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今週のお知らせ 不整脈について

不整脈の患者さんは結構おられます。私のテニス仲間50人ほどの中で3人います。この3人の方はあまり無理しないようにテニスをしています。1人はペースメーカーを入れていました。その他に、心不全の方も1人いました。40代で前日は元気だったのに、朝布団の中で亡くなっていました。お兄さんも同じような状態で亡くなられたそうです。

心臓病家系、ガン家系、糖尿病家系などのいろんな家系がありますが、生体の代謝が遺伝子的にそのような傾向があるようです。そのような病気に対して、分子栄養学では、何が過剰で何が不足しているのかを考えた食事に替え、それでも不足していればサプリメントで補います。

藤川徳美先生は廿日市市で心療内科を開業、分子栄養学を研究発展させ、多くのいろんな病気を治しています。

著書「うつ・パニックは鉄不足が原因だった」「すべての不調は自分で治せる」ブログ「精神科医こてつ名誉院長のブログ」に症例が多く掲載されています。お勧めです。それでは、「精神科医こてつ名誉院長のブログ」から転載します。

以下引用始め

他県から通院している不整脈患者

2024-01-11 07:32:22

テーマ:

心臓・不整脈

公式ジャンル記事ランキング:

メンタルヘルス113位

他県から通院している不整脈患者

症例;50代前半、男性、数年前から毎年の健康診断で、上室性期外収縮、不完全右脚ブロックを指摘されている。

本を読み、R3.7当院を受診。1年半前から、プロテイン20g*3+低糖質食を開始している。B50*3、C1000*6、A25000IU*1 、E400*1、D5000IUも継続している。体重が71kgから60.8kgに減った。BUN20.2、フェリチン205。→Mgを追加を。以後半年に一回受診。

R3.8~12、Mg100*4+塩化Mg入浴をしている。E400*4、ユビキノール(還元型CoQ10)200mg、セレン100~200mcg。不整脈が減った。

R4.1~12、時々右脚ブロックが出るが、不整脈はかなり減った。足がピクピクする。アルギニン、タウリンも追加している。

R5.1~12、不整脈は出ていない。緩んでプロテイン、サプリをサボると症状が出る。

R6.1、不整脈は全く出ていない。体がピクピクする。→塩化Mgを死海ソルトに変更を。

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不整脈=長年のMg不足。

心房細動、心室細動等の重篤な不整脈を起こせば、血栓が脳に飛び、脳塞栓になる。

*不整脈

https://www.facebook.com/100003189999578/posts/3971854959597465/?d=n

元記事はこちら

以上引用終わり

マスクは体に良いのか?

私は診療中マスクをして治療しますが、次の患者さんまで少し時間があると必ずマスクを外します。

私はあまりマスクが好きではありません。窮屈だし吐いた息をまた吸っているからです。コロナが流行っている時でも屋外ではどんなに寒くてもした事がありません。コロナが2類から5類になってマスクが不要になって本当に清々しました。マスクは特別なものでない限りコロナがすり抜けることがわかっていたからです。コロナがすり抜けないN95マスクがありますが、実際にやってみるとものすごく息苦しいです。防毒マスクの方がまだましです。一応念のために買ってありますが高価だし、使えたものではありません。

ですから今私がしているマスクや普通の人がしているマスクはエチケット用でありコロナを防ぐことはできません。真夏でも今でもマスクをしている大人や子供がいますが、体力や抵抗力(免疫力)が落ちるのではないのかと思っていました。必要な時もあるとは思いますが、過保護にしていると人間弱くなるのではと思っていました。

さて、ドイツでマスクの研究がありましたので掲載します。

―以下引用始め

マスク毒性 – ドイツの研究でCO2再呼吸の危険性が明らかに – ニューロン死と学習障害(子供)、死産と先天異常(妊婦)、精巣毒性(青少年)

人類に強制された有害措置は新型コロナウイルス感染症の注射だけではなかった。定期的なマスク着用も有害だった。

2023 年 3 月 3 日、ドイツのチームは、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) のパンデミック下でのマスキングに関する広範なレビューを発表し、マスキングとマスク義務の棺に最後の釘を刺すことになりました。

開業医の独立外科医が率いるドイツのチームは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック下でのマスクの使用に関する大規模なレビューを発表した。

参考文献は 172 件あります。
主な調査結果を要約します。

・45億人(58%)が「マスク義務」に直面
・新鮮な空気には 0.04% の CO2 が含まれています
・5分以上のマスク着用:1.4~3.2% CO2

二酸化炭素の再呼吸
・30 分後のサージカルマスク = 2.8 ~ 3.2% CO2 ( U.Butz、2005 )
・1 分後の N95 = 0.9% CO2 ( T.Blad、2020 )
・5 分後の N95 = 1.28% ~ 3.52% ( Sinkule、2013 )
・60 分後の N95 = 2.8 ~ 3.2% (Roberge、2010)

急性 CO2 毒性:
・2.5~3.5% CO2 を 10 分間浴びると脳血流が 100% 増加 = 頭痛

CO2 毒性 (動物実験):
・0.3% CO2 – 不可逆的なニューロン損傷、ニューロン破壊、不安の増大、学習および記憶障害(ラット研究)
0.5% CO2 – 青年における精巣毒性 (ラットの研究では、2.5% CO2 で 4 時間曝露した後、ラットの精巣の生殖能力が低下することが示されています)
0.8% CO2 – 死産(胎児の奇形、着床後の喪失、生存可能な胎児の可能性の低下を示すラットの研究により、女性潜水艦乗組員に対して米海軍が設定した安全レベル)

その他の調査結果:
N95マスクとサージカルマスクは、コロナウイルスとインフルエンザウイルス粒子に対して最悪のパフォーマンスを示した。

合計 25,930 人の子供が 1 日あたり 270 分間フェイスマスクを着用したデータによると、68% が不快感を訴えた。副作用には、イライラ (60%)、頭痛 (53%)、集中力の低下 (50%)、幸福感の低下 (49%)、学校/幼稚園に行きたくない (44%)、倦怠感 (42%)、学習障害 ( 38%) および眠気/疲労感 (37%)現実世界における妊婦のマスク着用義務は、米海軍が女性潜水艦乗組員に設定したCO2毒性限度を超えている

子供と青少年
青年期の脳ニューロンへの 0.3% 。CO2は、ニューロンの破壊、不安、学習と記憶の障害を引き起こす可能性( Uysal、2014 )

著者らは次のように書いている。

「合成マイクロファイバー、発がん性化合物、揮発性有機化合物の吸入など、マスク内の他の有害物質も毒性の長期的影響に寄与しており、我々の研究課題にも影響を与える可能性があります。」動物実験は明確であり、このレビューはそれらを徹底的に要約している。

マスクはコロナウイルスやインフルエンザウイルスには効果がないだけでなく、妊婦、子供、青少年などの弱い立場にある人々に実害を与える。

マスキングによって引き起こされる害は非常に深刻だ。サージカルマスク、布マスク、または N95 マスクを数分間着用しただけでも、次のような長期的なダメージが発生する。

子供 – 不可逆的なニューロン損傷、ニューロン破壊、不安の増加、学習と記憶の障害
青少年 – 精巣毒性
妊婦 – 死産、胎児奇形、着床後喪失、胎児の生存確率の低下
マスクが引き起こす可能性のある身体的および精神的害を知ると、再びマスク義務化を推進している人々の意図が非常に明確になるvigilantnews

―以上引用終わり(Total News Worldから引用しました)

今週の症例 ミラクルデンチャー 上顎左4567番(4歯)欠損

50代 女性

作製用模型です。4本欠損です。残っている歯も歯周病で骨の支えが少ない歯もあり完ぺきとは言えないので、残った歯と一体化した設計となります。

出来上がったミラクルデンチャー。

この症例では左上3番に合わせます。初めに合わせる部分をキーと言います。

次は右上7番に合わせます。リング状の装置で変形が少なく使い勝手のいい装置です。

ロックを合わせました。ミラクルデンチャーにはキーとロックと言う概念があります。キーは初めに合わせる部位、ロックは最後に合わせる部位です。外すときはロックを外します。このキーとロックが合えば、義歯の安定はほぼ問題が無くなります。

装着

装着されたミラクルデンチャーです。残った歯と入れ歯が一体化してよく噛めます。実際に患者さんの口に入れて合わせる時は必ず調整が必要になります。模型でぴったりにできていても、実際の口の中ではずれが出てきます。

歯型を取って外すときに少しの変形があります。歯型に石膏を流して硬化するとき少しの変形があります。義歯を作るとき樹脂が硬化するときに少しの変形があります。少しの変形も積み重なると、完成した義歯は口の中に装着するとき、噛み合わせが高い又は低い、歯肉に強く当たる又は隙間がある、バネがきつい又は緩いなどが生じます。この症例の場合調整して終了するまで約40分かかりました。割と短いほうです。

次回は実際にご飯を食べて出来るだけ早く(出来たら次の日)調整をします。そして、1週間後にもう一度調整をして終了になることが多いです。

ミラクルデンチャーは比較的小ぶりで異物感が少なく、残っている歯と一体化するので安定感があり、よく噛めます。この症例では1回の調整で問題なく快適に使えていて終了になりました。

正面から見たところです。黙っていれば入れ歯を入れていることは分からないでしょう。

比較 従来の保険の上顎義歯 7654|4567欠損

今週の症例 ミラクルデンチャー 左上1番欠損 再製作

60歳、女性

左上1番欠損の症例では固定式のブリッジにする事が多いですが、中には今まで歯を大事にしてこなかった、これからはもっと大事にしたいのでこれ以上歯を削りたくない、

と言われる患者さんもおられます。そのような場合、取り外し式の入れ歯になります。保険の入れ歯の場合は金属バネが見えるので気になります。その点、ミラクルデンチャーは金属が見えない設計になるので費用はかさみますが選択される患者さんもいます。

今回は2回目の作成です。1回目は材質がポリカーボネートでしたが、2年経ってヒビが入ってしまったので修理をしました。丈夫なものにするために、材質をアクリルに変更、口蓋を金属にして補強しました。

前回のポリカーボネートで作ったミラクルデンチャーです。金属の補強がないので若干弱いです。

これで長持ちするでしょう。

 

今週のお知らせ 「すべての不調は自分で治せる」藤川徳美先生著、その3

今週のお知らせは、藤川徳美先生の著作「すべての不調は自分で治せる」についてお知らせします。

藤川先生は広島大学医学部を卒業され、廿日市市で心療内科を開業されています。その間、体調不良を糖質制限食で改善され、栄養の大切さを実感され栄養学を勉強されました。欧米のオーソモレキュラー栄養学と三石巌先生の分子栄養学を学ばれ発展させ診療に生かされています。

私の食生活の変遷

私は、読んだり聞いたり教えてもらったことで「それいいな」と思ったら大体1ヶ月ぐらいマネをしてみます。食生活でも自然食や玄米食などやりましたが今でも続いているのは「糖質制限食(高タンパク低糖質食)」です。食べる量も変わらないし、運動で体も動かしているのにどうして太ってしまうのか悩んでいた時に江部先生の本とブログに出会い現在に至っています。この10年間、糖質制限食を続けています。

糖質はエネルギー源です。昔は車やエレベーターなどなく活動量も豊富で、食べた糖質はほとんど使いきっていたので肥満にはならなかったのです。今は使わずに余った糖質はインシュリンと言うホルモンにより脂肪になり太るのです。

「え?脂質で太るんじゃないの? 」と思われたでしょうが、脂質はエネルギー源としても使われます。遭難した時は、いくら腹が減っても体脂肪を使って何日も生き延びることが出来ます。ひと時も休むことが出来ない心臓などの内臓は脂質由来のエネルギー源で動いています。また細胞膜や脳みそのために必要で、摂り過ぎた脂質は便と一緒に出されるのです。タンパク質は、内臓、筋肉、骨、髪、爪などの構成成分なので絶対に欠かすことはできません。

以上のことから、高タンパク低糖質食が理にかなっており健康的と言えるのです。ここからはいなだ歯科医院の分子栄養学の症例です。

症例1:冬布団が要らなくなった。鼻血が出なくなった

70代、男性(私です)

健康ですが人体実験でプロテイン1日20g×2回を11月終わりごろから始めた。12月終わりに寝る時冬布団(毛布)を追加して出したが暑くて使わなかった。それ以来、冬でも秋布団だけで寝ている。(体温が上昇した。36.5度→36.8度。体温が上がると免疫力も上がります。)時々鼻血が出ていたが全く出なくなった。(粘膜が強くなった?毛細血管が強くなった?)

症例2:6ヵ月続いた左顔面の痛み、違和感が治った(感覚異常症)

50代、女性

左顔面の痛み、違和感で耳鼻科受診したが検査の結果問題ないと言われた。市民病院で診てもらったが検査の結果問題ないと言われた。当院で、左下歯肉に違和感があるので検査したが問題は見つからなかった。6ヶ月後、他の治療で当院受診、「左顔面の痛み、違和感」がまだ続いているとのことで、タンパク質、鉄不足を疑いプロテインと鉄剤を勧めた。薬局でスティックタイプのプロテインを勧められ服用したところ8日程で治った。途中市民病院でプロテインを飲んでだんだん良くなっていると話したら、プロテインで治るのなら病気ではないと言われた。藤川徳美先生やドクター清水は「医者は栄養のことは知らない、栄養のことを聞いても無駄である」と言われています。診察室に入るや否やニコニコしながら「先生、治りました。」と言われました。

症例3:7年間続いた抜歯後不定愁訴が治った

70代、女性

左上臼歯2本抜歯後、1か月して痛みがあるとのことで検査したがレントゲンでも問題はなかった。高周波電気治療器を当て様子を見た。それから時々、違和感、痛みがあり、酷い時は鎮痛剤を服用した。7年後の最近になって、タンパク質、鉄不足を疑い、服用を勧めた。早速薬局に行ってビタミン入りの鉄サプリメントを勧められて服用した。6日目から痛みがなくなり現在も再発していません。

症例4:足がしびれて動かなくなった

20代、男性

虫歯治療中の患者さん、予約を守って治療していましたが急に来院されなくなりました。しばらくして来院されたので話を聞くと、足がしびれて歩けなくなったので1週間入院していたそうです。ずっと点滴をしてよくなったそうです。原因は何だったんですかと聞くと、それが分からなかったそうです。ご飯はどんなものを食べているのかを尋ねると、ご飯はセブンイレブンのお弁当、飲み物はコーラが一番うまいと言われました。「あ、これは江戸患いだ」と思いました。「江戸患い」というのは江戸時代に大名が参勤交代で江戸に行くと病気になり、領地にかえると元気になるものです。江戸では白米を食べて、領地では玄米や雑穀を食べるので、江戸では脚気(ビタミンB1欠乏症)になり、領地では治ると言うわけです。日露戦争のエピソードで、陸軍の兵隊が白米を食べて脚気になったのと同じです。患者さんには脚気の説明をして、食事はなかなか変えられないだろうと思ったので、総合ビタミンを飲むように言いました。

私の考え

症例2、症例3は多分神経伝達物質の誤作動ではないかと考えています。神経伝達が正常に行われるためには十分なタンパク質と鉄が必要です。分子栄養学を勉強する前にもいろんな患者さんを診ています。歯肉からソーメンが出てくるとの訴えには大変驚きました。勿論ソーメンは出ていなくて患者さんが感じているだけです。(ダシ汁を付けたらうまいでしょうね、という不謹慎な冗談は言いませんでした。当然ですが。)砂が出てくる、釘が出てくる、金冠が出てくる人、今だったらプロテインと鉄を勧めたと思います。今の食事は糖質が多くタンパク質、脂質が少なく鉄も少なくなっています。

すべての不調は自分で治せる、その3

藤川徳美先生の本「すべての不調は自分で治せる」「うつ・パニックは鉄不足が原因だった」、藤川徳美先生のブログ「精神科医こてつ名誉院長のブログ」 症例がたくさん載っています。

藤川徳美先生の症例 「すべての不調は自分で治せる」から

  • ADHD傾向の5歳の男の子 1年間のプロテイン+メガビタミンですごいことになった
  • アルツハイマー病も3ヶ月の治療で改善
  • アルツハイマー型認知症は進行しない
  • 過食症の女性も2週間で改善
  • 2年の経過を持つリウマチも3ヶ月で完全回復
  • 脊髄小脳変性症も1週間で上向いてきた
  • アルコール依存症、酒量が5合から0.5号に
  • 双極性障害(躁うつ病)にも、高タンパク低糖質+メガビタミンは効果あり
  • 社会不安障害+恐怖症で10年以上投薬を受けていた患者、高タンパク低糖質+メガビタミンでほぼ完治
  • 多発性硬化症に対するオーソモレキュラー治療、半年でほぼ完治
  • 結節性硬化症に対する分子栄養学治療
  • 最重度のアトピー性皮膚炎の治療
  • 睡眠薬依存にはナイアシン
  • 不整脈、高血圧も10日で完治した
  • ダイエットを希望して受診された患者の治療
  • 8年間の経過を持つ気分障害女性も、半年でほぼ完治
  • 白血病=壊血病、白血病の化学療法、早期に終了

藤川先生は分子栄養学を駆使して患者さんを健康に導いていますが、前提に高タンパク低糖質食(糖質制限食)があります。高タンパク低糖質食(糖質制限食)はお砂糖も減らすので虫歯が減ります。お砂糖は消化吸収されるとき大量のビタミンを浪費するので高タンパク低糖質食(糖質制限食)はビタミンの浪費がないので体にもいいわけです。

からだの不調がある方もない方も、ぜひ一度藤川徳美先生の著書「すべての不調は自分で治せる」を読むことをお勧めします。

今週のお知らせ 「すべての不調は自分で治せる」藤川徳美先生著、その2

今週のお知らせは、藤川徳美先生の著作「すべての不調は自分で治せる」についてお知らせします。

藤川先生は広島大学医学部を卒業され、廿日市市で心療内科を開業されています。その間、体調不良を糖質制限食で改善され、栄養の大切さを実感され栄養学を勉強されました。欧米のオーソモレキュラー栄養学と三石巌先生の分子栄養学を学ばれ発展させ診療に生かされています。

すべての不調は自分で治せる、その2

鉄を満たす

うつ・パニックは鉄不足が原因だった。

うつ・パニックのほとんどが低フェリチン(貯蔵鉄不足)

私が分子栄養学を学び、実践するモチベーションになったのは、女性のうつ病やパニック障害とみられる症状の多くは「鉄不足」によるものだということが、臨床的に確かめられたことです。鉄を投与すると、みるみる治っていきました。

月経のある年代の日本女性のほとんどが、鉄不足に陥っています。貧血の指標はヘモグロビン値ですが、これが基準値でも、体内で貯蔵されている鉄の量を表すフェリチン値が低いのです。一方男性においては鉄不足はまれですが、女性より鉄不足には極めて脆弱です。

鉄不足の症状は次の通りです。

  • イライラしやすい、集中力低下、神経過敏、些細なことが気になる
  • 立ちくらみ、めまい、耳鳴り、偏頭痛
  • 節々の痛み(関節、筋肉)腰痛
  • 喉の違和感(喉が詰まる)
  • 冷え性
  • 朝なかなか起きられない、疲れ
  • 出血(アザ)、コラーゲン劣化(肌、髪、爪、シミ)
  • 不妊
  • レストレスレッグ症候群(RLS=むずむず足症候群)
  • やたらと氷をガリガリ食べる

海外では鉄不足の人が少ない理由

厚生労働省の日本人の鉄摂取量は、60年以上前の1950年から、約6分の1に減少しています。一方、先進国の中でも欧米の女性は、日本女性のような鉄不足に悩む人はほとんどいません。欧米では、鉄分を多く含む肉を日本人の3倍ほど食べますし、あらかじめ小麦粉に鉄を添加するなど、鉄不足対策が行われています。

貧血予防だけではない!鉄の重要性

血液の赤血球を合成するのが、鉄の役割の1つですが、鉄にはそれ以外にも、生命活動の根幹に関わる大切な役割があります。

鉄は神経伝達物質であるセロトニン、ドーパミン作成の際の因子です。うつ病が起こるのは神経伝達物質であるセロトニンやドーパミン、ノルアドレナリンの減少が一因とされています。セロトニンは心を安定させ、ノルアドレナリンはやる気を作り、ドーパミンは快楽を作る作用に関わります。

鉄はこうした神経伝達物質を作る際に必要なのです。これらの神経伝達物質の不足がうつ病の原因であると言うものアミン仮説に対応した向精神薬もあります。また鉄は体内で発生する活性酸素を除去する役割もあります。さらに重要なのが、エネルギー代謝の最終段階に鉄が用いられることです。

ATPを増やす。エネルギー代謝の目的はATPを作ること。ATPは、生体内のエネルギーを貯蔵したり、供給したり、運搬を仲介したりするとても重要な物質です。体を動かすにも、頭を使うにも、呼吸をするにも、心臓を動かすにも、食物を消化吸収するにも、各種ホルモンを合成するにも、もちろん、タンパク質を合成するためにも、ATPが必要です。

ATPはどのようにしてつくられるのか?

解糖系=嫌気性解糖

ブドウ糖が材料、酸素が不要。ビタミン、ミネラルを大量に消費します。ATPの産生は2個産生。

クエン酸回路

ビタミンB1、B2、B3(ナイアシン)、B5(パントテン酸)αリポ酸を消費します。鉄、マグネシウムを消費します。ATPは2個産生。

電子伝達系

酸素が必要、好気性代謝。ビタミンB2、B3(ナイアシン)を消費します。ATPは38個産生脂肪酸が材料となる代謝は効率が良い。脂質が分解されてできるのが脂肪酸。ATPは129個産生

ATPを効率よく産生するために

ステップⅠ:糖質を好気性代謝にする。そのために、ビタミンB1、B2、B3(ナイアシン)、B5(パントテン酸)αリポ酸などのビタミンB群、タンパク質を補給します

ステップⅡ:脂肪酸代謝(ケトン体代謝)に変えていく。糖質を減らして脂肪酸を増やします、糖質制限食にします。

メガビタミン①

ATPセット:ATPブースト(激増)サプリメント4点セット。生きるためのエネルギーATPを量産するための補酵素、補因子として有用なビタミン・ミネラル

ATPセット(1日の摂取目安)

鉄:NOWアイアン36mg(キレート鉄)、必要量約100mg

ビタミンB群:B50コンプレックス、必要量100~300mg

ビタミンC:C1000、必要量 3000~9000mg

ビタミンE:E400(d-α-トコフェロール含有)、必要量400~800IU

鉄:不足すると電子伝達系の機能やクエン酸回路機能が低下します

ビタミンB:ビタミンB不足(特にB1不足)ではクエン酸回路機能が低下します

ビタミンC:脂肪酸をミトコンドリアに取り込む際に必要なカルニチンを合成する補酵素として働きます

ビタミンE:酸素、ビタミン、ミネラルがミトコンドリア内に取り込みやすくなる。ビタミンB,ビタミンCの効果を強めます

メガビタミン⓶

メガ量のビタミンが必要な理由:普通の食事(バランスの取れた食事)だけでは質的栄養失調になります。糖質は栄養素ではありません。むしろ「栄養ドロボー」です。体内では糖質を代謝するために必要な主酵素+補酵素(補因子)となるタンパク質、ビタミン、ミネラルを浪費します。栄養素と呼べるのは、タンパク質(必須アミノ酸)、必須脂肪酸、ビタミン、ミネラルです。

サプリメント必要量に個体差がある理由―確率的親和力

人が必要とするビタミンの量は、先天的に決まっています。同じ量のビタミンを摂っていても、それをどれだけ有益に活用できるかどうかは、個体差があるということです。

日露戦争時の歴史エピソードはご存じの方も多いでしょう。日本陸軍では兵士に白米ばかりを食べさせたせいで、ビタミンB1不足を引き起こし大量の脚気患者が出ました。しかし、全員が脚気になったわけではありません。同じものを食べていたにも関わらず、脚気となり死亡した人、脚気となったが死には至らなかった人、脚気にならなかった人がいます。

人はそれぞれ顔や体型は異なりますが、それは遺伝子が異なるからです。遺伝子が異なるということは代謝酵素のカタチ(立体構造)も異なります。エネルギー代謝の時に、代謝酵素と補酵素が結合して、その働きが発揮されます。結合するとき、代謝酵素と補酵素の形が結合しやすい形の場合は効率よく結合し、そうでなければ確率が減少し、代謝も悪化します。この結合する確率のことを「確率的親和力」といいます。

脚気に話を戻しますと、ビタミンB1は、酵母、豚肉、胚芽、豆類に多く含まれています。白米は胚芽を除いたものなのでビタミンB1がなくなります。確率的親和力の高い人は、胚芽がなくても健康であり確率的親和力の低い人は胚芽以外の食物に含まれるビタミンB1だけでは病気になってしまったということです。

確率的親和力を血液検査などで調べることはできませんが、長寿の家系であれば確率的親和力が高いと思われます。一方、糖尿病家系、がん家系の人などでは確率的親和力は低いと思われ、若いうちから積極的に、高タンパク低糖質+鉄+メガビタミンを実践すれば病気を避けることが出来ます。

つまり家系に病気がある人は、先天的に病気のリスクがあるのではなく、先天的にビタミンをメガ量必要とする体質であると捉え直せばよいのです。確率的親和力が高いというのはさほど多くないと考えます。エイブラム・ホッファーによると、ほとんどの女性のビタミンB濃度が低く特にB6、葉酸、ビタミンC濃度が低い。ビタミンEの服用により心血管病変は40%減らすことが出来る。ビタミンC500mg服用により心疾患の死亡率は42%減少、すべての病気による死亡率を35%減少できます。サプリメント服用により、動脈硬化のリスクを高める血中ホモシステイン値を下げ、炎症反応(CRP)を下げ、中性脂肪を下げ、HDLコレステロールを上昇させることが出来ます。

脳においては、ビタミンC、ナイアシン濃度と脳のレセプター機能(脳の働き)との間には大きな相関があるということです。ビタミンがメガ量必要な理由がお判りいただけたでしょうか。

子どもはどう変化するのか

普通の食事を食べていても勉強が得意な子供は相対的に栄養不足が軽いと言えます。一方、普通の食事を食べていても勉強が苦手な子供は、栄養不足が重いと言えます。つまり、勉強が苦手な子供は、プロテイン+サプリメントで栄養補給すれば、成績が上がるということになります。

実際に1年程度継続したお子さんの中にはIQ20程度(偏差値10程度)は簡単に上がった子供もいます。「集中力が向上した」「根気強くなった」「言語理解が深まった」「漢字を覚えるようなった」「数学の成績が急上昇した」などの母親の声を多数いただきました。

では勉強ができる子がプロテイン+サプリメントを併用すると「相対的に栄養不足が軽い→栄養不足が解消する→さらに成績が良くなる」ということになります。偏差値が65から79まで上がった高校生もいます。

3大栄養素(糖質、タンパク質、脂質)について説明します。

糖質:エネルギー源となります。血糖値が上昇すると元気になります。時間がたって血糖値が下降するとお腹がすきます。現代人は食べた糖質のエネルギーを使い切る人は少ないです。昔と違い車など便利になり糖質は余ります。余った糖質はインシュリンと言うホルモンによって脂肪に替えられ体に蓄えられて肥満につながります。脂肪の取り過ぎで太るのではなく糖質の取り過ぎで太るのです。

タンパク質:体(内臓、筋肉、骨、髪、爪など)の構成成分です。必須アミノ酸は必ず摂らなくてはいけません。1番大事な栄養素です。

脂質:体(細胞膜、脳みそなど)の構成成分です。必須脂肪酸は必ず摂らなくてはいけません。エネルギー源でもあります。心臓など内臓は脂質由来のケトン体がエネルギー源です。糖質はすぐに枯渇するので内臓では使われません。遭難して飢餓状態になっても、水だけで1ヶ月生きられるのは脂質があるからです。脂質が全部使われたら、最後にタンパク質が使われます。摂り過ぎた脂質は便として排出されます。

今週のお知らせ 「すべての不調は自分で治せる」藤川徳美先生著、その1

今週のお知らせは、藤川徳美先生の著作「すべての不調は自分で治せる」についてお知らせします。

藤川先生は広島大学医学部を卒業され、廿日市市で心療内科を開業されています。その間、体調不良を糖質制限食で改善され、栄養の大切さを実感され栄養学を勉強されました。欧米のオーソモレキュラー栄養学と三石巌先生の分子栄養学を学ばれ発展させ診療に生かされています。

はじめに

現代の食事は、バランスが取れていて量も十分足りている。これは常識です。しかし、この常識は間違っていて、分子栄養学では質的栄養失調です。質的栄養失調とは、「糖質過多+タンパク不足+脂肪酸不足+ビタミン不足+ミネラル不足」これがあらゆる病気の原因です。

「医師が病気を治すのではない、患者さんが勉強して、自分で栄養を摂り、治すのだ」

あらゆる慢性疾患(うつ、パニック、リウマチ、アトピー性皮膚炎、神経難病、花粉症など)は分子栄養学で治せます。医師に頼らずとも自分で治せます。

日本の医療は栄養を軽視して、医師が栄養のことを知りません。私も卒業後に勉強して初めて判りました。本当に必要なものは、高タンパク低糖質(糖質制限)、メガビタミン、スカベンジャー(抗酸化物質)、鉄、ミネラルなのです。

これからは、健康自主管理、自分の健康を医師任せにしないようにしましょう。

質的栄養失調はタンパク質が治す

タンパク質こそは、人間にとって必要な第一の栄養素です。

人間の体は水分を除いた70%がタンパク質から成り立っています。そして合成と分解を繰り返しています。ですから、タンパク質を供給し続けることが、生命活動の維持、すなわち健康な状態を保てることになるのです。

ところが、一般的なバランスの良い食事には、必要量のタンパク質が含まれておらず、不要な糖質が大部分を占めています。これが「質的」栄養失調をもたらし、慢性疾患の原因になっています。タンパク質が足りなくて病気になっているのですから、タンパク質が満たされていけば病気は治ります。つまりタンパク質が慢性疾患を自分で勝手に治してくれるということになります。そのことを自然治癒力と言うのです。

バランスが良い食事(日本人の標準食事)とは―野菜中心で油分や塩分、添加物を控える。そしてエネルギー構成比は、概ねタンパク質:13~20%、脂質:20~30%、炭水化物:50~65%が目安、タンパク質は動物性と植物性の両方から摂ると言うものです。

しかし、この常識は間違っています。

人が生きていくエネルギーを得るために最も大切な生命活動が「代謝」です。悪い栄養状態が続くと、遺伝子の弱い部分から作られた代謝酵素において、「代謝異常」が生じます。この代謝異常が積み重なって、やがては統合失調症、糖尿病、膠原病、アトピー性皮膚炎、神経難病、がん、その他の疾患を発症してしまうのです。

体調不良や慢性疾患に悩む中高年のほとんどが、30年来のタンパク不足、50年来のたんぱく不足なのです。

病院では病気を治してくれません。薬による対症療法で根本的な治療ではありません。場合により薬の副作用などもあります。一般的な病院の医師はビタミンや栄養のことを知りません。なぜなら、医学部の授業にはほとんど栄養学の授業はありませんから。

プロテインとサプリは「人類の英知の結晶」

分子栄養学に基づいてプロテインやビタミン、ミネラルのサプリメントを摂ります。プロテインやビタミンなどのサプリメントは、体にも必要な栄養素を抽出したものであり、代謝のために利用するもの、なくてはならないものです。現在の作物が育つ土壌は昔と比べてやせており、十分なビタミン、ミネラルが含まれていません。

タンパク質を摂る

DNAにはタンパク質のつくり方が書いてある

分子栄養学によりますと、生体はDNAによって制御されています。したがって、健康を損ねている人の体では、DNAの指令が完全に遂行されていない、ということになります。

合成されたタンパク質は、細胞内でその働きを終えると、速やかに分解されます。必要なタンパク質を合成し、また分解、合成、つまりこのたんぱく質の代謝が保たれていることが「生きている」という事なのです。

タンパク質が不足した状態で代謝をしなくてはならない際は、使い古したアミノ酸が再利用されることになります。古いアミノ酸は変形しており、古いアミノ酸を使ったタンパク質は、免疫作用から「非自己」と判断された場合、リウマチなど自己免疫疾患の原因となります。

健康を維持、病気の予防のためにはご自分の体重×1gのタンパク質摂取が必要になります。これが1日最低限の量です。できれば余裕をもって1.5~2gは確保していただきたいものです。

成長期の中高生、妊娠・授乳期の女性の場合は、確実に体重×1.5gは必要です。慢性疾患からの回復を目指すためには、体重×2gの量が必要です。

ほとんどの人は食事から十分量のたんぱく質を摂取できていないため、プロテインは男女ともにタンパク質換算で1日20g×2回が必要です。胃がむかむかしたり、下痢になる人は1日5g×3回からでもいいです。通常は2~3ヶ月すると、徐々にタンパク質の消化吸収能力が向上して飲めるようになります。

プロテイン1日20g×2回の効果(ホエイプロテインを強く推奨)

高タンパク低糖質食(糖質制限食)に加えてプロテイン1日20g×2回が飲めるようになるといろいろな効果が出てきます。プロテイン摂取と糖質制限は同時に行います。

◎薬の効きが圧倒的に良くなります

代謝酵素のたんぱく質が十分量あれば、代謝が良くなり、少量の薬で効果が出ます。

◎鉄剤が飲めるようになります

貧血でタンパク不足の女性の中には、鉄剤を飲むとむかむかして継続できない方も多くいます。それが飲めるようになります。

◎メガビタミン(ビタミン療法)が開始でき、その効果も出やすくなります

代謝に必要な酵素は「主酵素(たんぱく質)+補酵素・補因子(ビタミン、ミネラル)から得られます。

これらの結果、元気になった、疲れにくくなった、ストレスに負けなくなったなど、効果を実感できます。うつ病で休職となった男性サラリーマンにおけるプロテインの効果は100%です。全員仕事に復職しています。

爪、髪、皮膚、粘膜などは効果が早く、「爪がしっかりしてきた」「肌の調子がいい」など、その変化を早い段階で実感できるでしょう。すると、顔色が良くなり、動きも溌溂としてくるので、周囲の人から「最近すごく元気そうだね」と、言われるようになるでしょう。

プロテインはソイプロテインより効果の高いホエイプロテインがいいです。ホエイプロテインには大きく分けてWPCとWPIという種類があり、WPCには乳糖が含まれています。WPIは乳頭が完全に除去されています。乳糖不耐性の人はWPIがいいです。

病気の期間が長い人、高齢者は改善が遅い

どのような慢性疾患であっても、発病後1年以内ならほとんどは3ヶ月程度で改善します。しかし、発病後10~20年も経っていると、そう簡単にはいきません。改善にはかなり時間がかかります。長い病歴の方のタンパク不足を短期間で改善する方法はないのです。

また、栄養療法の効果は、年齢にも左右されます。子供は効果が出るのが早い。一方、高齢者は回復に時間がかかるケースが多い。代謝回転のスピードが加齢に伴って落ちてくるからです。

例えば、新しい皮膚に生まれ変わるターンオーバー(新陳代謝)の期間は20歳で28日、50歳で100日、70歳で200日です。3回のターンオーバーの期間があれば病気の症状が改善すると仮定するなら、20歳なら3ヶ月、50歳なら1年、70歳なら2年かかる計算になります。焦らずに継続してください。

  • 気候変動に弱い人は最重度のタンパク不足
  • タンパク質過剰の人はいない
  • 血液検査でBUN10以下の人は最重度のタンパク不足
  • 女性の妊娠・授乳期は更に増量、プロテインと鉄

腎臓病でも高タンパクが必須である理由

腎臓が悪い人は、尿毒症の原因となる窒素代謝産物の産生を抑制するなどの理由でタンパク質制限をします。藤川先生はこれに異議を唱えておられます。腎臓と言う臓器そのものがタンパク質であること。タンパク質制限を続けている腎臓病の人で、倦怠感、むくみ、脱毛などがみられる場合は、どれも低タンパク食に原因があると思います。タンパク質よりも糖質過剰のほうが腎臓に負担をかけています。腎臓は毛細血管の集まりですので、血管壁のコラーゲンを強くするために、タンパク質とビタミンCは必須です。血流をよくするために、ビタミンEとナイアシンも必要です。

プロテインの服用で期待できる効果

  • うつ病、パニック障害を含めすべての病気の回復が早まる
  • 摂食障害の特効薬である
  • 朝目覚めが良くなり、疲れにくくなる
  • 立ちくらみ、めまいがなくなる
  • 爪、髪が強くなり、奇麗になる
  • 肌の調子が良くなり、化粧のノリが良くなる
  • 甘いものに興味がなくなる
  • ダイエットの効果があり、適正体重まで減少する
  • ウエストが細くなる
  • 気候変動に強くなる
  • 夏バテしなくなる
  • 胃腸の調子が良くなり、胃腸が強くなる
  • 免疫力が向上して、風邪を引きにくくなる
  • ストレスに強くなり、落ち込んでも立ち直りが早くなる
  • 抹消(手足)の冷えが改善する
  • 高血圧が改善する
  • 糖尿病が改善する
  • リウマチなどによる体内炎症を軽減する
  • 甲状腺機能を正常化させる
  • がんに対する抵抗力を向上させる
  • ケガや手術からの回復を早める
  • 妊娠時、授乳期には、胎児や新生児の成長を促す
  • 貧血が改善する
  • 動脈硬化が改善する
  • 脳卒中、冠動脈疾患を予防する
  • 頭の回転が良くなり、集中力が向上する
  • 子供の知能が改善する
  • 認知症の進行を抑える
  • 神経難病を改善させる
  • 寿命が延びる
  • 減薬しやすくなる
  • メガビタミンを開始することが出来、ビタミンの効果も高まる

補足(稲田による)

糖質制限食は京都高雄病院の江部康二先生が先頭に立って広められた糖尿病の治療食です。糖尿病の薬が開発されるまでは、厳重食と言って現在で言う糖質制限食でした。明治の文豪・夏目漱石は糖尿病になり、厳重食がまずいとこぼしています。現在の糖質制限食は大変美味しくなっています。糖質をたくさん摂ることにより血糖値が上昇し高止まりになれば糖尿病になります。怖いのは合併症で、血管が弱くなり、目に来ると失明の恐れがあり、足に来ると腐って足切断の恐れがあり、腎臓に来ると人工透析になる恐れがあります。

この糖質制限食は薬中心の治療に取って代わられ忘れ去られていたものが、最近になって薬に頼らない栄養療法として復活したわけです。日本糖尿病学会が推奨するカロリー制限栄養療法よりも糖質制限食の方が理にかなっていると思います。

私も10年前に糖質制限食に出会い、糖尿病ではなかったのですが、肥満解消のために実践して7~8kg体重を落として若い時の体重に戻りました。あの時のままの食事を続けていたら今ごろ糖尿病になっていたかもしれません。白米たっぷりのご飯を食べて、夕方の5時ごろになると強い空腹感に襲われたり指先が震えたりと低血糖状態になっていました。すぐにチョコレートを食べて押さえていました。高血糖と低血糖を繰り返していたわけであのままの状態が続くと糖尿病になっていたのではないかと、今思うとぞっとします。

今週の症例 親知らず、伸びて虫歯に

40代 女性

主訴:食べ物が歯と歯の間に挟まる

レントゲン写真です。右の上の歯・親知らずが少し伸びています。隣の7番との境界にある黒い部分はむし歯です。下の親知らずは抜いてあります。

奥歯はお互いに噛みあうことでその位置を保つのですが、下のかみ合わせの歯が無いため、伸びてきました。隣の7番と段差が出来て食べ物が残りやすくなり、線維性の食べ物が歯と歯の間に侵入します。食べかすと歯垢がそこに停滞する時間が長くなると虫歯になります。すでに虫歯になっています。

対策は①むし歯を治して糸ようじを通してむし歯を防ぐ⓶噛み合わせの歯が無いので親知らずを抜く、になります。

写真です。段差が出来て食べ物が挟まっています。

親知らずが伸びてきたことが原因なので、今回むし歯を治してもしばらくするとまた虫歯になる可能性が高いので、抜歯を選択されました。

抜歯した親知らずです。大きなむし歯がありました。このまま放置していれば我慢できない痛みが出たでしょう。抜いた後は2~3日もすればほとんど気にならなくなり、1カ月もすれば治癒します。あとは何もする必要はありません。

今週の症例 ミラクルデンチャー 上顎、右654左4567欠損

60代 女性

作製用模型とミラクルデンチャーです。

ミラクルデンチャーでは最初に合わせる部分を「キー」と言います。この症例では左上3番がキーです。キーを合わせました。

ミラクルデンチャーでは最後に合わせる部分を「ロック」と言います。この症例ではロックは右上7番です。リング状の維持装置になっています。保険の入れ歯ではバネが緩くなり外れやすくなるので調整が必要ですが、このリング状の維持装置は緩むことが少ないです。

ロックを合わせました。

ミラクルデンチャーを装着しました。

ピッタリ合っていて安定してよく噛めます。装着しても金属は全く見えないので入れ歯を入れているとは判りません。

今週のお知らせ ワクチン後遺症の発症機序と対策

今週は、藤川徳美先生の「精神科医こてつ名誉院長のブログ」から転載させていただきます。

当院では、ワクチン接種は任意としています。私もどうするか悩みました。テレビや新聞は効能や副反応の少なさなど、接種を強力に勧めていました。知り合いからは集団免疫を作るためにと勧められました。しかし、今回のワクチンは大変疑問があったので、インターネットでいろんな医師の考えを知り、YouTubeでいろんな意見を視聴しました。本も買って読みました。

結局わたしはワクチン接種しませんでした。次のことが気になったからです。

・世界で初めてのmRNAワクチンである事。開発されたばかりの薬は何があるか分からないので怖いです。私も小さいころ出始めのペニシリン注射1本で大腿四頭筋短縮症になりました。今でも太ももが大きめのハマグリ大にへこんでいます。また関節が固くなって正座が出来ません。

・mRNAは体内ではすぐに溶けてなくなるとの説明に納得がいかなかった。人は1卵生双生児などを除いてすべて体内の代謝が違います。溶けるのが遅れたり、溶けない人もいるのではないかと思ったからです。(のちにある研究者が、人により溶けずに残るという論文を発表しました。)

・ワクチンは作るのに5~10年かかると言われていますが、今回はあまりにも短いので不安がある。

・治験がまだ終わっていないので完成品ではない。今ワクチン接種している人は治験に参加していることになる。最終の治験が終わってワクチンの評価がなされるが、今回は評価が素っ飛ばされている。大変怖い。

・政府や新聞、テレビがあまりにも打て打てと言いすぎる。集団催眠のように感じた。

・初めは感染予防と言っていたのに、途中から重症化予防だと言いだしたり、言うことが変わり過ぎる。これも最終の評価が素っ飛ばされているからです。

・私は健康です。食事に気を使い(糖質制限)、プロテインなどもとっています。また週に2回ほどスポーツをしています。コロナとワクチンのどっちが怖いかというと、より得体の知れないワクチンです。(昨年12月に、孫からコロナをもらいましたが、風邪のような感じで、喉に違和感ありましたが、鼻水や熱は出ませんでした。薬も飲まずに自然と治りました。)

最近の話

・ワクチンを接種してから短期で亡くなった関連死と思われる人2000人以上。

・若い人の突然死(心不全など)が増えている。ちなみに、私の姉夫婦は2人とも突然死しました。

・若い人のターボ癌が増えている。ターボ癌とは発見された時にはすでに末期になっているような進行の早いものです。

・年間の死者数が増えている。例年と比べて異常な増え方と言われている。ワクチンによるものかに関してはこれからの研究課題です。

以下引用始め

2023-11-02 08:48:07

テーマ:

ワクチン

公式ジャンル記事ランキング:

メンタルヘルス97位

ワクチン後遺症の発症機序と対策

ワクチンは生体にとっては異物なので、体内で解毒する必要がある。

解毒=酵素反応、主酵素(タンパク質)+補酵素(ビタミン)、補因子(ミネラル)。

糖質まみれの食生活だと、解毒のために大量の栄養素が消費されて、枯渇する。Mgが枯渇すると、高血圧、筋肉の痙攣、不随意運動などを生じる。ビタミンB類が枯渇すると、ATP不足となり、倦怠感、易疲労性などを生じる。ビタミンCが枯渇すると、コラーゲン形成障害を生じ、内出血を生じる。ビタミンEが枯渇すると、不飽和脂肪酸が自動酸化して血流が悪化し、血栓ができる。

何も対策を取らずに、何度も何度も打ったら確実に上記症状が出るだろう。明後日は、ワクチン後遺症の症例を提示する。

ワクチン後遺症の女性

2023-11-04 10:56:18

テーマ:

ワクチン

公式ジャンル記事ランキング:

メンタルヘルス68位

ワクチン後遺症の女性

症例;40代後半、女性。病院勤務の看護師。

R3.11、ワクチンを強制的に2回打たされた。その後、動悸、血圧上昇あり、降圧薬の投与を受けるようになった。

本を読み、R5.6当院受診。プロテイン20g*3、B50、C1000、E400、Mg100、塩化Mg入浴を開始している。フラッシュフリー(ナイアシン)も開始した。不登校の息子、娘がプロテインを飲んで回復し、登校できるようになった。

一週後再診、初診時のBUN13.4、フェリチン75、ALP63。プロテインが10g*2しか飲めなくなった。→フェルム、プロマック処方。

R5.8、プロテイン+鉄で体調が回復した。

R5.10、プロテイン20g*2が飲めるようになった。糖質が欲しくなくなり、糖質摂取量が減った。かなり体調は回復し、血圧も下がってきた。

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公的病院の職員は、どこも全員強制接種。大学病院では、医学生、看護学生は接種しないと実習に出られない。ワクチンハラスメントが醜悪。往診に行っている特養の看護師、接種は任意だったが、殆どの人が接種している。効果がなく、副作用が強いので、全員2~3回で止めている。

当院は、接種は任意としてきた。スタッフには予め、うつみんの本を読ませていた。その結果、2回接種が2名、0回が3名。自分は当然0回。

以上引用終わり