、クルミは25粒のカロリーが約700kcalと高いですが、糖質は1粒(4g程度)で0.17g、25粒(100g程度)で4.2gとなっています。
 
クルミで1日1500kcalを摂取する場合は、約50粒食べればよいことになります。糖質量は、8.4gとなり、この食事でもスーパー糖質制限食と言えます。
 
縄文時代は、肉・魚中心の食事ではなく、植物性食材中心の食事であっても、結局、スーパー糖質制限になっていると理解してよいのではないでしょうか。
(参考論文 http://hp.brs.nihon-u.ac.jp/~imozuru/img/file4561.pdf )】
 
 
こんにちは。倉田さんから、縄文時代の食事についてコメント・質問を頂きました。ありがとうございます。
 
【参考論文 http://hp.brs.nihon-u.ac.jp/~imozuru/img/file4561.pdf
縄文時代の食生活 日暮晃一氏 食品経済研究 第19号 19913
を読んでみると、

[ 1. 縄文時代の食物
  1) 縄文人骨が示す食物摂取
  の項目で、
北海道
本州の海岸集落遺跡
本州の内陸遺跡
では、タンパク質の供給源が大きく違っている。

北海道は海棲獣類、魚など海産資源がタンパク質摂取量の
90%を占めているのに対し、

本州内陸部の北村人は植物質食糧が851%とその大半を占めている。
・・・中略・・・
北村人は極端な植物食であり、陸獣のウエイトが65%しかない点が注目される。

一方古作貝塚人(縄文後期)は、植物、陸獣、海洋資源が
組み合わさったバラエティーのある食卓であったことがうかがえる。・・・]

ということで①北海道、②本州の海岸集落遺跡、③本州の内陸遺跡の三つの地域で、全く異なる食生活を営んでいたようです。すなわち縄文時代の食生活は多様性に富んでいたと考えられます。
 
 
古作貝塚(こさくかいづか)は千葉県舟橋市にあります。
すなわち本州の海岸集落遺跡です。
 
貝類(アワビ+ダンベイキサゴ+ウミニナ+タカラガイ+ハイガイ+サルボウ+アカガイ)+イカ+ボラ+スズキ+クロダイ+マダイ+ヘダイ+イノシシ+シカ+クジラ)などが出土しています。鹿や猪の骨も発見されています。日暮氏が指摘しているように植物、陸獣、海洋資源が組み合わさった多様な食卓であったようです。

 
富山市北代縄文館
https://www.city.toyama.toyama.jp/etc/maibun/kitadai/j_kouza/kouza-06.htm
のサイトをみると、
『・・・クリ、クルミ、トチノミ、ドングリなどの木の実は、今のお米にあたるような主食だったと考えられます・・・』
とあるので、山がある地域では、木の実が主食であったのでしょう。
 
【クルミで11500kcalを摂取する場合は、約50粒食べればよいことになります。糖質量は、8.4gとなり、この食事でもスーパー糖質制限食と言えます。】

 
クルミを中心の食事をしていた縄文時代の地域があれば仰る通り、スーパー糖質制限食ですね。しかし、一般にはクルミばかり食べるという地域はなくてクリ、クルミ、トチノミ、ドングリなどの木の実を万遍なく食べていたと思います。
 
江部康二

以上引用終わり