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今週のお知らせ コロナと生活習慣病

昨年3月からの自粛で我々の生活は大きく変わってしまいました。会社勤めの人は外回りが減り、リモートワークが増えて通勤が減って運動量は激減しています。また、家事に専念されている人も一度にたくさんの買い物をしたりしてやはり運動量が減っています。意識して体を動かさないとメタボなどの生活習慣病が待っています。

歯科でも、会社勤めをしていた人が退職すると急にむし歯が増える例が多いです。家にいるとついついおやつを食べてしまうからでしょう。以下はコロナ禍でどのようにしたらよいのか、大変参考になる論文です。

以下引用始め

「健康診断の結果が激変している」コロナ自粛の水面下で広がる”あるリスク” 感染爆発より怖い生活習慣病ドミノ

PRESIDENT Online

水野 雅登医師

新型コロナウイルスの爆発的な感染増加が続く中、水面下で別の“大きな健康リスク”が現実のものになりつつあると警鐘を鳴らすのが、『糖尿病の真実』などの著作で知られる水野雅登医師だ。最前線で患者の治療に当たる水野氏が直面した「恐るべき現実」とは──。(第1回/全3回)

“健康リスク”が危険水域の人が激増

2019年12月、中華人民共和国湖北省武漢市で検出されたCOVID-19、新型コロナウイルス感染症は、瞬(またた)く間に全世界に広まりました。そして現在もなお、その衝撃は続いており、収束の気配はありません。

重症化した患者さんの厳しい状況はもちろん、回復後も続くさまざまな後遺症についてもメディアで取り上げられ、人々の恐怖をあおっています。

私自身も勤務先で、新型コロナ感染後に味覚障害などの後遺症を持つ患者さんを診察する機会が増えています。この病気に起因する直接的な問題への対処はますます切迫感を増しています。

その一方で、人々の自粛生活が1年以上にわたって続く中で、日本人の中で別の「健康リスク」が顕在化しつつあります。大きな危機感を覚える状況ですが、しかし、“派手なニュース”ではないためか、この点がメディア等で指摘されることは少ないのが現実です。

具体的には、「健康診断」や「人間ドック」の結果数値を診断する中で、血糖値や血圧、中性脂肪の数値が危険水域に達する人が非常に増加しているのです。しかも、これまで正常値(健康)だった人たちが、一気に「要再検査」「要精密検査」に転じるケースが如実に増えています。

明らかに今後、生活習慣病患者、もしくはその予備軍の人数が急増する可能性が出てきている、ということです。

写真=iStock.com/Yuliya Apanasenka
※写真はイメージです

引き金は「急激な体重増加」

すべての疾患の引き金になっているのが、「体重の増加」です。パンデミック後から、患者さんたちの中で最も目立って悪い変化が表れています。

しかも、パンデミック前には問題なく体重を維持していた方でも、半年から1年という短期間に5~6kgも増加するなど、大きく跳ね上がっているのが特徴です。

実際、日経BPコンサルティングが行った調査では、「体重の増加、血圧・血糖値・コレステロール・中性脂肪の検診結果の数値に不安を抱く人が少なくない」という結果が現れています。また、クロス・マーケティングが行った調査でも、パンデミック以降、4人に1人が「体重が増加した」と答えています。増加分は平均で3.7kg。中でも著(いちじる)しいのが40代女性で、その約4割に体重増加が見られます。

“たかが肥満”で死亡率が高まるコロナ禍

多少体重が増えたとしても、今までは「いやー、最近太っちゃったなあ……」と気楽に構えていられました。しかし、パンデミックの渦中ではそうもいかなくなってきました。というのも、肥満は新型コロナ感染後の重症率、死亡率を高める要因となることがわかってきたからです。

アメリカのある調査によると、新型コロナと診断された6916人を解析したところ、BMI(ボディマスインデックス)が18.5~24の患者と比較して、死亡リスクがBMI40~44の人は2.68倍、BMI45以上の人は4.18倍高かったことが明らかになりました。

また、イギリス人を調査した大規模なオックスフォード大学の研究では、BMI23以上で新型コロナによる入院が増加し、BMI28以上で死亡が増加した、と報告されています。BMIは22が標準体重の数値ですので、それより少し重いだけで入院が増加した、という結果です。

命を守るための自粛で命が縮む

私が健康診断を行う中で、体重増加が見られる方からよく聞くのが、テレワークで運動量が大幅に減った影響です。とくに営業を行っていたビジネスパーソンには、パンデミック前は外回りの仕事を毎日行い、よく歩く生活をしていたものの、テレワークに入ってからというもの運動量が激減し、体重増加が必ずといっていいほど起こっています。

実際に1日の歩数を調べた調査でも、それを裏づける数値がはっきりと出ています。

コロナ禍(か)以前の日本人の平均歩数は、6322歩でした(平成29年「国民健康・栄養調査」)。ところが、パンデミック後にある企業が行った調査によると、回答があった2万7018人のうち、自粛要請期間中(2020年2月末~3月)、1日の平均歩数が3000歩未満の人が20.1%、緊急事態宣言期間(同3月末~4月2週目)では28.4%と、全体的に1日の平均歩数が減っていることが明らかになりました。

自粛→肥満→重症化・死亡リスク上昇…

自粛生活によって歩く機会が減り、趣味でスポーツをしていた方、ジムへ通うことが習慣だった方は、その機会が奪われてしまいました。読者の方にも思い当たるところがあるのではないでしょうか。

そのうえ、各種の制限による閉塞(へいそく)感などのストレスから、過食に走ってしまっている人が少なくありません。そもそも自宅でテレワークをしている人は、手を伸ばせばいつでも食べ物がある環境のため、食事量や間食が自然と増えてしまいます。

これらのさまざまな要因が重なり合うことで、多くの方が体重増加を加速させています。

パンデミックから身を守るための自粛生活が、肥満を呼び、重症化や死亡リスクの上昇へ……という流れを生んでいる、という実に皮肉な結果です。

肥満が体の“質”を変えていく

コロナ禍で短期的に体重が増加したとしても、また以前のような生活に戻れば、運動量が増えて元の体重に戻るのではないか──と考えた方がいるかもしれません。

しかし、厳しいことを言うようですが、「自粛で動かなくなったから太った。だから、また動けば痩(や)せられる……」というのは、甘い考えと言わざるをえません。

なぜなら、一度体重が増加すると、身体状態が以前とは大きく変わってしまうからです。簡単に言えば、「太る反応が起こりやすく、痩せる反応が起こりにくい」体に作り替えられてしまうのです。

カギを握るのは、「筋肉量」「ホルモン」です。

私たちの身体は、「使わないものは衰える」ようになっています。わかりやすいところでは、「お酒をよく飲んでいた人も、しばらく飲まないでいるとお酒に弱くなる」ことなどが当てはまります。筋肉も、使わないでいるとどんどん衰え、筋肉量が減っていきます。

写真=iStock.com/fabrycs
※写真はイメージです

つまり、運動量が減ると、筋肉量も減ってしまうのです。その体で筋肉量が多かったときと同じ運動をしても、消費するエネルギー量が少なくなっているために痩せづらくなっている、というわけです。

悪性脂肪の「内臓脂肪」が悪さをする

肥満が引き起こす体の質の変化は、もう1つあります。それは、腹部の内臓まわりにつく悪性脂肪である「内臓脂肪」の増加です。

内臓脂肪は運動量が減ったとき、比較的短時間に増えてくるのが特徴で、しかも「運動量を戻せば体重も戻る」を成り立たなくさせる大きな要因になるのです。

内臓脂肪は、ホルモンのような作用を持つ数種類の「アディポサイトカイン」という物質を分泌することで、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの効果を阻害することがわかっています。そのため、血糖値が上がりやすくなることから、さらにインスリンの分泌を乱発し、体の代謝を狂わせ、脂肪の燃焼を阻害して痩せづらくさせてしまいます。

アディポサイトカインの中には、血圧を上げたり、血管を詰まりやすくしたりする作用を持つものもあります。また、内臓脂肪に入りきらなかった脂肪が、今度は心臓、肝臓、膵臓(すいぞう)などの臓器に「異所性(いしょせい)脂肪」としてたまってしまうと、それらの臓器に炎症を引き起こすこともあります。

お腹まわりにつく脂肪は、単に見た目が悪くなるというだけでなく、病気に直結する危険度が高い、つまり、体重増加に伴い、さまざまな病気を発症するリスクが高まるということを頭に入れておいてください。

“糖質のストレス食い”で内臓脂肪が増大

内臓脂肪の増大をさらに加速させるのが、「糖質」の摂取です。

糖質を摂取すると体内の血糖値が上がり、それを下げるためのホルモンであるインスリンがドバドバと分泌されます。インスリンは体に脂肪をため込む作用を持つため、「肥満ホルモン」とも呼ばれています。

水野雅登『糖尿病の真実』(光文社新書)

つまり、糖質を摂取したら即、身体に脂肪がたまる反応が始まり、摂った糖質の量が多いほど、内臓脂肪は雪だるま式に増えていきます。

コロナ自粛の陰で、ストレスを抱えている人は確実に増えています。人は食べることでストレスを発散しようと過食に走りがちになりますが、このときに摂取するのは甘いものやラーメン、どんぶりなどの糖質過多な食べ物であることが多いのです。というのは、甘いものを摂ると心が落ち着く感覚が得られるためです。

これを裏づける研究として有名なのは、フロリダ州立大学の心理学者、マシュー・ゲイリオットとロイ・バウマイスターの実験です。彼らがさまざまな種類の自己コントロール実験を行いながら、血糖値の変化と意志力の相関関係を調べました。すると、血糖値が高いほど意志力が高まり、血糖値の下がり方が大きいほど意志力が低下することがわかったのです。

「太りやすい体」が引き起こす5つの落とし穴

私たちはストレスがかかると、糖質をとって血糖値を上げがちです。そして、実際に血糖値が上がると自制する力が高まり、ものごとがうまくいきやすくなります。

一方で、肥満ホルモン(インスリン)は大量に分泌されます。体脂肪を燃やす体の反応はストップし、せっせと体脂肪を増やす体の反応が始まります。

運動量の低下、いつでも食べ物が手に入る環境、ストレスによる糖質の過食。そして、結果、体重が増加することでますます“太りやすい体の質”に作り替えられていきます。その結果、次のような変化が表れやすくなります。

血糖値が上がる
血圧が上がる
中性脂肪やコレステロール値が上がる
肝臓の数値が上がる

急激な体重増加は、体を変質させ、体内で各種の数値異常を引き起こして、私たちを「要再検査」「要精密検査」に追い込みます。

自粛生活、テレワーク生活であっても、そうした悪い変化の“引き金”となる体重増加をスルーしてはなりません。体重が微増したときには即、食事や運動でエネルギーを微調整して、短期に戻すことが重要です。

微増・微調整の段階であれば、体がまだ本格的に変質していませんから、元に戻すことも難しくありません。ぜひ今日から体重増加への対策をスタートさせましょう。

以上引用終わり

今週のお知らせ 歯の構造について

今回は歯の構造について、ちょっとしたお勉強です。

知っておくと「なるほどそうゆう事か」と合点がいきます。どうして歯がしみるんだろう?どうして虫歯になると痛むんだろう?神経を取るとどうなるんだろう?知っておくと、知らない人に自慢げに説明できますよ。

歯の構造

写真(下図参照)は下顎前歯の研磨標本です。

歯髄―歯の真ん中にある歯髄腔にある軟組織で、神経、血管、リンパ管、結合組織からなります。いわゆる神経と言われています。触ると飛び上がるほどの痛みがあります。顎の骨の中を通って脳までつながっています。むし歯がエナメル質と象牙質を溶かし、むし歯菌が象牙細管を通して歯髄に侵入してくると痛みがひどくなります。放置すると、歯髄の中の白血球とむし歯菌が戦争します。その死骸が膿みです。膿がたまってくると内部の圧力が高くなりズキズキ痛くなり夜も眠れなくなります。

象牙質―歯髄を取り囲む硬組織です。歯髄から象牙細管(下図参照)を通じて水分、栄養分が補給されます。モース硬度は5~6です。歯髄と接しているので感覚があります。むし歯などの病変で、エナメル質が溶けたり欠けたりして象牙質がむき出しになると、しみたり違和感を感じるようになります。つまり、この時点で治療をしなさいよと言うセンサーの役割もあります。

エナメル質―象牙質の上部を覆っている硬組織です。歯髄とは接していなので感覚はありません。むし歯になっても、欠けても痛みはありません。硬さは水晶と同じぐらい(モース硬度7)で、その為硬いものでも痛みなくバリバリ噛んで食べることが出来ます。

セメント質―象牙質の下部を覆っている硬組織です。骨と線維性組織でつながっています。車のサスペンションのようにクッション性があります。モース硬度は4~5です。

研磨標本

 

象牙細管

今週のお知らせ コロナを2類から5類へ

Total News Worldから

木村盛世氏「コロナの5類相当への引き下げを行わない限り、日本は今の状況から抜け出せない」/季節性の通常のコロナウイルスに近い、いわば“新しいタイプの風邪のウイルス”だということがわかってきている

2021/8/12

目次

  1. 木村盛世氏「5類相当への引き下げ」を訴える
  2. 「コロナの5類相当への引き下げを行わない限り、日本は今の状況から抜け出せない」厚労省の元医系技官が訴え
  3. 木村医師も現状の対応について、「2類相当よりもっと高い、1類相当だ」との見方を示す。
  4. ネットの声
  5. 参考記事

木村盛世氏「5類相当への引き下げ」を訴える

「コロナの5類相当への引き下げを行わない限り、日本は今の状況から抜け出せない」厚労省の元医系技官が訴え

去年から5類への引き下げを主張してきた元厚生労働省医系技官で作家の木村盛世医師は「むしろこれを行わない限り、日本は今の状況から抜け出せない」と主張する。

「感染症というのは、逃げれば逃げるほど追ってくる。そして残念ながら、私たちと新型コロナウイルス感染症との付き合いは、それほど短い期間で終わるものではない。コロナだけに特化したり、“ゼロコロナ”を目指したりするような政策を続けていては、それ以外のところで命を落とす人が山ほど出てくる

主に政府の分科会や日本医師会が懸念を示したことで今に至っているが、医療現場や保健所等としては、“正直もうやっていられなくなった”ということだろう。

新型コロナウイルスというのはコロナウイルスの中でもSARSやMERSなど、2類相当するような致死性が非常に高いものではなく、むしろ季節性の通常のコロナウイルスに近い、いわば“新しいタイプの風邪のウイルス”だということがわかってきている。通常の風邪になるまでにはさらに時間がかかるだろうが、致死性を鑑みれば5類相当というのが多くの専門家の意見だし、より早い段階で引き下げが行われるべきだった」。

木村医師も現状の対応について、「2類相当よりもっと高い、1類相当だ」との見方を示す。

感染者数が増えてくれば、全てを把握しなければならない保健所が回らなくなってしまう。また、医療機関でも防護服に身を包んで陰圧室という特別な部屋で診ることが原則になっているし、患者を移動させる際にはいちいち消毒をし、濃厚接触者をチェックしなければならない。

さらに医療従事者に感染が起きた場合、周囲の医療従事者が仕事ができなくなるというくらい、ピリピリした感じになっていて、もし一例でも院内感染が起これば、社会から叩かれてしまう心配もある。(abema.tv引用、抜粋)

「コロナの5類相当への引き下げを行わない限り、日本は今の状況から抜け出せない」厚労省の元医系技官が訴え 【ABEMA TIMES】

新型コロナウイルス感染症の感染症法上の扱いが議論を呼んでいる。 同法では感染症を1~5類などに分類しており、入院や就業制限など、それぞれに実施できる措置等を定めている。新型コロナウイルスについてはこれまでSARSや結核など同じ2類相当としてきたが、季節性インフルエンザと同じ5類に引き下げることにつ…

分科会、日本医師会は、自分たちのために、5類相当に引き下げるのを、阻止しようと躍起だろうが、少しは日本国民の事を考えて欲しい、

午後0:21 · 2021年8月11日·Twitter for iPhone

ネットの声

  • その通りだと思う。感染者数はもういい。
  • 致死性と重症者数。インフルエンザ並みかそれ以下というのは明らかになってきている。
  • やっと、こういう声が取り上げられるようになってきた。
  • ウイルスである以上、毎年かかるし、毎年くる。この状態を続けるのなら一生、緊急事態宣言を続けることになる。
  • ベッド数を心配するならなおさら5類相当への引き下げが必要。

私の声

2類から5類に下げる案はコロナ禍の初めからありました。日本はどうゆうわけか欧米と比較して20分の1~30分の1しか患者が発生していません。その要因はBCGを打っているからだとか、民族的なものだとか言われていますが、今のところ判っていません。

世紀の疫病のように報道されていますが、それにしては私が知っている人に感染者は一人もいませんし、当然死者もいません。それなのに欧米と同じように扱ったのが失敗の原因だと思っています。

もし、コロナ陽性の患者さんが判らずに受診して後で判明したら、当院は2週間休診になります。大企業であればもっと大変なことになります。これは明らかにやり過ぎです。今からでも遅くないので5類にすべきです。

今週の症例 ミラクルデンチャー 下顎右765番左67番(5歯)欠損

作成用模型と完成したミラクルデンチャー

まず、右4番にキーを合わせます

次に、左5番にロックを合わせます

ミラクルデンチャーにはキーとロックと言う概念があります。キーは初めに合わせる部位、ロックは最後に合わせる部位です。外すときはロックを外します。

左5番にロックを合わせました

装着した状態です。上から見ると、ロックの金属が少し見えますが、口の中に入るとほとんど見えません。

装着

実際に患者さんの口に入れて合わせる時は必ず調整が必要になります。模型でぴったりにできていても、実際の口の中ではずれが出てきます。歯型を取って外すときに少しの変形があります。石膏を流して硬化するとき少しの変形があります。義歯を作るとき樹脂が硬化するときに少しの変形があります。少しの変形も積み重なると、完成した義歯は口の中に装着するとき、噛み合わせが高い又は低い、歯肉に強く当たる又は隙間がある、バネがきつい又は緩いなどを調整します。

ミラクルデンチャーとは

10数年前、大阪の中川先生が考案した新しい考え方の取り外し式の部分入れ歯です。

従来の入れ歯は、着け外しの時は上下に動かすものですが、ミラクルデンチャーは歯の状態により横方向からつけることがあります。また従来の入れ歯は、歯並びが乱れていると大変難しかったのですが、ミラクルデンチャーは歯並びが乱れているのをうまく利用してより安定したものになります。

研究会の会員は全国で約500人ぐらいですが、ミラクルデンチャーの調整が繊細なので、あまり熱心でない会員もいます。なので積極的に取り組んでいる会員はもっと少なくなります。私は会員になって8年経ちました。結構ベテランです。ミラクルデンチャーは、大阪にあるミラクルラボで作製されます。

「感染者数だけで判断すべきではない」現役医師が”五輪は有観客でやるべき”と訴えるワケ

2021年7月13日、コロラド州デンバー・クアーズフィールドで開催された第91回MLBオールスターゲームで、先発登板するロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手 – 写真=AFP/時事通信フォト

東京オリンピックが7月23日から始まる。感染対策のため、多くの競技が無観客で行われる見通しだ。医師の大和田潔さんは「日本のコロナ重症者は、5月26日の1413人をピークに減少を続け、400人弱まで減った。オリンピックの無観客開催は今すぐ見直すべきだ」という――。 【図表あり】「感染拡大」の一方で、重症者は減少傾向にある

■無観客オリンピックを見直すべき理由

東京オリンピックは無観客の方針になっています。 一方、私たちはこれからコロナの世界流行の状況があまり変わらない中でも有観客で開催される次の北京オリンピックの大成功を、遠くからながめることになるでしょう。そして1年延期して準備を重ねたにもかかわらず、無観客で終わるさみしい東京オリンピックと比較されることでしょう。

コロナ大流行中で行われた欧州サッカー選手権(EURO)は有観客で大成功、テニスのウインブルドン選手権(英国)は有観客・ノーマスクで大成功。さらに大リーグのオールスター戦(米国)もほぼ満員・ノーマスクで実施され、成功している様子をご覧になった方も多いでしょう。ホームランダービーでも盛り上がりました。  欧米では1日に数万人陽性者を出しながらも死亡者が少ないので、陽性者数を気にしない方針へ舵をきりました。そして、7月13日早朝に時事通信から「英、コロナ規制ほぼ全廃へ」という記事が配信されました。

一方日本では、専門家会議や医師会が状況を鑑みて「この状況でオリンピックをやる意味がわからない」といい「普通やらない」と否定的でした。小池百合子東京都知事が特別顧問を務める都民ファーストの会も、無観客を公約に掲げて都議選を戦い、選挙後も無観客の意向を貫いています。 皆さんもご覧になっている今年の高校野球やサッカー試合と同じくらいの有観客で、パブリックビューイングで国民がアスリートを夏の公園で見れたらいい、可能なら新国立競技場でもアルコールを楽しめたらいい、と計画していた東京都職員や中央政府も萎縮してしまいどんどん味気ないものになっていってしまいました。

最後には、オリンピック=政府=「国民の敵」のような構図にまでなってしまいました。聖火ランナーに水をかける人まで現れました。 私は、オリンピックの無観客方針は状況判断の誤りだと思っています。コロナ共生の時代になり、全体主義が終わったと考えています。有観客にして個人の責任で観戦したい人に門戸を開くべきだと思っています。

■ウイルス対策の失敗と誠意の欠如

私は、2つのことをずっと疑問に思ってきました。 一つ目は、日本のコロナ対策を先導する専門家会議、医師会、都知事がコロナウイルスの性質や状況判断を間違い続けていること。二つ目は、彼らが制限だけを政府に助言し、私たち国民に誠意や善意をもって有益な施策を打ち出さなかったことです。

さらに政府の新型コロナウイルス対策分科会の尾身茂会長は、15日の参院内閣委員会の閉会中審査で「人々の行動制限だけに頼る時代は終わりつつある」と述べました。緊急事態宣言への「慣れ」を問題視しているわけですが、「慣れ」ではなく、国民自身が状況を理解し、彼ら専門家のアドバイスに沿って出された緊急事態宣言の意味を見い出せなくなっただけに過ぎません。

前回記事で示したように、日本のコロナ感染状況は最初から「さざ波」でした。そんな状況を恐怖に変え、初期治療の紹介もせず、医療設計を怠って医療逼迫(ひっぱく)を放置しておきながら何を言っているんだろうと思っています。いまごろになって東京都医師会長がラジオで治療薬として期待されるイベルメクチンに言及する始末です。

高齢者がワクチンで守られ、死亡数が激減している状況になりました。だからこそ、今からでもオリンピックを有観客にして国民全体で盛り上げていくべきだと思っています。  その経験はいろいろなことに役に立つでしょうし、何よりも国民の士気や消費ムードに大きな良い影響をあたえて日本を復活に導くはずです。議論を重ね困難を乗り越え楽しい未来を紡ぐ大人たちを見ることは、若者たちにも良い影響があると思います。

■「感染拡大」の一方で、重症者は着実に減っている

連日、テレビでは「感染拡大が止まらない」とか「ワクチン接種率が低い」といまだに喧伝されています。しかし、実際は日本の陽性者数は数千人で、制限が撤廃された欧米の数十分の1、1日ごとの死亡者数も減少傾向が続いています。

ワクチン接種率が低いという議論もありますが、国によってコロナウイルスの被害は異なりますので国民全体への接種率は意味を持ちません。 被害を受けた世代が接種したかどうかが重要です。ワクチンは被害を減らす保険のようなもので、必要とされる高齢者接種によって十分機能しています。

日本では明確に高齢者に被害が集中していました。厚生労働省の『新型コロナウイルス感染症の国内発生動向(速報値、令和3年6月30日18時時点)』によると、80代以上の死亡率は50代の47倍、40代の100倍以上です。

全国各地で入院中、入所中の高齢者にまで接種が完了しつつありますから、ほぼ完了したと考えて良いと思います。この点からも、オリンピックの無観客方針が非科学的な政策決定であるかがうかがえます。  日本には様々なアドバンテージがありました。  昨年から私は自身のブログにもつづってきましたが、日本は自ら持っているアドバンテージを捨てて自滅の道を進んできました。何よりもウイルスに打ち勝とうとする積極策が一つもありませんでした。

以下はその一例です。

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  • コロナは国別に被害が異なり、日本の流行被害は比較的小規模であることを無視して恐怖をあおった
  • 無症状が多いウイルスであるが、PCR検査によるクラスター追跡で封じ込めを画策し破綻した
  • 国産のステロイド吸入、イベルメクチンを持っていたにもかかわらず、初期治療を行うことをしなかった
  • 初期診療設計を怠り、医療の逼迫を招いた
  • 全国の医療者でうまくやっているモデルを紹介していくことなどをしなかった
  • 国民どうしの接触をたち、自粛によって陽性者を減らす施策に傾倒したため人災となった

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■「感染者数」だけで判断してはいけない

「感染拡大」という言葉もしっかりと吟味する必要があります。政府やメディアでは、検査陽性者を「感染者」と呼んでいます。しかし、実際はその全員が「発症者」ではないのです。その点に触れず陽性者数を発症者のように「感染者数」と呼んで情報を垂れ流すのは狡猾(こうかつ)だと思います。

このウイルスは無症状の人が多く、陽性者数は調査数に比例します。熱や咳で医療機関に来た発症者を調べるインフルエンザの発症者数の計測と違います。

インフルの流行時期に、その無症状の人をクラスター追跡することはありません。私は、コロナはすでに日本全国に薄く無症状で広がっているので調査数に応じて陽性者数が認められるだろうと思っています。 素直にメディアから流れる情報を見れば東京の感染状況は、他県の数百倍から1000倍規模でコロナが大流行しています。他県は数人のところもあります。常識的に見て間違いでしょう。感染力の高いウイルスが東京にだけに1000倍も集中して流行することは考えづらいと思います。

なぜこんなことになるのか。調査件数が大幅に異なっていることが最大の原因です。 東京は1日あたり1万件以上検査が行われていますが、他の道府県は1日の検査数は数百件程度です。ちなみに東京の陽性者は20代~30代が中心です。これまでの統計では彼らは無症状や軽症の人々です。ゆえに東京では「感染が広がっている」一方で重症者も死亡者も減少しているわけです。連日報道される感染者数は、調査基準が異なり比較できないうえに被害に直結しない数字を示し続けているだけです。

■「若者にはワクチンは必須でない」その理由

軽症者や無症状者の若者の積み上げられた数を見て、小池都知事は「若者に感染拡大 感染対策とワクチン接種に協力を」と述べました。

(東京だけ突出して)陽性者数増大→若者に陽性者が多い→(被害増大がないことは無視)→東京の若者にワクチン接種増加のシナリオではないかと思ってしまいます。

私は、コロナウイルスで被害のない若者にはワクチンは必須でないと考えています。よく言われる副反応からではなく、必要がないことと症状なくウイルス感染した方が有利だと思っているからです。

ワクチンで得られる免疫は、S抗体と呼ばれる単一抗原に対してです。ウイルスそのものに感作されるとN抗体だけでなくウイルスのさまざまな部位に対していくつもの免疫を得ることができます。この獲得免疫の方が有益です。水疱瘡ウイルスのように軽症で済んでしまう若いうちにコロナウイルスに感染しておく方が、水疱瘡ウイルスと同様に有益だと私は思っています。

私たちのように兵隊として現場で働く医師たちは、何が患者さんに一番有益なのかを考えて診療しています。小児科の先生も内科の先生も弱毒ウイルス感染による「生ワクチン接種」の意味を良く知っているはずです。  町医者より、ウイルスを専門とする専門家会議は、なぜこういった有益な議論はしないでしょうか。

■「行動制限だけに頼れない」という専門家の驚きの発言

尾身会長が新型コロナ対策について「人々の行動制限だけに頼る時代は終わりつつある」と述べたとお伝えしました。今後は、ワクチン、検査、二酸化炭素モニター、下水分析などを追加していけば国民の理解が得られるかもとも述べました。

国民がこれまでやってきた休校、ステイホーム、3密回避、アクリル板、禁酒は「もう頼れない」ことになりました。そのため検査類を追加してやっていきたいとのことです。

私たちは、どんな時もマスクをし、商売を犠牲にして倒産を増やし、子供の教育を犠牲にし、失業と貧困を増やし、児童や女性の自殺者を増やしながらも全力で対策に協力してきました。

それを「もう頼れない」と言われたら普通は怒ります。国民の必死の努力が評価されず順位が下水分析ぐらいに下がった失礼な話だけでなく、科学的検査に投資してコロナウイルスの追跡を極限まで続けると言っています。

ここまでくると皆さんも「はぁ?付き合い切れない」と思われるのではないでしょうか。ウイルスの感染対策は、国民の被害を無くすことだったんじゃないでしょうか。下水をPCR検査してウイルスがゼロになるまで経済抑圧を続けるのでしょうか。

尾身会長は、新たな検査への投資をすると良いと述べています。全部税金です。私たち国民の自由は制約を受けたまま、意味のない検査に負債を広げる意見です。これでは、日本が滅んでしまいます。弱毒化し市中感染になったコロナのゼロを目指す予算を、がん治療や創薬、新規ワクチン開発などに投資する方が有益でしょう。

こういった人々が昨年から政府を動かし私たちの生活と経済を破壊してウイルスの実際の被害以上の人災になっていたのです。

■個人の自由を犠牲にする必要はなかった

私たちは、公共の利益のため自分を抑えよく頑張りました。若者も他のために多大な犠牲をしいられました。こういったものを全体主義といいます。

全体主義が必要なときは、個を犠牲にするほど危機が命に切迫しているときに限られるはずです。ところが、高齢者にワクチン接種もすすみ重症者や死亡者が激減するにしたがい国民は冷静になりつつあります。コロナウイルスは海外に比べると小さな被害だったことを冷静に振り返れるようになりました。

私たち現場の人間は昨年からそのことに気がついています。日本の人々を破滅から守りたい一心で、私自身、プレジデントオンラインでコラムをつづってきました。たとえ「異端者」と言われようが、真っ暗闇に閃光弾をあげる気持ちで情報発信を続けてきました。

時間が経過して「異端」ではなかったことが明らかになったでしょう。全体主義的な施策を続けるべき危機が存在したのかまで危うくなってきました。その状況でさらに「行動制限だけに頼る時代は終わり」の発言です。

■ゼロコロナは永遠に実現しない

人間は、不安になると権威にすがりたくなります。そして言われた通りにしていれば安全だと思って不自由でも、小さな安心と幸せを得るために「言いつけ」を守るようになります。

そして厳しい「言いつけ」があればあるほど頑張って守り抜き、より強固な安心を得ようとします。さらに権威者に指示されてもいないのに、違う行動を取ろうとする人々を罰するようにもなります。これは為政者に支配され、利用される不幸のスパイラルです。

「自分で考え自由を得て行動すること」は、少し勇気のいるチャレンジかもしれませんが不幸や破滅に陥らない大切なことです。専門家会議や医師会、都知事のこれまでの認識や、私たちに課された制約が誤りであったことは明らかです。「ゼロコロナ」の世界も荒唐無稽のことであることが国民の多数意見になったのではないでしょうか。

■オリンピックは有観客で実施するべきだ

国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は来日後、ほとんどの競技会場で無観客とすることが決まったことを受け、選手たちに「五輪の無観客開催に理解求める動画メッセージ」を伝えました。

このような世界潮流から外れた島国の中で、なんとかして大会を開こうと思ったのでしょう。感染対策やウイルスへの恐怖が世界基準で見ると荒唐無稽のものであっても、大会を行いたいという気持ちの表れだと思います。幸いバッハ会長は、今でも有観客での開催を望んでいるようです。

それに呼応するように、テニスのジョコビッチ選手も、オリンピック参加を表明しました。有観客の中で繰り広げられる熱戦を、皆さんも観戦したいと思いませんか?他の競技も、超一流選手たちが日本にやって来てくれます。 先述の通り、日本よりコロナ被害が大きい欧米では、ノーマスクによる有観客のスポーツ大会が既に行われています。野球もサッカーも有観客ですし、夏の高校野球ではブラスバンドによる応援が可能で、2年ぶりに復活した地域もあります。被害が少ないはずの日本で、なぜオリンピックは有観客が実施できないのでしょうか。大きな矛盾です。専門家委員会、医師会、都知事の誤った判断は、日本のコロナ対策に矛盾を生じ政府と国民が迷走することになりました。

政府のコロナ分科会などの専門家は、私たち国民の努力に「頼れない」と発言しました。転向ともいえる発言です。彼らの対策の延長線上に私たちの未来はやってこないでしょう。

政府と国民に正しい判断を与えて、復活の序曲を奏でてくれる新しい感染対策チームが必要です。私たち国民を頼れないのなら、私たちの方で相互信頼できる人々にすべきでしょう。国民や政府のために存在するアドバイザーだからです。

今からでも遅くありません。有観客のオリンピックに戻して日本を復活に導き、豊かな国にしていきましょう。大人がまずこの困難を乗り越えなくてはいけません。その姿を見て、若者も勇気づけられるはずです。みんなで希望を持てる国にしていきましょう。

———- 大和田 潔(おおわだ・きよし) 医師 1965年生まれ、福島県立医科大学卒後、東京医科歯科大学神経内科にすすむ。厚労省の日本の医療システム研究に参加し救急病院に勤務の後、東京医科歯科大学大学院にて基礎医学研究を修める。東京医科歯科大学臨床教授を経て、秋葉原駅クリニック院長(現職)。頭痛専門医、神経内科専門医、総合内科専門医、米国内科学会会員、医学博士。著書に『知らずに飲んでいた薬の中身』(祥伝社新書)、共著に『のほほん解剖生理学』(永岡書店)などがある。 ———-

医師 大和田 潔

今週の症例 ミラクルデンチャー 下顎右7番左67番(3歯)欠損

作成用模型と完成したミラクルデンチャー

まず左4、5番にキーを合わせます

次に、右6番にロックを合わせます

ロックを合わせました。

ミラクルデンチャーにはキーとロックと言う概念があります。キーは初めに合わせる部位、ロックは最後に合わせる部位です。外すときはロックを外します。このキーとロックが合えば、義歯の安定はほぼ問題が無くなります。

装着

実際に患者さんの口に入れて合わせる時は必ず調整が必要になります。模型でぴったりにできていても、実際の口の中ではずれが出てきます。

歯型を取って外すときに少しの変形があります。歯型に石膏を流して硬化するとき少しの変形があります。義歯を作るとき樹脂が硬化するときに少しの変形があります。少しの変形も積み重なると、完成した義歯は口の中に装着するとき、噛み合わせが高い又は低い、歯肉に強く当たる又は隙間がある、バネがきつい又は緩いなどが生じます。

この症例の場合調整して終了するまで約30分かかりました。次回は実際にご飯を食べて出来るだけ早く(出来たら次の日)調整をします。そして、1週間後にもう一度調整をして終了になることが多いです。ミラクルデンチャーは比較的小ぶりで異物感が少なく、残っている歯と一体化するので安定感があり、よく噛めます。

比較 従来の上顎義歯 7654|4567欠損

今週の症例 ミラクルデンチャー 上顎右7654番左4番(5歯)欠損

作成用模型と完成したミラクルデンチャー

まず、右3番にキーを合わせます

次に、左7番にロックを合わせます

ロックを合わせました。ミラクルデンチャーにはキーとロックと言う概念があります。キーは初めに合わせる部位、ロックは最後に合わせる部位です。外すときはロックを外します。このキーとロックが合えば、義歯の安定はほぼ問題が無くなります。

装着

実際に患者さんの口に入れて合わせる時は必ず調整が必要になります。模型でぴったりにできていても、実際の口の中ではずれが出てきます。歯型を取って外すときに少しの変形があります。歯型に石膏を流して硬化するとき少しの変形があります。義歯を作るとき樹脂が硬化するときに少しの変形があります。

少しの変形も積み重なると、完成した義歯は口の中に装着するとき、噛み合わせが高い又は低い、歯肉に強く当たる又は隙間がある、バネがきつい又は緩いなどが生じます。

この症例の場合調整して終了するまで約1時間半かかりました。ロックがかかる左7番の変形が大きく、調整の時間が長くかかりました。次回は実際にご飯を食べて出来るだけ早く(出来たら次の日)調整をします。そして、1週間後にもう一度調整をして終了になることが多いです。

ミラクルデンチャーは比較的小ぶりで異物感が少なく、残っている歯と一体化するので安定感があり、よく噛めます。

比較 従来の上顎義歯 7654|4567欠損

今週のお知らせ 新型コロナの重症化を予防するは口腔衛生にあり

以前、歯周病が進行した人は、歯周病細菌が炎症を起こしている歯肉から血管に侵入して、全身を駆け巡る。新型コロナのウィルス性肺炎の後、続いて起こる細菌性肺炎に歯周病細菌がかかわっている可能性が高い。

細菌性肺炎を防ぐことが出来れば重症化しないと言われています。その為、重症化を防ぐためには歯周病の治療と歯磨きなど(歯垢除去、歯肉マッサージ)の口腔衛生が大変重要であるとのお知らせをさせていただきました。今回はまた口腔衛生に関する新しい知見が報告されました。

以下引用

コロナウイルス 口の中で増殖
アメリカ研究チームが発表

ワールド

2021年6月28日 月曜 午後4:06

緊急事態宣言が解除され、増加傾向にある東京の新型コロナウイルスの感染者。

こうした中で、アメリカのノースカロライナ大学などの研究チームが、気になる研究データを発表した。それは、「新型コロナウイルスは、口の中で直接感染する」というもの。

これまで、目や鼻、そして口の粘膜に付着して、そこからさらに、肺などの細胞に侵入して感染することはわかっていたが、今回新たに口の中、ほっぺの内側や歯茎、舌の細胞にも新型コロナのウイルスが直接感染して、口の中で増殖してしまうということがわかったという。

研究では、無症状の患者であっても、唾液から3週間以上ウイルスが検出された例や、また、味覚・嗅覚の異常を訴えている患者の唾液からはウイルスが見つかりやすいという傾向もあったという。

この結果から、口の中が唾液を通じて他人に感染を広げてしまう、すなわち、口の中が「培養装置」になってしまっているという指摘。

わたしたちが日々できることは何なのか、日本歯科大学附属病院の口腔外科の小林隆太郎教授に聞いた。

うがいと歯磨きの徹底だという。

口の中に汚れがある人ほど、ウイルスが直接、口の中の細胞にくっつきやすくなるということで、日ごろから口の中を清潔にしておく。マスクでふたをするのも大事で、口の中自体を清潔に保つ。

うがいは、水のうがいで十分だというが、のどをガラガラとやるうがいだけではなくて、まずは口の中でクチュクチュとうがいをして、ペッとしたあとで、ガラガラうがいをすることが効果的だという。

感染拡大を防ぐために、口の中の衛生管理を徹底するほか、定期的な歯医者さんでのケアも心がけてほしいという。

以上引用終わり

新型コロナについて知っていますか?

日本国内では、6月末時点での累積死者数は約15.000人弱です。別の原因で亡くなった時にPCR検査で陽性であれば死者数に数えられますので、直接の死因を調べたらもっと少なくなると言われています。と言うことであれば、死者数は以前のインフルエンザとあまり変わりません。

日本の新型コロナは欧米の20分の1~30分の1です。

内閣官房参与の高橋洋一さんが「日本はさざ波、笑笑」と発言して参与を辞職されました。言葉の選び方に多少問題があったとしても言っている内容は的を射ていたと、私は思います。

日本の死者数の9割以上が60代から上の世代です。そのうち約4割が高齢者施設に入居している方です。あとは、基礎疾患がある方、心疾患、腎疾患、肝臓疾患、呼吸器疾患、糖尿病などの患者さんです。

基礎疾患のない健康な方も少ないですが重症になったり亡くなられていますが、何らかの形で免疫力が落ちている方ではないかと私は疑っています。

例えば、スポーツ選手が重症化することがあります。体を鍛え、技術を高め、いかにも健康そのものだと思っていませんか?しかし、競争に対する精神的ストレスにさらされ、体を鍛えすぎると実は免疫力は下がってしまうのです。水泳の池江里佳子選手が白血病になりましたが、鍛えすぎたため免疫力が下がったことが原因ではないかと、私は疑っています。

K1の選手のアンディ・フグ選手も若くして白血病で亡くなっています。極真空手の創始者・大山倍達氏は自伝の中で「私は若いころ鍛えすぎて内臓がボロボロで長生きできないとお医者さんから言われています」と書いています。70歳で病没されました。

また、ジャンクフードやコンビニ弁当ばかり食べて炭酸飲料をよく飲む方は栄養失調になります。

私が治療していた20代の男性患者さん、ある時治療中断されました。しばらくして来院されましたが、足がしびれて歩けなくなったので入院して1週間点滴して治ったとのことでした。病名を聞いたところ判らなかったそうです。つまり原因不明だそうです。そこで、私は食事について聞いてみました。「食事はセブンイレブンのお弁当、飲み物はコーラが1番うまい」と言われました。

これは明らかにビタミンB1欠乏症です。いわゆる「脚気」です。ビタミン剤をお勧めしました。「江戸患い」とも言います。江戸時代に殿さまが参勤交代で江戸に行くと白米を食べるのでビタミンB1欠乏症になり病気になります。地元に戻ると白米は食べず玄米や雑穀を食べるので健康を取り戻すのです。徳川14代将軍家茂がビタミンB1欠乏症で若くして亡くなったのは有名です。明治の陸軍では白米のご飯を食べさせると宣伝して兵隊を募集しましたが、ビタミンB1欠乏症で大変なことになりました。

また、新型コロナ感染重症者の味覚異常は亜鉛不足が指摘されています。

亜鉛が豊富な食べ物は、特に多いものとしては牡蠣、あわび、たらばがに、するめ、豚レバー、牛肉、卵、チーズ、高野豆腐、納豆、えんどう豆、切干大根、アーモンド、落花生などです。

ほかにもいろいろな栄養失調があります。基礎疾患がない若くて元気な人やスポーツマンが重症化したニュースが時々出ますが、その人の背景を探っていくと栄養失調や進行した歯周病が潜んでいるのではないかと、私は思うのです。

逆に言えば、栄養を考えた食事(新鮮な素材を自炊する)、歯磨きをきちんとして、酒たばこは控えめに、精神的ストレスをうまく解消して、時々楽しく運動していれば、それほど怖がる病気ではないように思います。でもそれが結構難しかったりしますがね。

今週の症例 歯根嚢胞(右上顎2番)

女性 57才

他の歯科医院で治療中で、セカンドオピニオンを希望され来院されました。むし歯が大きかったのでしょう、歯冠は削られてすでにありません。歯根のみ残っています。レントゲンでは歯根の周りに大きな歯根嚢胞が認められます。

歯根嚢胞とは、根管治療がうまくいかなかった場合根管の中の細菌が骨に侵入して骨を溶かし、歯根の周りに袋状に骨が溶けて、膿などの液体がたまる病気です。根管治療がなされていますが、根管の先端に根管治療用の針が折れて残っています。この状態では根管の細菌を死滅させることはできません。

治療方針は

  1. 針を除去して根管治療、根管充填する。
  2. 歯根嚢胞は大きいので摘出術を行う。と言う事になります。

根管治療

根管充填の材料は除去しましたが、針がまだ残っています。

根管治療 2回目

針が根管の先から嚢胞の中に出ています。本当は根管を拡大して取り出すほうがいいのですが、余りそれにこだわると根管を削り過ぎて歯が弱くなります。

今回は、嚢胞摘出術を行うのでその時に除去するので全く問題はありません。根管が開通したので嚢胞の中の膿が根管を通してどっと出て来ました。クリーム色の膿が流れ出ています。

嚢胞摘出術及び根管充填、針除去

感染予防のため1日前から抗菌剤を飲んでもらい嚢胞摘出術を行いました。根管充填を行い、根尖を封鎖しました。除去した針は約3mm折れていました。半年ほどすると骨が回復してきます。その時また報告したいと思います。