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今週の症例 ミラクルデンチャー 下顎右567欠損

ミラクルデンチャーにはキーとロックと言う概念があります。キーは初めに合わせる部位、ロックは最後に合わせる部位です。外すときはロックを外します。ミラクルデンチャーは従来の義歯よりピッタリフィットして異物感が少なく、よく噛めて、見た目も入れ歯を入れているようには見えません。

作製されたミラクルデンチャー。装着前の状態。

キーは左下5番です。合わせたところです。

ロックは右下4番です。今から合わせるところです。

ロックを合わせました。

ミラクルデンチャーが装着されました。

後方から見たところです。

実際の口の中に入ると入れ歯とは判りません。

装着

実際に患者さんの口に入れて合わせる時は必ず調整が必要になります。模型でぴったりにできていても、実際の口の中ではずれが出てきます。歯型を取って外すときに少しの変形があります。石膏を流して硬化するとき少しの変形があります。義歯を作るとき樹脂が硬化するときに少しの変形があります。

少しの変形も積み重なると、完成した義歯は口の中に装着するとき、噛み合わせが高い又は低い、歯肉に強く当たる又は隙間がある、キーやロックがきつい又は緩いなどを調整します。

今週の症例 ―ミラクルデンチャー左下顎67番欠損―

70代の女性

左下顎6番の後ろ半分と7番の欠損。設計をかいて作成依頼をしましたが、中川先生に設計変更されました。たまにあります。

作業用模型です。

最初に合わせる部位をキーと言います。この症例では8番がキーになります。

最後に合わせる部位をロックと言います。この症例では6番の前半分がロックです。ロックを合わせました。装着です。

外側から見たところです。口の中では金属はほとんど見えません。

内側から見たところです。キーとロックを調整し、内面を裏層(今の歯肉にぴったり合うようにする調整)しました。患者さんの感想です。「痛みもなく直ぐに慣れました。」と言うことで終了しました。

今週の症例 ―右上5番(第2小臼歯)歯牙破折―

60代男性

主訴:ご飯を食べていて急に痛みが出た。それ以来この歯でご飯が食べられない。

診察すると虫歯はなく、歯が割れていました。治療方針は、①抜歯②歯科用接着剤で破折を修復、根管治療後冠装着の2方法です。患者さんはどれぐらい持つか分からないけれど、②を選択されました。

真っ二つです。歯科用接着剤を破折部分に流し込んで接着します。割れないようにカバーをして神経を抜き取り、根管治療をします。

根管治療が終わって被せるために形を整えました。歯型を取って次回冠装着します。

冠試適です。この後、ぽっちりを除去して研磨、接着剤で装着します。

根管治療中です。

根管充填して根管治療完了です。根の先からペーストの防腐剤が出ていますが、全く問題はありません。

私のように年取ってくると、歯ももろく柔軟性が少なくなって、よく見ると細かいヒビが入り、欠け易くなり、割れやすくなります。私は全くむし歯のない歯をもう5本ほど割っています。以前は好きでカチンカチンのスルメを食べていましたが今はやめました。

皆さんも気を付けて下さい。

今週のお知らせ ―難病を笑いと栄養で克服したノーマン・カズンズ氏―

広島に縁の深い平和活動家でジャーナリストのノーマン・カズンズ氏は. 50歳の時、過労から硬直性脊髄炎と言う、自己免疫疾患(膠原病)の難病にかかった。

彼は薬のアレルギーを持っていたため、あらゆる薬で副作用が出てしまった。カズンズは病気についてあれこれあれこれと考えを巡らせ、積極的な情緒は積極的な化学反応を起こさないだろうか。愛や、希望や、信仰や、笑いや、信頼や、生への意欲が治療的価値を持つこともあり得るだろうか、と考え医学誌を読んで薬の作用や自分に不足しているビタミンなどを調べ、仮説を立てた。

10分間腹を抱えて笑うと少なくとも2時間は痛みを感じずに眠れると言う効き目があった。笑いがカズンズの体に好影響を及ぼしていると言うのは数字にも現れた。愉快な小話を聞く直前と、それから数時間ごとに血沈の測定を行ってみると、いつも少なくても5ポイント数値が下がっていた。

その時カズンズは笑いは体の薬と言う昔からの説に病理学的な根拠があると知ってたまらなく嬉しかったと言う。さらに膠原病の患者はビタミンCが著しく不足していると言うことを知ったカズンズはビタミンCの大量摂取も試みた。カズンズは笑い療法とビタミンCの大量摂取を始めとし、自分なりに調べ仮説を立てて主治医であるヒッチングス博士に相談しながら独自に治療を続行した。そして完全に1日働けるまでに回復したのである。

人間の情動は分子栄養学的には全て栄養素、ビタミン、ミネラルの消費を伴います。ストレスを感じた時はタンパク質、ビタミンC、ビタミンE、カルシウムが大量に消費されます。笑いはNK細胞を活性化させ免疫力を向上させる。

分子栄養学の確立者である三石巌によって設立された会社“メグビー”のブログです。

以下引用

2021年1月4日

”笑ってNK細胞を増やせば長寿になる”

これは三石巌の著書『からだの中から健康になる長寿の秘密』の一節です。

三石は「寿命を延ばすための条件の第一は、科学を知ることである」とした上で、これを知らない人では、それに代わって、笑いが第一条件となる、と書いています。ただし、「すきっ腹では意味がない」とも付け加えています。

近年、笑いの研究では、NK細胞が活性化され、免疫力が向上することが多数報告されています。

笑いで病気を治してしまった例としては、ジャーナリストのノーマン・カズンズが有名です。過労から発症してしまった重篤な膠原病を治すために、薬での治療を止め、ビタミンCの大量療法と滑稽な映画を見て笑って過ごすことにしました。すると、8日目には痛みを感じなくなり、自然に眠ることができたと『ニューイングランド・ジャーナル』に発表し、著書『笑いと治癒力』にもまとめました。

日本では、糖尿病患者に漫才を聞かせ、血糖値に劇的な改善が見られたとの報告や、歯周病やリウマチでの改善報告、面白くなくても笑顔を作るだけで免疫力が活性化されたという研究報告もあります。

そもそもNK細胞(ナチュラルキラー細胞)とは?

NK細胞は、白血球・リンパ球の一種です。常に身体中をパトロールして、がん細胞やウイルス感染細胞を最初に発見し、それらを攻撃・破壊します。加齢によって免疫力は低下しますが、その原因はNK細胞の働きが低下するためといわれています(下図)。

私たちの身体を病気や不調から守る免疫には「自然免疫」と「獲得免疫」がありますが、まず、第一段階として、生まれつき持っている自然免疫系が働いて防御します。NK細胞は、自然免疫系に属しています。

笑うことによって脳の前頭葉が活発になると、間脳を刺激し、情報伝達物質(神経ペプチド)の生成が促進されます。情報伝達物質は、血液やリンパ液を通じてNK細胞にたどり着き、その働きを活性化すると考えられています。

NK細胞には、抗ストレスホルモンのレセプター(受容体)があることも分かっています。これは、些細なことにこだわり悩んでいると、NK細胞は抗ストレスホルモンに捕まって働けなくなってしまうことを意味します。笑いはこの逆ということになります。

脳と免疫系とのクロストーク

脳 (中枢神経系) と免疫系は、相互に情報を出しあいながら生体防御機能を担っています。

免疫系の細胞は、ステロイドホルモン ・成長ホルモン ・インシュリン ・エストロゲン ・ エンドルフィン ・カテコールアミンなど数多くのホルモンや神経ペプチドを受けとるレセプターをもっています。

その一方で、刺激されると甲状腺刺激ホルモンや成長ホルモン、エンドルフィンなどのホルモンを自身で産生することも分かっています。

アトピー性皮膚炎がストレスで悪化したり、蕁麻疹が出たりすることが知られていますが、その背景には脳と免疫系とのクロストークがあるのです。

栄養的ストレスがあっては意味がない

「栄養的ストレス」とは、三石巌が「栄養不良」に対して提唱した言葉です。

笑いにはNK細胞を活性化し、寿命を延ばす働きがありますが、「栄養的ストレス」があっては意味がありません。

良質タンパク、ビタミンB群、ビタミンCを土台に、免疫力の向上には、ビタミンA、ビタミンD、ミネラル(亜鉛、鉄、銅、ヨード)、EPAなど、様々な栄養素が関わっています。これらの栄養素を不足のないように摂取し、健全な免疫システムを維持することが大切です。

笑いが苦手な場合は・・・

いわゆるリフレッシュや気分転換と呼ばれることでも、NK細胞が活性化することが分かっています。

笑い以外の気分転換のコツとして、三石巌は、頭脳労働が一番で、特に知的緊張感を呼び起こす本を読むことがお勧めと書いています。

皆さまのお好みは、笑いでしょうか?読書でしょうか?

健康長寿への第一歩です。

引用終わり

 

今週のお知らせ ―分子栄養学による歯周病治癒を求めて―

分子栄養学について三石巌先生や藤川徳美先生の著書を中心に勉強中です。歯周病に関連するこれまでの知識をいったんまとめてみたいと思います。今回は治療に関しては割愛させていただきます。

歯周病治癒に関して、今回は「分子栄養学から見た栄養摂取」について考えてみたいと思います。

歯周病改善、分子栄養学による

  • 骨はタンパク質のコラーゲンとカルシウム塩によってできている。骨の補修にはタンパク質とカルシウムとビタミンCが必要。

歯周病は歯周病菌が繁殖して炎症を起こし、歯を支えている歯槽骨を溶かします。これに対抗するため十分なタンパク質とカルシウム及びビタミンCが必要になります。

  • ストレスに対抗するためにはタンパク質、ビタミンC、ビタミンE、カルシウムが必要。

ストレスには精神的ストレスと物理的ストレスがあります。精神的ストレスは例えば人間関係の悪化、大切な人の喪失、離婚、引っ越し、病気など、物理的ストレスには外傷、手術などいろいろありますが、そのどちらも、体の中ではタンパク質、カルシウム、ビタミンC、ビタミンEが大量に消費されます。

従って、それらの栄養素を十分補充しなければ、いくら歯科治療をしても改善されないし、場合によっては悪化してしまいます。手術を予定されている方は術前に上記栄養素を補充しておくといいです。

  • 創傷の治癒のために必要なものはビタミンCとタンパク質。

歯肉の出血は創傷であり、ビタミンCとタンパク質が充足すれば出血しなくなります。

  • 歯肉は細菌に対する防御の最前線にあたる。したがってコラーゲンが完全でないと細菌の侵入を許すことになる。できものはその前線を突破した細菌の集落なのだ。

コラーゲンはタンパク質なのです。

  • 炎症が起きた時、コラーゲン分解酵素は活性化される。その時ビタミンCを必要とする。 
  • ビタミンCに殺菌作用と制菌作用のある事は発見後まもなく突き止められた。ブドウ球菌の静菌作用は濃度20PPMで現れる。溶連菌(溶血性連鎖連鎖球菌)に対するビタミンCの静菌作用は濃度50PPMで現れる。
  • ビタミンCの菌毒不活化作用は、ジフテリア菌、破傷風菌、ボツリヌス菌のほか、ブドウ球菌、赤痢菌等についても確認されている。

細菌が出す菌毒にもビタミンCが有効です。

  • ビタミンCの殺菌作用は肺炎双球菌、肺炎桿菌、ブドウ球菌、連鎖球菌、マイコプラズマ、百日咳菌、赤痢菌、結核菌などに効果を表す。

歯周病菌にもビタミンCが効果を表すと思われます。

ビタミンCを多く含む食品:レモン、イチゴ、ミカン、柿、パセリ、トマト、ブロッコリー、ピーマン、サツマイモ、番茶

ビタミンEを多く含む食品:アーモンド、小麦胚芽、大豆、落花生、ウナギ、シジミ、カツオ、アユ

タンパク質を多く含む食品:肉(牛、豚、羊、鶏)、魚介類(魚、イカ、タコ、貝)、牛乳、卵、チーズ、大豆、豆腐、納豆、カマボコ、ちくわ

カルシウムを多く含む食品:

野菜―小松菜、モロヘイヤ、いりごま、菜の花、チンゲン菜、大根の葉、切り干し大根

魚介類―わかさぎ、干しエビ、オイルサーディン(いわし)、あゆ、ししゃも、ウナギかば焼き

大豆製品―焼き豆腐、生揚げ、がんもどき、木綿豆腐、凍り豆腐

乳製品―牛乳、スキムミルク、アイスクリーム、チーズ、ヨーグルト

サプリメントで簡単に摂取することが出来ます。お勧めします。

ホエイプロテイン、プロテインバー

ビタミンC

ビタミンE

カルシウム

現在推奨されている食事の栄養バランスは「糖質60%、脂質25%、タンパク質15%」だそうですが、これには特に根拠があるわけではなく、今の日本では調べると平均これぐらいですね、と言うデータです。

糖質はエネルギー源です。見渡せば糖質まみれ(糖質って美味しいですからね、白米ご飯、パン、メン類、お菓子など)で、私が小さい頃はどこに行くにも歩きか自転車、馬車もいました。車はお金持ちかお医者さん、運送会社のトラックしか通っていなかった。

今は便利になって、自家用車にエスカレーター、エレベーターに自宅配送、運動量は減って余った糖質はインシュリンホルモンによって脂肪に変換され体脂肪、皮下脂肪になります。肥満は消費しきれなかった糖質のせいなんです。

脂質は体の構成要素です。

細胞膜は脂質でできており、脳みその乾燥重量の約60%が歯質です。糖質が多すぎて脂質が少ないと神経伝達物質の誤作動により、例えばてんかんや原因不明の非定型歯痛、感覚異常症などになるのではないかと言われています。パーキンソン病などの神経難病にも関連していると思われます。

脂質には必須脂肪酸がありこれは必ず食事からとらなければいけません。

タンパク質は大切な体の構成要素です。骨格筋、臓器、爪、髪など体のほとんどがタンパク質で出来ています。骨もタンパク質とミネラルで出来ています。いろんなホルモンや酵素もタンパク質から作られます。

糖質制限食では「糖質10%、脂質60%、タンパク質30%」とも言われていますが、なかなか大変ですので、糖質を少し減らして減らした分タンパク質を増やすことから始めたらいいと思います。

その他、大事なことは疲れをためないことです。睡眠を十分とること、疲れないようにする。疲れたら休息を取ること。とても大事なことです。

今週のお知らせ ―分子栄養学は歯科にも生かせるのか?― やけどの跡のケロイドが治った症例

三石巌先生(1901~1997年、95才で病没)

は物理学者でしたが、ご自分の白内障治療をきっかけに、分子栄養学を提唱された稀有なる学者です。私は、分子栄養学の勉強を始めましたが、歯周病の治療に生かせないかと今考えている所です。

三石巌先生は物理学の教授をされていましたが、60歳の時白内障にかかり、医師からは治療法がないと言われ(まだ白内障の手術が開発されていなかった)、失明するのは御免と、白内障の文献を調べて、ビタミンCが不足していることを知り、ビタミンCを自分で注射して、死ぬまで進行を食い止めたそうです。また、鉛公害のため1型糖尿病になりながら、1型糖尿病の寿命は平均寿命より11歳短くなるにもかかわらず95歳の長寿でした。

生涯で300冊以上の著書を出されていますが、「医学常識はウソだらけ」祥伝社黄金文庫の中に、やけどの跡のケロイドが治ったエピソードが書かれているのでご紹介します。ケロイドが治るとは知りませんでしたので大変驚きました。

以下引用

医者も見放したケロイドが高タンパクで治った

1980年に起きた新宿バス放火事件は多数の死傷者を出した悲惨な事件だった。その被害者の1人に、杉原光子さんと言う方がいる。彼女はこの事件を題材にした作品でドキュメンタリー作家としてデビューしている。彼女は、命からがら逃げ出したものの、全身に大やけどを負い体中にケロイドができてしまった。医者には一生治らないと宣告されたそうだ。私が杉原さんのことを知ったのは、事件から14年後の事だった。そんなことから彼女のご主人と知り合い、彼の口からケロイドのことを聞いたのである。

顔に火傷を負わなかったのは不幸中の幸いと言えたが、それ以外はほぼ全身がケロイドに覆われたままだと言う。しかしケロイドの隙間にはわずかながら正常な肌も残っているとの事だった。ただし正常な肌からは、夏になると汗が出る。それが痒くてたまらず、かきむしってしまうために全身が血だらけになると言うのである。不幸な事件に巻き込まれた挙句に、14年間もそんな苦痛を味わっているのだから、全く気の毒としか言いようがない。

その話を聞いた私は、治らないと言った医者とは正反対の意見を述べた。ケロイドはできていても、おそらく肌の遺伝子そのものは壊れていないだろう。だとしたら、必要な材料を与えてやれば正常な肌が作られるはずだ、と私は考えた。

もちろん、過去に私がケロイドの治療経験を持ったわけではない。彼女のケロイド自体、手や腕のあたりを見せてもらっただけで、全身の状態を見たわけではなかった。つまり、私は経験や印象によってだけではなく、純粋に分子生物学の理論的な立場から、彼女のケロイドが一生治らないだと言う事はありえないと判断したわけである。

ではケロイドの治療に必要な材料とは何か。それは、良質なタンパク質とビタミンである。先ほど、DNAとは人体の設計図だと書いた。もう少し厳密に言うと、この設計図とは、タンパク質の構造を暗号化したものだと言うことになる。

したがって設計図が壊れてさえいなければ、与えられたタンパク質と言う材料が、DNAの指示通りの正常な肌に作り上げられるはずだ。また、ビタミンが必要なのは、それがタンパク質を作る上で補助的ではあるが重要な役割を果たすからである。最も理論的に言えるのはいずれ正常な皮膚が再生することだけである。何しろ治療の経験がないために、回復までにどれだけ時間を要するのかもわからない。

私はそのことを彼女に告げ、自分が作った良質タンパクとタンパク質の体内利用をスムーズに働かせるのに必要なビタミン群、さらに肌が特に要求するvitamin Aといった材料を与えた。それを気長に摂取し続けて結果を待つしか、治療の方法は無い。すでに14年間もケロイドに悩まされされているせいか、彼女も焦りを見せる事はなく、素直に私の意見を受け入れてくれた。朗報がもたらされたのは、私自身も驚くほど早かった。タンパク質とビタミンの摂取を始めてからわずか2ヶ月後に、少女時代から指にあったペンだこが消えてしまったと言う。肌が再生しつつある証拠である。

やがてケロイドも治り始め半年経った頃には少し残しただけでほとんど回復してしまった。一生治らないと宣告した医者の顔を見てみたいものである。

苦しみから解放されて大いに喜んだ杉原さんは、この治療法を広島や長崎の被爆者にも教えてあげたらどうでしょうと、私に言った。確かに、彼らは杉原さん以上に長くケロイドに悩まされていることだろう。

しかし残念ながら、私はこの意見に賛成ではなかった。タンパク質とビタミンによって彼女の肌が回復したのは、あくまでも遺伝子と言う設計図の存在が前提となっている。被爆者の場合、放射能によって遺伝子そのものが壊れている可能性が高い。設計図がなければ、いくら材料を与えても肌は元に戻らないのである。

以上引用終わり

今週のお知らせ にがり磨き

2月12日のお知らせに出てきたにがり磨き、私は初めて知ったので調べてみました。

1種類ありました。多分、天野先生と言う歯医者さんが開発に関係しているようです。(本当のところはわかりません)ホームページに書いてありました部分を引用します。

以下引用

マグネシウム歯磨きペーストとは

知覚過敏,歯槽膿漏,歯周病治療用『マグネシウム歯磨きペースト』

マグネシウム歯磨きペーストは、現代人に不足しがちな重要なミネラルであるマグネシウムを、毎日の歯磨きで補うことにより、歯槽膿漏、歯周病、知覚過敏の改善に効果的な、今までになかったタイプの歯磨き粉です。

マグネシウムは、玄米や青魚、大豆、ゴマ、海藻、種実類などに多く含まれますが、昨今、食の欧米化が進んだ事から、マグネシウムが日々の食事から摂取しにくくなっていると言われています。

またマグネシウムは、スポーツやストレスなどで消費されやすいため、現代人が不足しやすい栄養ミネラルでもあります。マグネシウムは骨、筋肉にも重要な栄養素ですので、不足すると、歯槽膿漏、歯周病にもなりやすくなります。

しかし、毎日の歯磨きでマグネシウムを歯茎に直接補うことができれば、歯槽膿漏、歯周病の改善に効果が期待できます。

必須ミネラル、マグネシウムとは

マグネシウムは、体内で300種類以上の酵素の材料となり、カルシウムやタンパク質の働きに必要な必須ミネラルです。

また、カルシウムは骨を作るミネラルとして有名ですが、マグネシウムはカルシウムの作用を補強する働きがあるため、カルシウムを摂る時にマグネシウムを一緒に摂る必要があることはあまり知られていません。

実は骨の形成には、カルシウムがリン酸カルシウムとなって骨に沈着する必要があるのですが、マグネシウムには、この沈着作用を調節する働きがあるので、カルシウムだけだと、うまく骨の形成ができないのです。

さらにマグネシウムは、血液中の糖をエネルギーに変えることに関与していますが、不足すると歯槽膿漏、歯周病などを引き起こす要因にもなります。

ところで、マグネシウムを多く含む食品には、玄米、鰯(いわし)や鯖(さば)などの青魚、大豆、ゴマ、ひじき、ワカメなどの海藻類、干しえび、ナッツ類、リンゴ、イチジク、トウモロコシ、レモンなどがあります。

しかし、昨今の食の欧米化で、これらの昔ながらの日本食を日常的に食べることが少なくなったことで、マグネシウムが日々の食事から摂取しにくくなっていると言われています。

またマグネシウムは、スポーツやストレスなどで消費されやすいため、現代人が不足しやすい栄養ミネラルでもあります。

マグネシウム歯磨きペーストの特徴

マグネシウム歯磨きペーストは、一般的な歯磨き粉に比べて、以下のような優れた特徴があります。

  • マグネシウム歯磨きペーストは、塩化マグネシウムを高濃度に含有しています。

15%の塩化マグネシウム含有率は、歯磨き粉としては他に類を見ないほどの高濃度です。この高濃度のマグネシウムが、歯槽膿漏、歯周病などの症状の緩和に効果的に働きます。

  • 塩化マグネシウムは、天然由来の水溶性のものを使用しています。

一般的な塩化マグネシウムは、塩素とマグネシウムの合成品です。しかし、マグネシウム歯磨きペーストに使用されている塩化マグネシウムは、海水を濃縮し抽出した天然由来の水溶性のものを使用しています。この水溶性塩化マグネシウムは、人になじみやすく、体内に吸収されやすいと言われています。

また、一般的な市販の歯磨き粉には、発がん性がある物質やアルツハイマーを誘発する物質、味覚障害を引き起こす物質等々、人体に有害な物質が含まれている製品が多いのですが、マグネシウム歯磨きペーストの成分には、これらの有害物資は一切含まれていないため、毎日安心して使用が可能です。

  • マグネシウム歯磨きペーストは、知覚過敏にも有効。

マグネシウムには、痛みを伝える神経の働きを抑える作用があり、血液中のマグネシウム濃度が低い人は、いわゆる『痛がり』の人が多いという研究結果も発表されています。そのため、マグネシウム歯磨きペーストを使用した多くの方々で、知覚過敏や虫歯の痛みの緩和に効果が出ています。

またマグネシウム歯磨きペーストの効果を上げるために、次亜塩素酸電解除菌水、オーラループといった、うがい薬や塗り薬も使った強力なオーラルケア方法も知覚過敏には効果的です。

歯周病,歯槽膿漏,知覚過敏を緩和する『マグネシウム歯磨きペースト』

マグネシウム歯磨きペーストは、現代人に不足しがちな重要なミネラルであるマグネシウムを、毎日の歯磨きで補うことにより、歯槽膿漏、歯周病の改善に効果的な歯磨き粉です。15%の塩化マグネシウム含有率は、歯磨き粉としては他に類を見ないほどの高濃度ですが、この高濃度のマグネシウムが、歯槽膿漏、歯周病などの症状の緩和に効果的に働きます。

また、知覚過敏の緩和にも効果的です。*塩化マグネシウムは苦汁(にがり)成分でもあるため、若干苦い味がします。また効果には個人差があります。

以上引用終わり

マグネシウム欠乏による症状

  • 不安神経症、パニック障害、うつ病
  • 片頭痛、疼痛
  • 肩関節石灰沈着症(肩や腕の痛み)、腰痛、ぎっくり腰
  • 高血圧、脳卒中、頭部外傷や脳外科手術のダメージ
  • 高コレステロール血症
  • 肥満、メタボリック症候群、糖尿病
  • PMS(月経前症候群)月経困難症、他嚢胞性卵巣症候群
  • 不妊症、子癇
  • 脳性まひ
  • 骨粗しょう症
  • 腎臓結石(カルシウム結石)
  • 気管支喘息
  • パーキンソン病
  • アルツハイマー病
  • 慢性疲労症候群、線維筋痛症
  • 化学物質過敏症
  • がん
  • スポーツなどの筋肉疲労によるけいれん、就寝中のけいれん

補足

マグネシウムにはいろんな働きがありますが、その一つに血管を広げる作用があります。

私はスポーツで足がつりやすいので、マグネシウムのサプリメントを飲んで、つりそうになったらその部分ににがりを塗っています。効果があります。それまで、私は毎週のように夜中に痛みで飛び起きてストレッチをしていました。

テニスをやっていて5試合目でかなりばてていた時、右足のふくらはぎとその外側の筋肉がつりそうになりました。何とかひどいことにならず試合を終えて、すぐに持ち合わせのにがり液をすり込みました。その日の夜中、痛みで目が覚めましたが、にがり液を塗った右足はなんともなくて、なんとにがり液を塗らなかった左足が痛かったのです。いつもなら飛び起きてストレッチをしないと良くなりませんが、その時は起き上がることもなく左足を少しさすっただけでおさまり、朝まで眠れました。左足にもにがり液を塗ればよかった。

マグネシウムサプリメントを取り始めてから約2ヶ月経ちましたが、つったのはその1回だけで、大変効果を感じています。

ハローズで「あらなみの本にがり」が売られています。100mlで¥289です。歯ブラシに少しつけて磨いてみましたがかなりからいです。ずっと続けていたら歯周病が良くなるかもしれません。インターネットで検索すると塩化マグネシウムの粉末が販売されているので歯磨き粉の替わりに使っていいかもしれません。

今週のお知らせ 糖質入り飲料は子供の能力を低下させるかもしれない

以前、スポーツドリンクを哺乳瓶で与えて歯冠部が完全に溶けてしまった1歳の赤ちゃんについてお知らせしましたが、今回はなんと知能にも悪影響があるかもしれないと言う報告です。スポーツドリンクなどの甘い飲み物は節度を持って与える必要があるようです。

ドクター清水の報告です。

以下引用

糖質入り飲料は子供の能力を低下させるかもしれない

2022/1/5 食事, アルコール

せっかくの子供の能力を低下させているものは、親が与える食事、飲み物なのかもしれません。今回の研究では、子供の実行機能と糖質入り飲料の摂取についての関連を分析しています。

実行機能とは、複雑な課題を遂行するために、情報を記憶したり、思考や行動を制御する認知制御機能です。段取りよく課題をこなすために必要な能力です。

データはアンケート系なのでその分データの質は低下しますが、甘い飲み物を飲んだかどうか程度なら親であれば覚えている可能性が高いでしょう。アンケートの質問は「過去7日間に、あなたの子供はコーラ、スプライト、フルーツドリンク(オレンジジュースドリンクなど)、ニュートリションエクスプレス(よく知らない飲み物ですね?)、レッドブルなどの糖質入り飲料を何回飲みましたか?」と、0回よりも多いと答えた場合、「平均して、あなたの子供は毎回何サービングを飲みましたか?」という質問です。(1食分は250mLに相当します)

実行機能は子供の実行機能に関する日常の行動評価尺度であるBehavioral Rating Inventory of Executive Function (BRIEF) というもので評価しました。抑制、シフト、情動制御、開始、ワーキングメモリ、計画 / 組織、整理、モニタ、という項目と、さらに抑制、シフ、情動制御の値の和が行動調整指標(Behavioral Regulation Index: BRI)、開始、ワーキングメモリ、計画 / 組織、整理、モニタの値の和がメタ認知指標(Metacognition Index: MI)、BRIとMCIの値の和が合成スコア(Global Executive Conpocite: GEC)として算出されるそうです。スコアは高い方が実行機能に問題ありです。(詳細は省略)(表は原文より改変)

実行機能 推定値モデル2
抑制
  0時間/週 0
  週1回 0.87(0.26、1.52)
  週2回以上 1.55(0.91、2.19)
シフト
  0時間/週 0
  週1回 1.03(0.41、1.66)
  週2回以上 1.72(1.08、2.36)
情動制御
  0時間/週 0
  週1回 0.82(0.18、1.46)
  週2回以上 1.67(1.02、2.32)
開始
  0時間/週 0
  週1回 1.10(0.48、1.72)
  週2回以上 2.16(1.53、2.80)
ワーキングメモリ
  0時間/週 0
  週1回 1.10(0.48、1.73)
  週2回以上 2.01(1.38、2.64)
計画/組織
  0時間/週 0
  週1回 1.12(0.51、1.74)
  週2回以上 2.47(1.84、3.10)
整理
  0時間/週 0
  週1回 1.00(0.38、1.63)
  週2回以上 2.27(1.64、2.90)
モニタ
  0時間/週 0
  週1回 1.11(0.50、1.72)
  週2回以上 1.99(1.37、2.61)
BRI
  0時間/週 0
  週1回 1.02(0.39、1.66)
  週2回以上 1.87(1.22、2.51)
MI
  0時間/週 0
  週1回 1.18(0.55、1.81)
  週2回以上 2.50(1.86、3.14)
GEC
  0時間/週 0
  週1回 1.22(0.59、1.86)
  週2回以上 2.44(1.79、3.09)

 

上の表のように糖質入り飲料の摂取は、実行機能のパフォーマンスの低下と有意に関連していました。調整されたモデル2では、週に1回糖質入り飲料を飲んだ子供は、抑制、シフト、情動制御、開始、ワーキングメモリ、計画/組織、整理、モニター、BRI、 MI、GECは糖質入り飲料を飲まない子供と比較して0.82から1.22の範囲の推定値であり、同様に、週に2回以上飲んだ子供は、BRIEFのすべてのスコアと正の相関があり、推定値は1.55から2.50の範囲でした。糖質入り飲料を飲む習慣のある子供だけを分析したところ、その量の各サービングの増加は、BRIEFのすべてのスコアと正の相関があり、推定値は0.21から0.35でした。

 

高次機能障害 オッズ比 モデル2
BRIの上昇
  0時間/週 1.00
  週1回 1.23(1.02、1.50)
  週2回以上 1.45(1.19、1.76)
MIの上昇
  0時間/週 1.00
  週1回 1.21(1.00、1.47)
  週2回以上 1.70(1.41、2.05)
GECの上昇
  0時間/週 1.00
  週1回 1.14(0.94、1.39)
  週2回以上 1.62(1.34、1.96)

 

上の表は実行の難しさの上昇を示しています。週に1回糖質入り飲料を飲んだ子供におけるBRIの上昇とMIの上昇の可能性は、糖質入り飲料を飲まない子供と比較して、それぞれ1.23倍、1.21倍であり、週に2回以上飲んだ子供におけるBRIの上昇、MIの上昇、GECの上昇の可能性は、それぞれ1.45倍、1.70倍、1.62倍でした。

この研究の結果は、糖質入り飲料の摂取が多いほど、子供の実行機能のパフォーマンスの低下と関連しているというものでした。糖質が脳にとって必須のものであるのであれば、パフォーマンスが上昇しても良さそうなものです。しかし、実際には糖質は脳のパフォーマンスを低下させる可能性が高いと思われます。特に液体であれば吸収も良く急速に血糖値を上昇させるでしょう。

糖質、特に果糖で甘味を付けた飲み物は子供に与えるべきではありません。もちろん大人にも必要ありません。子供が自由にそのようなものを購入できるようにすべきではありません。アルコールと同様に年齢制限をするべきでしょう。

「Association between Sugar-Sweetened Beverage Consumption and Executive Function in Children」

「砂糖入り飲料の消費と子供の実行機能との関連」(原文はここ

以上引用終わり

今週のお知らせ 歯石予防にはにがり磨き

精神科医の藤川徳美先生が歯石について新たな考察を提示されました。歯科医の私にとっては驚くべきことです。藤川徳美先生は広島県廿日市市で心療内科を開業されています。三石巌先生の分子栄養学や欧米のオーソモレキュラーを勉強され、うつやパニックの患者さんを食べ物で治しています。

著書には「うつパニックは鉄不足が原因だった」「うつ消しご飯」「薬に頼らずうつを治す方法」「メガビタミン健康法」「若さを保つ栄養メソッド」などがあります。

以下引用

歯石予防にはにがり歯磨き

NEW!2022-02-12 07:19:45

テーマ:

マグネシウム Mg

歯石予防にはにがり歯磨き

(ネットより引用)

歯石(しせき)はプラークが石灰化して硬くなったもの。歯科医で定期的に除去することが必要。

不十分な歯磨きのため、プラークが長期間、歯の表面についているとき、唾液に含まれるカルシウムやリン酸がプラークに沈着して(石灰化)、石のように硬くなったものが歯石です。プラークは、およそ2週間で歯石となります。

歯肉より上の歯の表面についているものを「歯肉縁上歯石(しにくえんじょうしせき)」といい、白っぽい色で比較的柔らかです。これは、唾液の中に含まれているリン酸カルシウムがついて形成されたものといわれています。歯周病が進行して歯と歯肉の溝が深くなったところにできるものを「歯肉縁下歯石(しにくえんかしせき)」といい、黒褐色でかなり硬く取り除きにくいのが特徴です。これは歯と歯肉の間(歯肉溝)からの浸出液の成分が含まれます。

歯石は、成分の約80%はリン酸カルシウムですが、そのほかにタンパク質、炭水化物や細菌の死骸などからもできています。歯石そのものは、う蝕(むし歯)を引き起こしませんが、歯石の表面がざらざらしているので、そこに細菌が増殖し歯周病を引き起こします。

歯石の除去には、そのもととなるプラークをつかなくするための毎日のブラッシングが肝心ですが、少しでも取り残すとそこから増えますので、正しい歯磨きでプラークを完全にとることとが必要です。お口の中から、100%完全にプラークをなくすことは困難で、数か月程度でたいていの方には歯石が沈着してきますので、歯医者で定期的に歯石除去(スケーリング)することも効果的です。

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結局、口腔内がカルシウム過多、マグネシウム不足となっているため、歯石が沈着する。マグネシウム不足があるとカルシウムを溶解状態に維持できない。だったら、マグネシウム単剤サプリを飲んで、塩化マグネシウム入浴をして、にがり(塩化マグネシウム)で歯磨きすれば歯石を予防できるという理屈になる。歯石除去のための定期的な歯科通院が必要なくなるかも。

元記事はこちら

https://www.facebook.com/100003189999578/posts/4784204035029216/?sfnsn=mo

補足:にがりは豆腐を作るときの凝固剤です。スーパーやネット通販で購入できます。

百寿者は、しっかり食べている。タンパク質摂取が大事

今回のお知らせは江部康二先生のブログを取り上げさせていただきます。

江部先生は京都高雄病院の理事長先生です。ご自身も糖尿病になり、糖質制限で克服され、この治療法・糖質制限食が世に広まるように活動されている先生です。

糖質制限食はかなり認知度が上がってきていますが、まだまだ誤解されていることがおおいいようです。なんだ糖質を減らせばいいんだと飛びついて、結果元気が無くなったりフラフラするようになったりして自分には合わないと挫折する人もいるようです。

糖質制限食と言う言葉は舌足らずで、「タンパク質増やし糖質減らす食事法」と呼ぶべきで食事の総量は変えないのが基本です

おやつはお菓子からチーズ、ナッツ類、ゆで卵、焼き鳥などの高タンパク質のものに変えます。3度の食事は白米、パン、めん類灘を減らして高タンパクのおかずを増やします。詳しくは本がたくさん出ていますので読んでから始めると失敗しないです。

以下引用

2022年01月03日 (月)

こんにちは。
お正月ですので、100歳以上の長寿の人の食という「めでたい話題」としました。

少し前ですが

日経Goodayに2018/2/24「100歳以上の長寿には小食が多い」 ウソ・ホント?

という記事が載りました。

結論は「100歳以上の長寿には小食が多い」はウソでして、「しっかり食べている」が正解です。以下の記載は、日経Goodayの記事の要約です。

 【厚生労働省が2017年9月に発表したデータによると、現在日本には100歳以上の高齢者が全国に6万7824人だそうで随分増えたものだと思います。47年間、連続で増加し続けているとのことです。

慶應義塾大学医学部では1992年から、百歳以上生きる人(百寿者)の医学調査を行っています。当時の百寿者は4000人程度ですから、25年間で、16倍以上に増えています。「粗食がいい」とか「カロリーを制限すると寿命が延びる」という説もありますが実際の「百寿者」の食生活は、どのようなものか興味ある話題です。

長寿者の研究を行っている慶應義塾大学医学部百寿総合研究センター講師の新井康通さんは、「百寿者はむしろしっかり食べています」と述べています。 摂取カロリーも、80代と同レベルで栄養状態が良いのが基本です。

 60代ぐらいまでは、糖尿病やメタボ予防に、肥満しないような食生活が基本ですが、それ以降は、むしろしっかり食べて筋肉や骨を維持することの方が重要です。カロリー制限の目的は、体脂肪を減らすことですが、実際は、筋肉や骨も同時に弱くなりますし、通常、筋肉と骨は加齢とともに減っていきます。

 70~80代以降になると、筋肉と骨格系の衰えの方が重要な問題です。新井講師は「個人差はありますが、70代ぐらいになったら頭を切り替え、『やせないようにしっかり食べる』ことを優先した方がいいのです。

栄養素では、たんぱく質をきちんと食べることが大事です」。「もちろん百寿者には肥満の人はほとんどいませんので、若いころから食べ過ぎる習慣はなかったと思われます。でも、小食でもない。とりわけ高齢になってからは、むしろしっかり食べたほうがいいと、覚えておいてください」と述べています。】

私も、基本は新井講師の考えに賛成ですが、もっと早くから高蛋白・高脂肪食で良いと思っています。つまり糖質制限食を推奨します。健康長寿の実現には、筋肉と骨を維持することも肝要ですが、「糖化」「酸化」や「AGEsの蓄積」「慢性炎症」を最小限にすることも大切です。

糖化と酸化とAGEsの蓄積と慢性炎症が、全ての生活習慣病の元凶と言えます。糖質を摂取して血糖値が急上昇する(糖化)ことで、活性酸素が発生し(酸化)AGEsが蓄積し、慢性炎症も誘発します。

糖質制限食実践なら、活性酸素発生やAGEs蓄積、そして糖化や慢性炎症も最小限ですむので免疫力が健常となり、新型コロナを含めて感染症にも強くなれます。ブログ読者の皆さん、糖質制限食実践で、美味しく楽しく、健康長寿を目指しましょう

私自身は、52歳に糖尿病が発覚してから、スーパー糖質制限食を続けています。従って、52歳から「高蛋白・高脂肪食」をしっかり摂取していることになります。おかげで、71歳現在、内服薬なしで、糖尿病合併症もなしで、他の成人病もなしで、血液検査のデータは全て正常です。歯は全部残っていて、虫歯はなし、身長も縮んでないし、夜間の尿も行きません。聴力低下もなく、視力は裸眼で広辞苑が読めます。

医学部を卒業して24年目ですが、110名のうちすでに10名逝去されています。残った100名の同級生のほとんどが、何か内服薬を飲んでいます。高血圧、脂質異常症、痛風、糖尿病・・・同級生の医師からは「江部君は変だよ。早く何か病気になりなさい。」と誘惑されています。

ともあれ、今は、52歳で糖尿病になってとても運が良かったと、糖尿病に感謝しています。糖尿病を発症してなくて、普通にラーメンや寿司やケーキを食べ続けていたら今頃は、歯は何本か抜けて、背は縮み、夜中に2.3回は尿に行く人生であったと思います。

江部康二

以上引用終わり

 

百寿者は2021年9月時点で86.510人です。少しずつ増えています。

私の親戚のおばあちゃんは最後は施設に入りましたが、ご飯を食べている最中に動かなくなり亡くなったそうです。全く苦しまなかったそうです。ちょうど100才でした。

私も糖質制限食すなわち「タンパク質増やし糖質減らす食事法」を初めて9年になりますが大変調子がいいので、このままピンピンコロリで行ければいいなと思います。