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いなだ歯科医院、分子栄養学の症例 その4 健全な歯が動揺すると訴える男子中学生 感覚異常?非定型歯痛?

中学生 男子

既往歴:ADHD:注意欠陥多動性障害

主訴:4日前硬いものを噛んでから歯が動揺している

診査したところ、歯は全く動揺しておらず、むし歯もなかった。本人に鏡を持ってもらい、歯は動揺していないことを説明。患者さんも納得した。

保護者にもその旨説明して、ひょっとしたら感覚異常の疑いもあると説明した所、動揺を感じる歯の部位が転々と移動するとのことであった。感覚異常又は、非定型歯痛(歯の痛む部位が転々と移動する)を疑い、プロテインと鉄の摂取を勧めた。その後、当患者には偏食があるとのことであった。やはり、タンパク質と鉄分の不足である可能性が非常に高いと思われた。

ADHDは生まれつき脳の発達に凹凸がある事が原因と考えられている。と言うことはまだあまりよく判っていないと言うことになります。

分子栄養学による考察

藤川心療内科クリニックの藤川徳美先生は分子栄養学、欧米のオーソモレキュラー栄養学を駆使して、診療して多くの患者さんを救っています。書籍「すべての不調は自分で治せる」を出版されベストセラーになっています。

分子栄養学では現在の日本の食事は「糖質過多+タンパク不足+脂質不足+ビタミン不足+ミネラル不足」です。本当に必要なのは「高タンパク低糖質食+メガビタミン+スカベンジャー+鉄+ミネラル」です。

ADHDも栄養不足なので、栄養素を補給して治癒させています。まずは糖質を減らして、タンパク質と鉄を意識した食事にする、不足分はサプリメントでプロテイン、鉄を補います。これでかなり改善します。その後、ビタミン、ミネラルをサプリメントで補います。

次に藤川先生の症例を転載します。

3年間メガビタミンを継続してこうなった

NEW!2023-03-09 12:10:57

テーマ:自閉症

3年間メガビタミンを継続してこうなった。3年前に、長女は、自閉症+広汎性発達障害と診断されていた。3年前に、次女は、精神遅滞で幼稚園入園は困難と言われていた。3年間のメガビタミンで2人とも優等生になった。姉は、科学研究で2年連続で優秀賞を受賞。妹は、小学校受験を合格。先日薬を取りに来られた父親は、”自分も10歳若返ったような”と言われていた。

手紙を頂きました。

今週のお知らせは、廿日市市で心療内科を開業されている藤川徳美先生のブログ「精神科医こてつ名誉院長のブログ」から転載します。

私は現在健康自主管理をしています。これは分子栄養学の提唱者である三石巌先生の本に書いてありました。「私の本を読んでわからない言葉は自分で調べて理解してください。でなければ自分で自分の健康は守れません」というようなことが書いてありました。大変だな、と思いつつも何冊か読んでいる内に、理屈は間違っていないなと思いました。次に藤川先生の本を読み「これは一度試してみんといかんな」と思い、人体実験に入りました。変わったことは、真冬でも毛布が要らない、ホットカーペットも使わなくなった。鼻血が出やすかったのが出なくなった。飛蚊症が治った。こむら返りが減った。トイレの近いのが改善した。

それでは健康自主管理を実行した方のお手紙をお読みください。感動的であり、日本の栄養教育に対する貴重な提言にもなっています。

以下引用始め

NEW!2024-05-29 07:41:16

テーマ:

オーソモレキュラー(栄養療法)

手紙を頂きました。(ここからは稲田が文字起こしをしました)

藤川先生

いつも記事、本とても参考にさせて戴いています。以前に臨床検査技師、細胞検査士のエピソードをメールさせていただきました。○○と申します。

先生の教えに辿り着いたきっかけは息子の発達の遅れでした。何とかしたい一心で副業として塾の講師を10年以上ぶりにはじめた。答えを探している内に、奇跡的に知ることが出来ました。大変なスタートではありましたが栄養療法を開始し、もうすぐ一年となります。鉛筆をにぎれず、座って姿勢を保つ事すら困難で、言葉も話せない状態でした。

今は沢山の好きな絵をかいたり、自分の名前もフルネーム書けるようになったり、思い出話をするようになったり、別人のようです。埼玉に住んでいる私この治療法を知っている人が周りに誰一人と居らず、当初はとても孤独で、当時の息子の保育士からは、「本当に効果あるんですかね、聞いた事もない。それより、薬とか近くで治療はしないんですか?」というようなことを言われました。

無知程怖いものはありません。だからこそ、負けてはならないと、不安になる度に、先生の本や記事を片っ端から読み直し、プロテインとサプリの調整、、、を繰り返しました。私自身もパニックや適応障害、ぜん息、モーラステープによる光線過敏症がありましたので

先生の記事の元、プロテインをベースにサプリで栄養療法した所、首都高を余裕で運転したり、採血等も、患者さん相手に淡々と出来るようになったり、周りの人からも昔の自分を信じてもらえない程、パワフルに元気になりました。本当に救われました。世の中にはきっと悩んでいるお母さんが沢山います。私のように藤川医師の元に受診したくてもできないケースも多いはずです。

しかし、こんな私でも自身の息子を別人にする事が出来ました。どうか皆様に諦めないで欲しいのです。一人ひとりの意識が、この先の日本を大きく左右します。不安な時こそ、知識を集めるチャンスです。どうか藤川理論がもっと浸透していくように私も○○県で頑張ります。

塾の生徒で数学が10点前後のご家庭に勧めた所、3ヶ月で50点台を取りました。+やーも分からない状況でした。その子が方程式を解けるようになったのです。

私の娘と同じクラスのお子さんで授業中、落ち着きがなく、反抗してしまうケースに勧めました。そこから3~4ヵ月経った頃の今年の4月に授業参観に行くと、別人のように椅子に座りちゃんと授業を受けているのです。

思わずその子の頭を沢山なでて、「本当によく頑張ったね。よく続けたね。えらいね」と涙を流してしまいました。お母さんもほっとしていました。

躾(しつけ)の問題と思って厳しくしてしまっていた頃が地獄のようであったと言っていました。

私も全く同じです。日本人はすぐ親のしつけ、接し方を問うけれど、根っこの問題はそこではない、どれだけの無知が今の日本を作っているのか、、、。世の中の栄養療法の早急な浸透が必須であると痛感いたします。息子の栄養療法のレシピを考えるのに使ったのは

  • 自身の性格、体質 等
  • 夫の性格、体質 等
  • わたし、夫の家系で代々発症しやすい病 等
  • 息子の性格、体質

を元に何が遺伝に受け継がれていそうか?それを元にどのサプリが必要かこの4点をひたすら熟考してきました。

その結果、かなりのナイアシン不足型、Mg不足型ビタミンD3K2が必要だ。亜鉛も足りていない、、、ビタミンCも他の人より必要そうだ、、、と分かることが出来ました。諦めなければ、こんな自分でもできました。必ずや、誰でも少しずつ出来るはずです。

藤川先生、本当にありがとうございます。人生を変えることが出来ました。

以上引用終わり

藤川先生のブログ

「精神科医こてつ名誉院長のブログ」にたくさんの症例が載っています。是非ご覧ください。

今週のお知らせ 逆流性食道炎

逆流性食道炎で悩まれている人は結構いると思います。私の周りにも、何人か逆流性食道炎の人がいました。

実は食べ物によって消化吸収速度が違います。内視鏡で胃の中を見ると、残っているのはうどんや米粒などの炭水化物(糖質)で、肉や魚などのタンパク質は見つからないことがよくあるそうです。病み上がりの人や、赤ちゃんの離乳食に白米のおかゆが出てきますが消化吸収は良くないし、栄養価も低いです。むしろ、肉汁スープや卵スープの方が消化吸収も良く栄養価も高いです。と言うことは炭水化物をたくさん食べると胃につかえる事になります。さてどうなんでしょうか?

江部康二先生の「糖尿病徒然日記」から転載します。

以下引用始め

逆流性食道炎は、酸性の胃液やそれと混ざった食物が、食道に逆流して食道が炎症を起こし、胸やけや胸の痛みなどを生じる病気です。

健康な人でも胃酸の逆流がみられることはありますが、時間が短いため問題になることはありません。逆流の時間が長くなると、食道の粘膜は胃酸に対し弱いため食道に炎症を起こすようになります。

この病気は成人の10〜20%がかかっていると推定されており、中でも中高年、特に高齢者に多くみられます。適切な治療を受けなかった場合には、症状が持続することにより生活に支障を来すことも知られています。

逆流性食道炎の症状を訴える患者さんのほとんどが、糖質制限食開始後、リアルタイムに改善します。(^^)

当初、私自身が信じられなかったのですが、もう400人以上に試してみて、脂っこいものより炭水化物が胸やけを起こす真犯人と確信しました。ここまでくると、逆流性食道炎は、炭水化物の過剰摂取が根本要因である可能性が極めて高いと思います。

700万年の人類の歴史のなかで、特に精製炭水化物を大量に常食し始めたここ200~300年に発症した特殊な病気の一つが逆流性食道炎です。

一番印象的だったのは、中学校の頃から、20年間以上毎日昼食後1時間と夕食後1時間に、必ず胸やけがあった30代の男性患者さんです。胸やけ以外は、何の病気も症状もありません。特に、カレーライスの日は最悪で、夕食後1時間に加えて、夜中の1時にも胸やけがあって苦しんだそうです。

この患者さんに、ブログ読者の皆さんでの成功経験があったので、「騙されたと思って兎に角スーパー糖質制限食を試してごらん?」と奨めてみました。2週間後の外来診察で、糖質制限食開始当日から、20年来の胸やけが一切消失したという驚きの報告をしていただきました。ヾ(゜▽゜)

カレーライスというのは、<ご飯+カレールーの小麦粉>で二重の糖質なので、寿司飯(ご飯+砂糖)と共に最も血糖値を上げやすい食材です。σ(=_=;)ヾ

「饅頭1個だと胸やけなしだけど、2個だと胸やけ必発」という人もあり、個人の糖質摂取許容量の限界を超えると、胃酸が出過ぎて胸やけを生じるような気もします。逆流性食道炎を生じる限界の糖質摂取許容量には個人差があるようです。

逆流性食道炎の症状は、糖質制限食でリアルタイムに改善する例がほとんどです。言い換えれば、糖質の過剰摂取が逆流性食道炎の原因の可能性が高いです。

それでは、そのメカニズムについて考察してみましょう。

まず血糖値が上昇すると、視床下部が感知し副交感神経(迷走神経)を介して膵臓のランゲルハンス島のβ細胞に伝えられます。このとき副交感神経が優位だと幽門が収縮し、噴門は弛緩しますので、胃の内容物は食道へ逆流しやすくなります。つまり糖質を摂取すると逆流性食道炎を起こしやすくなる理屈です。

この仮説は、岩手県久慈市の関上こどもクリニック、関上勇先生からご教示頂きました。
私もこの仮説に賛成です。関上先生、ありがとうございます。   江部康二

以上引用終わり

今週の症例 親知らずの活用、その2 左上7番抜歯、代わりに8番萌出

女性 22才

9月の症例では、右側でしたが、今回は左側です。左上7番むし歯で治療。

神経を取り金属冠を被せました。

金属冠の後ろに親知らずが生えてきました。

金属冠を抜いて親知らずが生えてきました。

7番を抜く前のレントゲンです。

2年後親しらずがうまく生えました。

いなだ歯科医院の分子栄養学の症例 ビタミンB1と鉄とタンパク質について

症例1:原因不明の足のしびれ、歩行困難(脚気?ビタミンB1欠乏症?)

20代、男性 トラックドライバー 1987年(昭和62年)

むし歯の治療をしていたが、突然来院が途絶えた。2週間して来院されたが、足がしびれて動かなくなり、入院して点滴で治った。病名は不明と言われた。私はちょうど「現代によみがえる江戸患い」と言う脚気の本を読んだところだったので、この症状は脚気(ビタミンB1欠乏症)だと思った。いつもどんなものを食べているのか聞いたところ、「食事はセブンイレブンのお弁当、飲み物はコーラが一番うまい」と答えられたので、完全に脚気だと思い、脚気の話をして、食事を変えるのは無理だろうと思ったのでビタミン剤を飲むように伝えた。

症例2:冬布団が要らなくなった。鼻血が出なくなった。

70代、男性(私)2021年(令和3年)

健康ですが(2013年から高タンパク低糖質食(糖質制限)を実践中)、

人体実験でプロテイン1日40g(朝晩各20g)を2021年(令和3)11月終わりごろから始めた。12月終わりに寝る時冬布団(毛布)を追加して寝たが暑くて使わなかった。毎年ホットカーペットも使っていたが使わなかった。それ以来3シーズン冬でも秋布団だけで寝ている。(体温が上昇した?体温が上昇すると免疫力も上がります。)

時々鼻血が出ていたが全く出なくなった。(粘膜?毛細血管?が強くなった)

こむら返り、足がつらなくなった。テニスの試合や夜中に足がつって飛び起きたりしていたが、マグネシウムを飲んだり、にがり(豆腐を作るときの凝固剤、塩化マグネシウム)をすり込むことで足がつらなくなった。マグネシウムは血管を弛緩させ血流を増やす作用があり、高血圧や不整脈を予防する。飛蚊症が治ったトイレの近いのが改善した髪の毛が太くなったような。

(漢方薬・芍薬甘草湯もこむら返りに効果がある)

症例3:6ヵ月続いた左耳周囲、顔面の痛み、違和感が治癒(感覚異常症?)

50代、女性 2022年(令和4年)

左耳周囲顔面の痛み違和感で耳鼻科受診したが、検査の結果問題ないと言われた。市民病院でも診てもらったが、検査の結果問題ないと言われた。当院で左下歯肉に違和感があるので検査したが問題は見つからなかった。

6ヶ月後、歯の治療で当院受診、左耳周囲顔面の痛み・違和感がまだ続いているとの訴えがあった。分子栄養学的に見て感覚異常と思い、タンパク質、鉄不足を疑いプロテインと鉄剤を勧めた。早速ドラッグストアに行き、薬剤師の勧めでスティックタイプのプロテインを勧められ服用したところ8日程で治った。途中市民病院でプロテインを飲んでだんだん良くなっていると話したら、「プロテインで治るようなら病気ではない」と言われた。

藤川徳美先生やドクター清水は「医者は栄養のことは知らない、栄養のことを聞いても無駄である」と言われています。医学部の授業にはほとんど栄養学の授業はありません。

症例4:7年間続いた抜歯後の不定愁訴が治癒

70代、女性 2023年(令和5年)

左上臼歯を2本抜歯後、1ヶ月して痛みがあるとのことで検査したがレントゲンでも問題はなかった。高周波電気治療器を当てて様子を見た。それからは時々、違和感、痛みがあり、鎮痛剤を服用することもあった。

7年後の最近になって、タンパク質不足・鉄不足を疑い、服用を勧めた。早速薬局に行って相談してビタミン入りの鉄サプリメントを勧められて服用した。6日目から違和感と痛みがなくなり、その後再発はない。

症例5:喉のピリピリ感が治った(感覚異常症?)

70代、女性 2024年(令和6年)

疲れた時など、口の中がピリピリして喉の方まで感じる。以前も市民病院で診察してもらったことがあり、唾液検査をして唾液の量が標準より少ないと言われた。

診察、視診では全く問題はなかった。違和感、ピリピリ感のある部分に高周波を当てた。感覚異常を疑い、当院の「口腔感覚異常の症例報告」「不定愁訴の症例報告」を渡して、鉄とプロテイン服用を勧めた。

3ヶ月後、義歯調整で来院。口の中と喉のピリピリ感は「プロテインを飲んで治った」と言われた。

症例6:下顎前歯の痛み、違和感

40代 女性 既往歴:めまい、花粉症

令和4年4月、下顎前歯がズキンズキンとした拍動痛のようなじんじんした痛みが出ることがある。高周波を当てて経過観察。

令和4年7月、症状が変わらないので、ビタミンB群とタンパク質について説明。症例3のパンフレットを渡した。大変勉強家で分子栄養学の本を何冊か読んで、プロテイン、鉄、ビタミンB、C、Dを飲むようにした。その後、ナイアシンアミド(ビタミンB3)を追加した。

令和5年2月、一進一退の状態。マウスピース装着。ソフト2mm、噛みしめ対策。

寝る時の毛布が1枚要らなくなった。

令和5年5月、藤川徳美先生に紹介。Mg、ビタミンC、Zn、Feを補充した。

令和6年3月、変わらず。にがり歯磨き、にがりうがいをしている。ビタミンAを勧めた。

令和6年5月、完治。

症例3、4、5、6は神経伝達物質の誤作動と思われます。

分子栄養学を勉強する前にもいろんな患者さんを診ています。歯肉からソーメンが出てくるとの訴えには大変驚きました。(感覚異常症)勿論ソーメンは出ていなくて患者さんがそのように感じているだけです。砂が出てくる、釘が出てくる、金冠が出てくる。今だったらプロテインと鉄を勧めたと思います。

今の食事は糖質が多くタンパク質、脂質が少なく鉄はじめミネラル、ビタミンも少なくなっています。歯痛があちこち移動する非定型歯痛や、何もないのに舌が痛く感じる舌痛症もタンパク質、鉄不足でしょう。このような症状にはうつ病の薬が効きます。うつ・パニックと原因は同じです。タンパク質・鉄不足で人によりうつ・パニックになったり感覚異常むずむず足になったり様々な症状が出るのでしょう。

特に女性は鉄不足が多いので、出来れば、鉄とプロテインを取ることが健康的な生活を送る上で大事なことだと思います。

タンパク質と鉄により改善すると思われる症状、病気

  • 感覚異常―痛み、違和感。ソーメン、砂、釘、金冠などが歯肉なら出てくる感覚。
  • 喉の違和感、詰まり感
  • 非定型歯痛―正常な歯が痛んで部位がころころ変わる
  • 舌痛症―異常は無いが舌に痛みを感じる
  • うつ・パニック

鉄の働き 主なもの

  • 赤血球のヘモグロビン合成
  • 神経伝達物質であるセロトニン、ドーパミン作成
  • 有毒の活性酸素から身を守るスカベンジャーであるカタラーゼに必要
  • ミトコンドリア膜にある電子伝達系に必要

鉄欠乏の臨床症状

  • 神経過敏、些細なことが気になる
  • 立ちくらみ、めまい、耳鳴り
  • 片頭痛
  • 疲れ、節々の痛み、腰痛
  • 喉の違和感(喉が詰まる)
  • 冷え性
  • 朝なかなか起きられない
  • 出血(アザ)
  • コラーゲン劣化(肌、髪、爪、シミ)ニキビ、肌荒れ
  • 不妊
  • レストレスレッグス症候群(むずむず足症候群)
  • 氷を食べる(これは非常に多い)
  • 土を食べる

今週の症例 ミラクルデンチャー 上顎右654欠損

男性 70代

作製用模型とミラクルデンチャー

初めに合わせる部分をキーと言います。キーは7番です。

ロックは最後に合わせる部分です。ロックは左上6番です。

装着しました。入れ歯を入れているようには見えません。

入れ歯で一番大事なことは、上下の歯のかみ合わせが過不足なく嚙めることです。次に歯ぐきとの適合性になります。1週間後に経過観察をしましたが全く問題なく噛めていると言われました。良かった!!

今週の症例 親知らずの活用 右上7番抜歯、代わりに8番萌出

女性 22才

右上7番むし歯で治療。歯ブラシが届きにくい部分です。

27才

右上7番再度虫歯になり、放置していたら痛くなった。頭痛も起きるようになった。大きなむし歯なので、抜いてそのあとに親知らずが生えてくるのを期待して抜歯。

28才

親知らずが、抜いた7番のあとにきれいに生えてきました。年齢が若かったのでうまく並びました。

この方は、他は虫歯にならないのにここばかり虫歯になります。歯磨きの時、大きく口を開けて磨くと頬が緊張して7番周囲の空間が狭くなります。その為、歯ブラシがうまく当てられません。口を閉じると頬の緊張が取れて空間が広くなり、歯ブラシがうまく動かせます。

今週のお知らせ 発達障害と呼ばれる子どもはなぜ増加しているのか

今週のお知らせは、廿日市市で心療内科を開業されている藤川徳美先生の「精神科医こてつ名誉院長のブログ」から転載します。現在の日本ではいろんなものを腹いっぱい食べられますが、しかし、その内容は質的栄養失調であると警鐘を鳴らしています。

質的栄養失調であるが故に、子供の発達障害や大人の生活習慣病が増えています。

以下引用始め

発達障害(自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害など)と呼ばれる子どもはなぜ増加しているのか 

「天才ごはん」より

発達障害と呼ばれる子どもたちが増えているということが、たびたびニュースになります。

実際、この10年間で小中学校全体の児童・生徒数は減少しているにもかかわらず、障害のある子どもが通う特別支援学級は、在籍者数は2011年度の約15万人から2021年度には約32万人に倍増しているとのことです。

なぜ増えているのでしょうか。

その理由については、「発達障害について以前よりも早く発見されるようになった」「障害に対する理解が進み、支援学級に入ることに抵抗が少なくなった」などがいわれています。でもそればかりではないでしょう。支援級のお子さんが増えているのもそうですし、支援級に入った方がよいかどうか迷われるボーダーラインのお子さんたちも明らかに増えています。

これは日々たくさんの患者さんを診ている開業医の実感です。 発達障害の子どもが増えている要因、そこにはやはり、質的栄養失調があります。 とくに子どもの場合は、

・白米、パン、麺類、お菓子の食べ過ぎによる、糖質過多
・肉、魚、卵を食べないことによる、タンパク・鉄・脂質不足

この2つが大きく影響しています。

糖質の摂りすぎが大きな要因のひとつ 実際に、発達に課題があるお子さんの診察で共通しているのは、どの子も糖質を摂りすぎているということです。親子で甘いものが大好きというケースも多く見られます。 子どもはお菓子が好きというのは、今も昔も変わらないのかもしれません。

しかし、ひと昔前はおやつといっても駄菓子程度で、すべてが甘いものではなく、昆布やするめ、ピーナツのようなものもありました。ケーキやエクレアなどは、わざわざ洋菓子店に行ったときだけの特別なおやつでした。もっと昔は、サツマイモを蒸かしたものがおやつだったという人もいるでしょう。

しかし今は、毎日のようにコンビニで洋菓子店さながらのスイーツを買ってきて、たくさん食べられる時代です。  甘いお菓子が当たり前、しょっぱいお菓子はポテトチップス、これでは明らかに糖質の摂りすぎと、酸化した植物脂やトランス脂肪酸の摂りすぎになってしまいます。

お菓子を食べるのが日常になると、それだけでお腹を満たしてしまうため、タンパク質などの大事な栄養を摂ることができなくなっています。 比較的きちんとした食事、いわゆる「バランスのよい食事」をしていたとしても、タンパク質とビタミン、ミネラルは不足します。

化学肥料や農薬を多用した大量生産の農業により、作物から得られるビタミン、ミネラルが減っているからです。  実際、診療に来られるお子さんは、パンや米、うどんなど「白いもの」ばかり欲しがります。

そうすると、タンパク質と鉄の不足になり、そのせいで余計に糖質ばかりを欲してしまう。悪循環に陥ります。 子どもは動き回ってエネルギーを使いますので、糖質をゼロにする必要はありませんが、お菓子、パン、麺類、白ご飯ばかり食べるのは止めましょう。

プロテインを一定量飲めるお子さんは、食事の前にプロテインを飲んでもらうなど、工夫してみてください。プロテインはお腹を満たしてくれるので、お菓子やパンなどを食べる量は減ってくると思います。

以上引用終わり

現在は作物が育つ土壌が昔と比べてやせており、十分なビタミン、ミネラルが含まれていません。例えば、1950年と2015年の比較で、ほうれん草の鉄分は100g中13mgから2mgと85%も減少しています。医者任せにせず、健康自主管理をしましょう。食事でタンパク質・ビタミン・ミネラルを補給するのは当然ですが、サプリメントで補うのがとても効果的です。

お勧めの本

「薬に頼らず子どもの多動・学習障害をなくす方法」藤川徳美著、アチーブメント出版
「親子で始める!天才ごはん」藤川徳美著、方丈社

今週の症例 ミラクルデンチャー 左上5番欠損

作製用模型です。

出来上がったミラクルデンチャーです。

まず、奥の6番に合わせます。

次の前の4番に合わせて押し込みます。これで装着できました。

外側から見たところです。

内側から見たところです。

前から見るとこんな感じなので、入れ歯を入れているようには見えません。

ミラクルデンチャーはピッタリ出来て異物感が少ないうえに入れ歯を入れているようには見えません。特許製品なので、保険が使えないのが残念です。

今週の症例 ミラクルデンチャー 右下67欠損(2歯欠損)

60代 女性

これまで従来の義歯を作ったがなじめなかったのでミラクルデンチャーを希望。作業用模型です。

作製された片側のミラクルデンチャーです。

両側の義歯の方がよく噛めますが、異物感が大きいので耐えられない方がおられます。そのような場合には片側の義歯を作ります。ミラクルデンチャーでは片側でもぴったりフィットしてよく噛めますし、異物感も少ないです。維持装置はリング状のもので従来の維持装置より優れています。

入れ歯を装着しているようには見えません。

右がミラクルデンチャー。真ん中は、従来の片顎義歯。左は従来の両側義歯。

今週の症例 ミラクルデンチャー 下顎 左5番欠損

作製用模型です。

初めに合わせる部分をキーと言います。キーは6番です。

最後に合わせる部分をロックと言います。ロックは4番です。

頬側から見たミラクルデンチャーです。

正面から見たところです。あまり目立ちません。

従来の入れ歯との比較です。

ミラクルデンチャーは従来の入れ歯より小さく出来て、ぴったりして違和感が少ない入れ歯です。